
インフラエンジニアの仕事内容を知りたいな。
興味はあるんだけど、イマイチ仕事内容がわかりにくい…
プログラマーとどう違うの?
きついところとかも知っておきたいな。
自分にやっていけるんだろうか…?
あと、もし転職するなら、なんか勉強しといた方がいいこととかある?
もしインフラエンジニアで成長できたら、どんな未来になるんだろう?
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- そもそもITインフラとは何かわかる
- インフラエンジニアの仕事内容がわかる
- インフラエンジニアのやりがいや魅力がわかる
- インフラエンジニアのきついところがわかる
- インフラエンジニアに必要なスキルがわかる
- あなたがインフラエンジニアに向いている人かわかる
- インフラエンジニアに転職する前に勉強した方がいいことがわかる
- 未経験からインフラエンジニアに転職する方法がわかる
- インフラエンジニアで成長していった未来の姿がわかる
僕、佐藤誠一は「全国職業相談センター」という相談窓口で、3000人以上の転職相談にのってきました。

インフラエンジニアの仕事内容を詳しく教えてください。
という質問は、まぁまぁありました。
この記事では、インフラエンジニアの仕事内容を解説します。
未経験の人でもわかるように、できるだけ噛み砕いて解説するのでわかりやすいかと。
あなたがインフラエンジニアに向いているか適職診断もできるので、転職の情報収集に役立つと思います。
あなたがインフラエンジニアとして成長していった場合の未来予測もしてみたので、人生設計の参考にもなるかなと。
今回の転職に失敗したくない人は、最後まで読んでみてください。
目次
【そもそも】ITインフラとは→インターネットのことです

そもそも、ITインフラって何なの?
結論、ITインフラとはインターネットのことだと思ってください。
※厳密にはもっと細かいんですが、最初はこんな感じの認識でOK。
問題なくインターネットが使えるようにしているのが、インフラエンジニアです。
【よくある疑問】インフラエンジニアとプログラマー・SEの違い

インフラエンジニアとプログラマーとかシステムエンジニアって、何が違うの?
結論、作ってるものが違います。
- インフラエンジニア:インターネットを作ってる
- プログラマーやSE:アプリ、Webサイト、ITシステムなどを作ってる
アプリ、Webサイト、ITシステムを作っても、ネットと繋がってないと動きませんよね。
なので、プログラマーやSEだけではITを便利に使えないんです。
インフラエンジニア・プログラマー・SEの関係は、よく「家」に例えられます。
家を作っても、電気・ガス・水道などの「インフラ」がないと生活できません。
ITのインフラは「インターネット」であり、インターネットを作るのがインフラエンジニアです。
ちなみにインフラエンジニアとプログラマーの違いは、インフラエンジニアとプログラマーどっちに転職するか【違いを解説】に詳しくまとめたのでどうぞ。
インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアって、具体的にどんな仕事をするの?
インフラエンジニアの仕事内容をキャリア順に並べると、下記のような感じです。
- ヘルプデスク【超未経験者】
- 監視業務【初心者】
- 運用・保守【中級者】
- 構築【中級者】
- 設計【上級者】
- スペシャリスト【超上級者】
- マネージャー【超上級者】
- コンサルタント【超超上級者】
1つずつ解説しますね。
※ちなみに、インフラエンジニアのキャリアパスについては、インフラエンジニアのキャリアパスを未経験者向けにわかりやすく解説で詳しく解説してます。
ヘルプデスク【超未経験者】
ヘルプデスクは、お客様対応のコールセンターです。
ITインフラを提供したお客様から、下記のような連絡が入るので対応する感じ。
- ネットが繋がらない
- 不具合が起きた
- クレーム
ヘルプデスクは、お客様の状況や要望をヒアリングして、担当につなぐ仕事です。
コールセンター業務なので、超未経験者でもできる仕事ですね。
※マニュアルがあるので、割とできてしまいます。

ちなみに、ヘルプデスクの年収は250万円くらいです。
ヘルプデスクのメリットとデメリット
ヘルプデスクのメリットとデメリットは下記のとおり。
メリット | デメリット |
完全な未経験でもできる
ITインフラの勉強になる マニュアルがあるので簡単 |
クレームがきつい
全然エンジニアっぽくない 電話が苦手だと辛い |
結論、ヘルプデスクは「インフラエンジニアの入り口」でしかないので、空き時間で勉強して次のキャリア「監視業務」に進みましょう。
いつまでもヘルプデスクをやっていると、インフラエンジニアになれません。

後述しますが、CCNAという資格をとってから転職すると、ヘルプデスクを飛ばして監視業務からスタートできる会社もあります。
監視業務【初心者】
監視業務は、ITインフラが正常に稼働しているかチェックする仕事です。
何も問題なければやることはないですが、もし「ネットが繋がらない」などトラブルが発生したときに対応します。
マニュアルがあるので、業務自体はそんなに難しくありません。
サーバーの実機を相手に仕事をするので、この「監視業務」あたりからようやくインフラエンジニアっぽい仕事ができます。
監視業務の年収は300万~350万円くらい。
ちなみに監視業務の詳細は、インフラエンジニアの夜勤の仕事内容【夜勤なしで働く2つの方法】がわかりやすいと思います。

監視業務は夜勤もあります。
夜間であっても、ITインフラは正常に稼働しないといけないからです。
運用・保守【中級者】
運用・保守は、ITインフラを正常に稼働させるための作業を行う仕事です。
運用と保守の仕事内容は下記のとおり。
運用 | 保守 |
システムのバージョンアップ作業
社内のアカウント管理 サーバー内の情報のバックアップ サーバーやネットワークのセキュリティ管理 ログインの自動化設定 権限の設定 障害発生時の履歴のチェック システムのログを取る ヘルプデスク |
サーバーやネットワークの監視
データ容量やCPUの使用率の監視 急激なアクセス増の監視や対応 サーバーやネットワークの障害対応 サーバーの負荷を分散する作業 ハードウェアの障害対応 ソフトウェアのバグ対応 障害箇所の発見 アプリケーションの障害対応 外部業者への連絡 |
※一部「監視業務」とカブるところもあります。

なんだかよくわからない…
と思うかもですが、現段階ではなんとなく知っておけばOK。
なぜなら、未経験から転職していきなり運用・保守の仕事はできないから。
キャリアアップしていくと、上記のような運用・保守の仕事をやると思っていてください。
ちなみに、運用・保守の年収は年収400万~450万円です。
運用・保守のさらに詳しい仕事内容は、インフラエンジニアの運用保守の仕事内容【必要なスキルと勉強方法】にまとめたので、参考にどうぞ。
構築【中級者】
構築は、実際にITインフラを作る仕事です。
新規のITインフラの場合、最初に構築作業をしないことには始まりません。
具体的な仕事内容は下記のとおり。
- サーバー設置場所に機器を運ぶ
- サーバー機器を組み立てる
- 周辺機器の取り付け・配線
- ソフトウェア(OSなど)のインストールと設定
- ネットワークの設定(LAN・WANなど)
- セキュリティ設定
- 動作確認・負荷テスト
難しく見えるかもですが、あなたがパソコンを買うときと似てます。
- パソコンを買ってくる
- パソコンを立ち上げる
- 初期設定を行う
- ネットをつなぐ
- 必要なソフトやアプリをインストールする
- ウイルスソフトをインストールする
- 実際に動かしてみる
参考までに、構築で扱う機器は下記のとおりです。
- サーバー:メールサーバーやWebサーバーなどの機器
- ルータ:ネットワークをつなぐ機器
- スイッチ:データの転送経路を作る機器
- ストレージ:データを保存する機器(ハードディスクなど)
- ロードバランサー:複数のサーバーへの通信負荷を分散する機器
- ファイアウォール:アクセス制限をする機器

何がなんだかワカラナイ…
と思うかもですが、現段階ではなんとなく知っておけば十分です。
※いきなり構築の仕事はできないから。
キャリアアップしていくと、いずれ上記のような仕事をすると思っていてください。
構築業務の年収は500万円くらいです。
ちなみに構築の仕事内容は、インフラエンジニアの構築の仕事内容【運用保守→構築にいく5つの方法】に詳しくまとめています。
設計【上級者】
設計は、新規でITインフラを作るときに「どんなITインフラにするか」を考える仕事です。
何事もそうですが、設計図がないと作れないですからね。
設計のおおまかな仕事の手順は下記のとおりです。
- お客様のヒアリング
- 要件定義
- 設計書の作成
- お客様に提案
1つずつ解説します。
【設計の手順①】お客様のヒアリング
まずは、お客様にヒアリングを行います。
ヒアリングしないと、どんなITインフラを作ればいいかわからないから。
ここでは質問力も重視されます。
お客様はITインフラのプロではないので、お客様の要望を聞くだけではなく、潜在ニーズにも気づく必要があります。
※潜在ニーズ:お客様が気づいていないニーズや、あると便利な仕様のこと。
【設計の手順②】要件定義
ヒアリング結果をもとに、要件定義を行います。
要件定義とは、「お客様の要望を叶えるための条件」だと思ってください。
具体的には、下記などを考慮して要件定義を行います。
- お客様の業態
- 業務内容
- 今、不便に思っていること
- あると便利なこと
- 同業他社が使っているインフラ事例
「なんのためにこのITインフラを作るのか」みたいな大きな概念も、この要件定義で決めていきます。

現段階では「ふ~ん」くらいでOKです。
設計業務は上級者向けなので。
【設計の手順③】設計書の作成
要件定義を元に、細かく設計して設計書を作ります。
設計に必要なものは、ざっくり下記のとおり。
- 全体像の設計
- 使いやすさ
- 見た目
- サーバー負荷の検証
- 負荷の分散
- 必要な機器
- 機器のつなげ方(LAN・WANなど)
- 必要な容量
- IPアドレス
- 必要なアプリ
- データベース(情報の保管)
- ネットワーク(ネット回線)
- データセンターの手配
- セキュリティの設計
- メールやログイン設計
これらを考えて、設計書にまとめます。
【設計の手順④】お客様に提案
設計書ができたら、お客様に提案を行います。
このとき必要なのは、プレゼンテーション能力。
お客様はITインフラのプロじゃないので、難しい言葉はわかりません。
初心者でもわかるようにプレゼンすることが重要です。

GOサインが出たら、先ほどの構築業務の人とチームを組んで、実際にITインフラを作っていく感じです。
設計の年収は600万~700万円くらい
設計の年収は、年収600万~700万円くらいです。
この辺までくると、けっこう稼げますね。
ちなみに、設計にいくまでの期間は7~8年くらいです。
※もちろん会社のキャリアアップ制度や、本人のスキルによって変わりますが。
スペシャリスト【超上級者】
スペシャリストは、一流のスポーツ選手みたいなものです。
「プレイヤーの最高峰」みたいな感じですね。
このレベルまでくると、プログラミングなど別ジャンルに挑戦するエンジニアもいます。
スペシャリストになると、年収は800万円くらいです。
マネージャー【超上級者】
スペシャリストが一流選手なら、マネージャーは監督だと思ってください。
※スペシャリストかマネージャーに進路が分かれるイメージです。
マネジメントをやりたい人は、マネージャーを目指しましょう。
年収は700万~800万円です。
コンサルタント【超超上級者】
インフラエンジニアの最高峰はコンサルタントと言ってもいいでしょう。
コンサルタントの多くは独立しており、フリーランスで仕事をしています。
ざっくりとした仕事の手順は下記のとおり。
- 企業からITインフラの相談をされる
- 全体の構想を考える
- インフラ会社と組んでプロジェクトを進める
営業っぽい感じもありますね。

独立してるので年収は人それぞれですが、年収1000万円以上を稼ぐコンサルタントもいます。
【ちなみに】インフラエンジニアの種類
ちなみに「インフラエンジニア」と一口にいっても、下記のような種類があります。
※「インフラエンジニア」とは、下記の総称だと思ってください。
- サーバーエンジニア:サーバー担当
- ネットワークエンジニア:ネット回線担当
- データベースエンジニア:データ管理担当
- セキュリティエンジニア:ウイルスや不正アクセスから守る
- カスタマーエンジニア:お客様のサポート
- クラウドエンジニア:クラウドサーバー担当
それぞれ専門分野が違うので、厳密にいうと違うエンジニアです。

最初はどれを目指せばいいの?
好みもありますが、こだわりがないなら「ネットワークエンジニア」がおすすめ。
なぜなら、求人が多いから。
インフラエンジニアの種類については、インフラエンジニアの4つの種類【ネットワークエンジニアを目指そう】に詳しくまとめてます。

まずはどのエンジニアを目指すか考えてみてください。
インフラエンジニアのやりがいや魅力

インフラエンジニアのやりがいとか魅力も知りたいな。
結論、インフラエンジニアはかなりやりがいと魅力がある仕事です。
1つずつ解説しますね。
インフラエンジニアの平均年収は500万円【ぶっちゃけ稼げる】
インフラエンジニアの平均年収は500万円くらいです。
しかも、安定してるのが大きな魅力。
今の時代、インターネットがない世界は考えられないですよね。
インターネットを作るのがインフラエンジニアなので、収入は超安定です。
インターネット=ITインフラであり、電気・ガス・水道と同じ。
電力会社・ガス会社・水道局が安定しているのと一緒で、ITインフラを作ってるインフラエンジニアも安定してる感じです。
キャリアアップしていけば、高いところで年収が安定しますよ。
ちなみにインフラエンジニアの年収については、インフラエンジニアの平均年収は500万円【未経験から最短で稼ぐコツ】に詳しくまとめてます。

ただし、キャリアアップしないと、年収は低いままです。
安定して稼ぎたいなら、勉強してキャリアアップしていきましょう。
インフラエンジニアの将来性は明るい
結論、インフラエンジニアの将来性はかなり明るいです。
なぜなら、インターネットがなくなることは考えにくいから。
今後はさらにインターネットサービスが発展していくので、将来性は問題なしです。
インフラエンジニアはオワコンと言われてる理由

でも、ネットで「インフラエンジニアはオワコン」って言われてるの見たよ?
将来性は大丈夫なの?
結論、インフラエンジニアはオワコンではありませんが。
オワコンと言われてる理由は、サーバーの種類が変化しているから。
- 従来:サーバー(実機)を設置していた
- これから:クラウドサーバーが主流
「インフラエンジニアはオワコン」と言われてるのは、従来型のサーバーの話ですね。
※従来型のサーバーは場所も必要でコスト高なので、クラウドに変化してる。
対策はシンプルで、クラウドの勉強もしていけばOK。
幸い、従来型のサーバーの仕事はまだまだ多いので、従来型のサーバーの仕事をしながら、空き時間でクラウドの勉強をすればいいだけです。
インフラエンジニアは技術職なので、継続的な勉強は必須。
この辺のサーバーの変化については、インフラエンジニアの将来性【AIに仕事を奪われるけど問題なしです】で詳しく解説してます。
その他、インフラエンジニアのやりがいや魅力

他に、インフラエンジニアのやりがいとか魅力ってある?
結論、下記もやりがいや魅力です。
- 手に職がつく
- 給料が安定している
- スキルが身につけば年収も上がる
この辺の詳細は、インフラエンジニアのきついところ5選【ただし人生は安定します】で詳しく解説してます。

インフラエンジニアスキルを身につけてしまえば、食いっぱぐれはないと思っていいかと。
【ちなみに】インフラエンジニアのきついところ

反対に、インフラエンジニアのきついところも知りたいな。
インフラエンジニアのきついところは、下記の5つです。
- 夜勤がある
- 連休が仕事になることアリ
- 急な障害対応で休日出勤あり
- サーバールームが寒い
- 継続的に勉強が必要
この辺の詳細も、インフラエンジニアのきついところ5選【ただし人生は安定します】にまとめたのでどうぞ。

きつい部分も知った上で、慎重に検討してください。
インフラエンジニアに必要なスキル

インフラエンジニアに必要なスキルって何?
結論、インフラエンジニアに必要なスキルは下記の11個です。
- ネットワークのスキル
- サーバーのスキル
- セキュリティのスキル
- クラウドサーバーのスキル
- プログラミングのスキル
- 構築スキル
- 設計スキル
- コミュニケーションスキル
- ヒアリングスキル
- プレゼンスキル
- プロジェクトマネジメントのスキル

マジで…?11個も必要なの?
と思うかもですが、いきなり上記11個のスキルは不要。
徐々にスキルを身につけていけばOKです。
【大丈夫】最初に必要なスキルは2つだけ

未経験者にはどんなスキルが必要なの?
結論、最初は下記の2つのスキルだけでOKです。
なぜなら、もっとも基礎的なスキルだから。
- ネットワークのスキル
- コミュニケーションスキル
できれば、転職前にこの2つの基礎を身につけておくと、仕事がスムーズです。
この2つのスキルを転職前に身につける方法は、インフラエンジニアに必要な11のスキル【スキルの身につけ方も解説】で詳しく解説してます。

インフラエンジニアに必要なスキルの全体像もわかるので、転職前の情報収集にどうぞ。
あなたはインフラエンジニアに向いている人なのか診断

ところで、僕はインフラエンジニアに向いてるんだろうか?
もし向いてないなら、転職しない方がいいかなぁ…?
結論、インフラエンジニアに向いている人の特徴は、下記の11個です。
6つ以上に当てはまればインフラエンジニアに向いてるかと。
あなたがいくつ当てはまるか数えてみましょう。
- ロジカルシンキング(論理的思考)ができる人
- 機械が好きな人
- 細かい部分に気づける人
- 効率化を求める人
- コミュニケーションスキルが高い人
- 冷静な人
- もくもくと取り組む仕事が好きな人
- 夜勤OKの人
- 寒さに強い人
- あまり残業したくない人
- 手に職をつけて安定して稼ぎたい人
この辺の詳細は、インフラエンジニアに向いている人の11の特徴【適性検査してみよう】を参考にどうぞ。

もし向いてるなら、さっそく転職の準備を始めてみましょう。
インフラエンジニアに転職する前に勉強した方がいいこと【CCNAです】

どうやら僕はインフラエンジニアに向いてるみたいだから、本格的に転職を考えてみようかなぁ…
でも、転職前になんか勉強しといた方がいいことってある?
結論、転職前に「CCNA」という資格を取得しちゃうのがおすすめ。
理由は下記の4つです。
- 未経験でも大手のホワイト企業に転職しやすいから
- スタートの年収が高いから(CCNAなし:約250万円、CCNAあり:300万~350万円)
- 夜勤なしで働ける可能性があるから(会社による)
- ヘルプデスクと飛ばせる可能性があるから(会社による)
1つずつ解説しますね。
【メリット①】未経験でも大手のホワイト企業に転職しやすいから
CCNAは「インフラエンジニアの登竜門」と言われる資格で、基礎知識があると証明できます。
なので、CCNAをもってない未経験者と比較されたとき、圧倒的に転職が有利。
大手のホワイト企業でも「CCNAをもってる人を採用したい」と思ってるので、未経験でも大手ホワイトに転職できます。
できるだけ働きやすい環境が良いなら、CCNAを取得しちゃった方が良いかと。
この辺は、インフラエンジニアがホワイト企業で働ける5つの理由【求人の探し方】も参考になるかなと思います。

中小のインフラエンジニア会社には、一部ですがブラック企業があります。
ブラックを避けたい人は、CCNAを取得しておく方が無難。
【メリット②】スタートの年収が高いから
未経験者でも、CCNAがあればスタートの年収が高めです。
- CCNAなし:約250万円
- CCNAあり:300万~350万円
年収が高くなる理由は下記の3つ。
- 条件の良い会社に転職できるから
- 条件が良い現場に配属されるから
- 資格手当をもらえるから
結論、最初から稼ぎたい人は、CCNAを取得しておきましょう。
この辺は、インフラエンジニアの平均年収は500万円【未経験から最短で稼ぐコツ】でも詳しく解説してます。

未経験からインフラエンジニアに転職して、最速で稼ぐ方法がわかります。
【メリット③】夜勤なしで働ける可能性があるから
近年は、CCNA保有者に夜勤をさせない会社が増えてます。
わかりやすくいうと「特別扱い」ですね。
CCNA保有者は不足してるので、企業は少しでも良い条件を提示しようとします。
その1つとして「夜勤なし」という条件の会社が増えてる感じ。
どうしても夜勤をやりたくない人は、CCNA取得がおすすめです。
ちなみにインフラエンジニアの夜勤の実態は、インフラエンジニアの夜勤の仕事内容【夜勤なしで働く2つの方法】にまとめてます。

ただし、夜勤は「何もなければヒマ」「夜勤手当てがつく」などのメリットもあります。
【メリット④】ヘルプデスクと飛ばせる可能性があるから
CCNAがあると、ヘルプデスクをしなくていい会社があります。
CCNA=インフラエンジニアの基礎がわかってる証拠なので、監視業務から入れるから。
前述のとおり、ヘルプデスクは全然インフラエンジニアっぽくないし、クレームもきます。
辛いヘルプデスクをやりたくない人は、転職前にCCNAを取得しましょう。
この辺は、インフラエンジニアのキャリアパスを未経験者向けにわかりやすく解説が参考になるかと。

電話が苦手な人はヘルプデスクが辛いと思うので、CCNAを取っちゃった方がいいですよ。
転職前にCCNAを取得する方法

その「CCNA」って、どうやって勉強すればいいの?
結論、下記の2つの勉強方法があります。
- 独学で勉強
- 資格スクールで勉強
独学と資格スクールのどちらが良いかは、下記で判断すればOK。
- 独学:勉強が好きで、自己管理が得意な人
- 資格スクール:勉強が苦手で、自己管理が苦手な人
独学するなら、下記の本から勉強してみましょう。
独学のデメリットは、いつでも挫折する危険があること。
勉強が苦手・自己管理が苦手な人は独学で挫折すると、インフラエンジニアで得られたはずの収入を捨てることになります。
- (仮)今の年収:300万円
- インフラエンジニアの平均年収:500万円
- 年収差:200万円
- 30年後の収入差:6000万円
結論、勉強と自己管理が苦手な人は、資格スクールの方が無難です。
資格スクールの費用は一撃で回収できる

え~…
でも資格スクールはお金がかかるでしょ…?
たしかにお金はかかりますが、インフラエンジニアに転職しちゃえば一撃で費用を回収できますよ。
イメージは下記のとおり。
- 1ヶ月目:CCNA取得
- 2ヶ月目:転職
- 3ヶ月目:給料振り込み(20万円くらい)
CCNAがあると、未経験でも初月から20万円くらいもらえます。
資格スクールは、ウズウズカレッジとかだと受講料が安いので、投資回収しやすいですよ。
あとはずっとプラス。
- (仮)今の年収:300万円
- インフラエンジニアの平均年収:500万円
- 年収差:200万円
- 10年後の収入差:2000万円
こんな感じなので、スクール費用は安すぎかと。
そもそも「稼ぐために資格を取る」って感じなので、自己投資は行いましょう。

自己投資できない人は、何をやっても厳しいかと…
【ちなみに】おすすめのCCNAスクール【無料あり】
先ほど紹介した「ウズウズカレッジ」とかでいいと思います。
理由は下記の6つ。
- 受講料が安い(サブスクで月33000円。最低継続期間の縛りナシ)
- 転職サポートも受けられる(転職成功率95%)
- ホワイト企業に転職できる(転職後の定着率97%)
- CCNAの合格率90%以上
- 完全オンラインで学習できる
- 卒業後も技術的な質問ができる
ウズウズカレッジ最大のメリットは、受講料が安いこと。
1ヶ月でCCNAを取得すれば、1ヶ月分の受講料だけで卒業してもOKです。
実際は3ヶ月くらい学ぶ人が多いですが、3ヶ月でも他のスクールよりかなり安いですよ。
※他のスクールは30万〜60万円くらい。
一般的なCCNAの合格率は20~30%ですが、ウズウズカレッジだと合格率90%以上。
確実にCCNAを取得して、有利にキャリアをスタートさせたい人におすすめです。
ウズウズカレッジは無料のオンライン説明会をやってるので、話を聞きながら考えればいいと思います。
※無料オンライン説明会の予約は、下記から1分で終わります。
プログラミング学習は後回しでもOK

ちなみに、プログラミングとかは勉強しなくていいの?
結論、プログラミングは後回しでもOK。
なぜなら、最初はプログラミング業務がないから。
プログラミングが必要なのは「構築」のキャリアからなので、最初は勉強しなくていいですよ。
参考までに、いずれ勉強した方がいいプログラミング言語は下記です。
- Perl
- Ruby
- Python
- PHP
- javaなど
現段階では「へ~そうなんだ」くらいで大丈夫。
構築に必要なプログラミング言語については、インフラエンジニアの構築の仕事内容【運用保守→構築にいく5つの方法】で解説してます。
未経験からインフラエンジニアに転職する方法【ホワイトで働こう】

ちなみに、未経験からインフラエンジニアに転職するにはどうしたらいいの?
転職する方法は下記の2つです。
- 自分で転職先を探す
- 資格スクールの推薦状をもらう
1つずつ解説します。
①自分で転職先を探す
普通に転職サイトとかで探せばOK。
などの転職サイトで「インフラエンジニア」「未経験OK」などの条件で検索してみましょう。
ただし、転職サイトのデメリットは、あなたが企業を見抜かないといけないこと。
あなたとフィットしない企業もあるので、ミスマッチに注意してください。

自分で企業を見抜く自信がない人は、次の「資格スクールの推薦状をもらう」がおすすめ。
②資格スクールの推薦状をもらう
CCNAの資格スクールは、インフラエンジニアの大手企業とつながってます。
前述のとおり、大手もCCNA保有者を採用したいから。
それには資格スクールの卒業生を紹介してもらうのが一番。
なので、資格スクール経由で大手企業に転職できます。
資格スクールが推薦状も書いてくれるので、内定率は高いですよ。
先ほど紹介したウズウズカレッジも、大手ホワイト企業と繋がってるので、スクール経由で転職が可能。
キャリアカウンセラーがついて、あなたと相性が良い企業を紹介してくれます。

自分で企業を見抜く自信がない人は、こちらのやり方が良いかと。
最初はSESからスタート
ちなみに、インフラエンジニア未経験だと、最初はSESで働くと思ってください。
SESとは「技術者派遣」のことで、下記のような雇用です。
- 雇用される会社:SES企業
- 働く場所:派遣先の企業

なんかSESって、印象が悪いんだけど…
たしかに、SESは悪い評判もあります。
SESのメリットとデメリットは下記のとおり。
メリット | デメリット |
幅広いスキルを身につけられる
職場の人間関係が苦手でも逃げられる 本社の監視がないので気楽 仕事の責任が軽い 夜勤はヒマだし稼げる 未経験でも転職できる 未経験者向けの研修が充実している |
運用・保守までしかできない現場が多い
下請け感が強い 給料が上がりにくい 良い人間関係を築けても終わりがくる 仕事がなくなることがある 望む仕事に配属されないことがある ブラック企業もある |

メリットとデメリットを知っておきましょう。
ずっとSESで働くわけじゃない【キャリアアップすればOK】

う~ん、それでもなんかSESって不安…
「SES=ダメ」と判断するのは、下記の理由でちょっと違うかなと。
- 大手ホワイトのSESもある
- ずっとSESで働くわけじゃない(キャリアアップして直接雇用に転職)
結論、あくまでSESは通過点なので、キャリアアップしていけば問題なし。
事実、未経験者はSESでしか採用されないので、最初は仕方ないです。
努力次第で非SESに転職できるので、まずは与えられた環境でスキルアップしていきましょう。
※先ほどのCCNAスクールの推薦で転職すれば、大手ホワイトSESに転職でいます。
それでもSESが不安な人は、インフラエンジニアのSESのメリットとデメリット7選【ブラック注意】を参考にどうぞ。
理解が深まると思います。
【よくある質問①】女性でもインフラエンジニアに転職できますか?
はい、転職できます。
普通に女性の募集もあるので大丈夫ですよ。
ちなみに、女性がインフラエンジニアに転職するメリットとデメリットは下記のとおり。
メリット | デメリット |
出産後も復職しやすい
モテる 女性の平均年収より稼げる |
夜勤があるかも
子育てと両立しにくい お肌が乾燥する |
詳しくは、女性がインフラエンジニアに転職する3つのメリットとデメリットにまとめたので参考にどうぞ。

ただ、近年は女性に夜勤をさせない会社が増えてます。
あと、クラウド系のスキルを勉強すれば、子育てとの両立もしやすいですよ。
【よくある質問②】何歳までなら未経験でインフラエンジニアに転職できますか?
リミットは35歳です。
※もちろん転職回数など、もろもろの条件はありますが。
ただし、未経験者の採用は、あくまで20代が優先。
それでも人員が足りなければ、30代に声がかかるイメージです。
30代×未経験でインフラエンジニアに転職したい人も、CCNAを取得した方がいいですよ。
CCNAがあれば、CCNAがない20代より優先して採用されるから。
30代の未経験者がインフラエンジニアに転職するコツは、30代未経験でもインフラエンジニアに転職できる【ただし条件つき】にまとめてます。
インフラエンジニアで成長していった未来の姿

ちなみに、インフラエンジニアに転職してスキルアップしていったら、どんな生活になるの?
結論、キャリアプランはけっこう豊富です。
先ほど解説したとおりですが、きちんと成長できればこんな未来が待ってます。
- スペシャリストとして活躍する
- マネージャーでチームをまとめる
- コンサルタントで起業する
また、クラウドのスキルを身につければ「在宅勤務のインフラエンジニア」も可能かと。
なぜなら、サーバーがクラウド上にあるので、サーバールームにいく必要がないから。

従来のインフラエンジニアは「出勤」が当たり前でしたが、これからは在宅ワーカーになれるかもです。
フリーランスになればノマド生活も可能かも
クラウド系のフリーランスインフラエンジニアになれば、ノマド生活も可能だと思います。
例えば、東南アジアのあったかい国で暮らしつつ、日本のクラウドサーバーを操作するとか。
東南アジアのビーチでキャンプ椅子に座りながら、Tシャツ・短パンで仕事をできるかもしれません。
なかなか夢のある話ですよね。
地元に帰って実家で暮らしつつ、東京のクラウドサーバーを操作するのも可能でしょう。
結論、インフラエンジニアスキルを高めていけば、人生の自由度が上がります。
ぜひとも挑戦してみてください。
まとめ【インフラエンジニアの仕事内容を知った上で検討しよう】
最後にもう一度、インフラエンジニアの仕事内容をまとめておきます。
- ヘルプデスク【超未経験者】
- 監視業務【初心者】
- 運用・保守【中級者】
- 構築【中級者】
- 設計【上級者】
- スペシャリスト【超上級者】
- マネージャー【超上級者】
- コンサルタント【超超上級者】
参考:インフラエンジニアのキャリアパスを未経験者向けにわかりやすく解説
また、一口に「インフラエンジニア」といっても、下記のような種類があります。
- サーバーエンジニア:サーバー担当
- ネットワークエンジニア:ネット回線担当
- データベースエンジニア:データ管理担当
- セキュリティエンジニア:ウイルスや不正アクセスから守る
- カスタマーエンジニア:お客様のサポート
- クラウドエンジニア:クラウドサーバー担当
参考:インフラエンジニアの4つの種類【ネットワークエンジニアを目指そう】
インフラエンジニアのやりがいや魅力と、きついところは下記のとおり。
やりがいや魅力 | きついところ |
けっこう稼げる(平均年収500万円)
将来性が明るい 手に職がつく 給料が安定している スキルが身につけば年収も上がる |
夜勤がある
連休が仕事になることアリ 急な障害対応で休日出勤あり サーバールームが寒い 継続的に勉強が必要 |
参考:インフラエンジニアのきついところ5選【ただし人生は安定します】
あなたがインフラエンジニアに向いてるかは、インフラエンジニアに向いている人の11の特徴【適性検査してみよう】で診断できます。
結論、インフラエンジニアに転職したいなら、さっそく今日から行動しましょう。
行動しないと何も始まらないので。
「う~ん」と考えてるうちに時間が経つと、どんどん年齢が上がってインフラエンジニアに転職できなくなりますよ。
また、スタートが遅れるほど、たくさん稼げる年齢も先になってしまいます。
行動すべきは今日からでして、今日からできることを始めてみてください。
考えてもいいですが、行動しながら考える方がはるかに効率的です。

で、何から始めたらいいんだっけ?
結論、転職する前にCCNAの勉強から始めるのがおすすめ。
理由は下記の4つ。
- 未経験でも大手のホワイト企業に転職しやすいから
- スタートの年収が高いから(CCNAなし:約250万円、CCNAあり:300万~350万円)
- 夜勤なしで働ける可能性があるから(会社による)
- ヘルプデスクと飛ばせる可能性があるから(会社による)
CCNAの取得方法は下記の2つです。
- 独学:勉強が好きで、自己管理が得意な人
- 資格スクール:勉強が苦手で、自己管理が苦手な人
資格スクールは、ウズウズカレッジとかでいいと思います。
CCNA取得後は推薦状も書いてくれるので、大手のホワイト企業に転職できますよ。
ウズウズカレッジは無料のオンライン説明会をやってるので、話を聞きながら考えればいいと思います。
あとは行動あるのみ。
今日から一歩を踏み出してみてください( ̄^ ̄)ゞ