
インフラエンジニアの運用保守って、どんな仕事するの?
なんかイメージがわかない…
運用と保守は違うものなの?
インフラエンジニアに転職を考えてるけど、本当に転職していいか迷っている。
そもそも僕にやっていけるんだろうか?
転職する前に勉強しといた方がいいこととかある?
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- インフラエンジニアの運用保守の仕事内容がわかる
- インフラエンジニアの運用保守に必要なスキルがわかる
- インフラエンジニアの運用保守を勉強する方法がわかる
- 未経験でインフラエンジニアに転職する方法がわかる
僕、佐藤誠一は「全国職業相談センター」という相談窓口で、3000人以上の転職相談にのってきました。

インフラエンジニアの仕事内容を教えてください。
という質問も多かったです。
インフラエンジニアの運用保守は、経験の浅い人が行う初期段階の仕事です。
具体的な仕事内容を解説するので、転職の判断にどうぞ。
必要なスキルや、転職前に勉強しておいた方が良いことも紹介します。
この記事を読むことで、インフラエンジニアに転職すべきかわかるかと。

転職に失敗したくない人は、最後まで読んでみてください。
目次
インフラエンジニアの運用保守の仕事内容
インフラエンジニアの運用保守の仕事は、構築したITインフラが正常に稼働するように管理する仕事です。
「運用」と「保守」に分かれてますが、兼務する会社が多いです。
※運用と保守の違いが曖昧になってる会社も多い。
では、「運用」と「保守」の仕事内容を見ていきましょう。
運用の仕事内容
運用の仕事は、サーバーやネットワークを正常に作動させる仕事だと思ってください。
例えるなら、「お店の通常業務」みたいなものです。
具体的には下記のような仕事があります。
- システムのバージョンアップ作業
- 社内のアカウント管理
- サーバー内の情報のバックアップ
- サーバーやネットワークのセキュリティ管理
- ログインの自動化設定
- 権限の設定
- 障害発生時の履歴のチェック
- システムのログを取る
- ヘルプデスク
仕事内容を見てもわかりにくいかもしれませんが、現段階では「ふ~ん」くらいでOK。
インフラエンジニアの勉強方法を後述するので、詳しくはそこで勉強すれば大丈夫です。
保守の仕事内容
保守の仕事は、トラブルが発生したときの対応業務です。
例えるなら、消防とか警察に似てます。
サーバーやネットワークが緊急トラブルを起こしたときに、対応する感じですね。
具体的な仕事内容は下記のとおり。
- サーバーやネットワークの監視
- データ容量やCPUの使用率の監視
- 急激なアクセス増の監視や対応
- サーバーやネットワークの障害対応
- サーバーの負荷を分散する作業
- ハードウェアの障害対応
- ソフトウェアのバグ対応
- 障害箇所の発見
- アプリケーションの障害対応
- 外部業者への連絡

こちらも現段階では「ふ~ん」くらいで問題なしです。
運用保守はマニュアルがあるので割と楽

なんか難しそうな仕事だけど、僕にできるかな…?
結論、運用保守はマニュアルがあるので割と楽です。
運用保守はインフラエンジニア経験が浅い人の仕事なので、マニュアルが整備されてる感じ。
※マニュアルがない仕事は、設計などもっと上流工程です。
インフラエンジニアが未経験から転職できる大きな理由は、マニュアルがあるから。
なので、あまり心配しなくて大丈夫です。

運用保守はチームで働くので、わからないことは先輩に聞けます。
運用保守は夜勤あり
運用保守は夜勤があると思ってください。
なぜなら、ITインフラは24時間稼働させる必要があるから。
具体的な夜勤の仕事内容は下記のとおりです。
- サーバーやネットワークの監視業務
- システムのバージョンアップ
- 昼間のトラブル対応の引き継ぎ
- 夜間の顧客対応

え~…、夜勤はイヤだな…
と思うかもですが、夜勤の実態は下記のとおり。
- 女性は夜勤なしの会社が多い
- CCNAという資格を取得すると夜勤がない会社が多い
- トラブルが起きなければ夜勤はヒマ
夜勤の仕事内容の詳細は、インフラエンジニアの夜勤の仕事内容【夜勤なしで働く2つの方法】にまとめてます。

夜勤はヒマなので、読書したり勉強したり、仮眠する人もいます。
しかも、夜勤手当もつくので稼げます。
運用保守のきついところ・良いところ

運用保守の仕事のきついところと、良いところも知っておきたいな。
運用保守のきついところと良いところは、下記のとおりです。
きついところ | 良いところ |
夜勤がある
連休が仕事になることアリ 急な障害対応で休日出勤あり サーバールームが寒い 継続的な勉強が必要 |
手に職がつく
給料が安定している スキルが身につけば年収も上がる 1人で仕事をするのが好きな人には良い 何もなければ楽 |
詳しくは、インフラエンジニアのきついところ5選【ただし人生は安定します】にまとめたので、転職の判断にどうぞ。
インフラエンジニアの運用保守に必要な7つのスキル【今は必要なし】

ちなみに、運用保守の仕事はどんなスキルが必要なの?
結論、必要なスキルは下記の7つです。
- インフラ系ハードウェアの知識
- インフラ監視のスキル
- OSの操作スキル
- サーバーの負担を減らすスキル
- ネットワークのスキル
- ソフトウェアの知識
- コミュニケーションスキル
ただし、現段階ではこれらのスキルは必要なし。
転職してから身につけていけばOKです。
1つずつ解説しますね。
①インフラ系ハードウェアの知識
インフラ系のハードウェアを使うので、勉強していく必要ありです。
具体的には、下記のようなハードウェアがあります。
- パソコン
- マザーボード
- CPU
- ストレージ
- ライザーカード
- RAIDコントローラー
- NIC
繰り返しですが、現段階ではわからなくて大丈夫。

研修がしっかりしている会社が多いので、徐々に勉強していきましょう。
②インフラ監視のスキル
インフラを監視するスキルも必要です。
監視ツールがあるので、ツールの使い方を覚えていく感じですね。
具体的には下記のようなツールがあります。
- Zabbix
- Nagios
- JP1
- AWS CloudWatch
- System Answer G3

くどいですが、これらも徐々に覚えていけばOKです。
③OSの操作スキル
インフラエンジニアはOSの操作をするので、スキルが必要です。
代表的なOSは下記のとおり。
- Windows
- UNIX
- Linux
例えば、バックアップやセキュリティチェックのために、OSを操作することがあります。

今は「OS」がピンとこなくても大丈夫。
④サーバーの負担を減らすスキル
サーバーの負担を減らす処置スキルが必要です。
なぜなら、急激なアクセスアップでサーバーがパンクすることがあるから。
サイトやアプリが見れなくなってしまうので、それを防ぐためにサーバーの負担を軽くしてあげる感じです。
具体的には、ロードバランサーの設定変更など。

くどいですが、この辺も徐々に覚えていけばOKです。
⑤ネットワークのスキル
ITインフラは、主に下記の2つに分かれています。
- サーバー:情報を置いておく本棚みたいなもの
- ネットワーク:サーバーの情報を見れるようにするネット回線
絵にすると下記のとおり。
一般的にはサーバーorネットワークのどちらかを勉強していく感じですが、両方の知識があった方が仕事はスムーズに進みます。
最初はどっちかでいいですが、将来的には両方できると良いですね。
サーバーとネットワークの違いは、インフラエンジニアの4つの種類【ネットワークエンジニアを目指そう】にまとめてます。

サーバーとネットワークの両方ができると、転職も有利になります。
⑥ソフトウェアの知識
ハードウェアだけでなく、ソフトウェアの知識もあった方が良いです。
ソフトウェアのインストールや、バージョンアップの仕事があるから。
代表的なソフトウェアは下記のとおりです。
- アプリケーション
- セキュリティソフト

この辺も仕事をしながら覚えていけば大丈夫です。
⑦コミュニケーションスキル
意外かもですが、コミュニケーションスキルも必要です。
なぜなら、インフラエンジニアはチームで働くから。
例えばサーバートラブルが起きたときは、チームで手分けして障害対応を進めます。
上流工程にはプロジェクトリーダーなどもあるため、コミュニケーションスキルはあった方が良いでしょう。

どんな仕事でも、コミュニケーションスキルはあった方がいいですね。
【ちなみに】インフラエンジニアのキャリアパス

ちなみに、インフラエンジニアってどんなキャリアパスがあるの?
図にすると下記のとおり。
最初は監視や運用保守からスタートですが、上流工程を目指すことができます。
この辺は、インフラエンジニアのキャリアパスを未経験者向けにわかりやすく解説を参考にどうぞ。
あなたがインフラエンジニアに向いてるか診断

必要なスキルはなんとなくわかったけど、そもそも僕はインフラエンジニアに向いてるんだろうか?
インフラエンジニアに向いてる人の特徴は、下記の11個です。
結論、6つ以上に当てはまれば、あなたはインフラエンジニアに向いてるかと。
- ロジカルシンキング(論理的思考)ができる人
- 機械が好きな人
- 細かい部分に気づける人
- 効率化を求める人
- コミュニケーションスキルが高い人
- 冷静な人
- もくもくと取り組む仕事が好きな人
- 夜勤OKの人
- 寒さに強い人
- あまり残業したくない人
- 手に職をつけて安定して稼ぎたい人
あなたはいくつ当てはまりましたか?
上記11個の詳細は、インフラエンジニアに向いている人の11の特徴【適性検査してみよう】にまとめてるので、適職診断にどうぞ。
インフラエンジニアの運用保守を勉強する方法

インフラエンジニアに興味はあるけど、いざ転職するとなるとちょっと不安…
という人は、転職する前に運用保守の勉強をしてみましょう。
勉強すれば、あなたがやっていけそうかイメージが湧くから。
たしかに「いきなり転職」って賭けなので、まずは勉強してみるのがおすすめです。
勉強しておもしろかったら、才能あると思いますよ。
運用保守であれば、「CCNA」という資格の勉強をすればOKです。
転職前にCCNAを勉強する5つのメリット
CCNAを勉強するメリットは下記の5つです。
- 運用保守業務のイメージが湧く
- 取得するとスタートの年収が高い(CCNAなし:約250万円、CCNAあり:約300万~350万円)
- 資格手当がつく
- 夜勤が免除される可能性がある
- ヘルプデスクを飛ばせる
CCNAは「インフラエンジニアの登竜門」と言われる資格で、基礎がわかるので転職前に資格を取得しちゃうのがおすすめです。
前述のとおり、CCNA保有者に夜勤をさせない会社も多いので、夜勤をしたくない人はCCNAを取得しておきましょう。
また、ヘルプデスク業務(コールセンター)を飛ばせるのも、大きなメリットかと。
ヘルプデスクはクレームもくるし、インフラエンジニアっぽくない業務です。※勉強にはなりますが。
結論、コールセンターのような業務をやりたくない人は、転職前にCCNAを取得しましょう。
CCNAを取得する勉強方法【2つある】

CCNAって、どうやって勉強すればいいの?
結論、下記の2つの勉強方法があります。
- 独学
- 資格スクール
独学でもOKですが、勉強が苦手な人は資格スクールの方が良いと思います。
挫折して、インフラエンジニアで得られたはずの収入を得られないよりはマシかなと。
※資格スクールについては、次で解説します。
CCNAの勉強方法は、インフラエンジニアの勉強方法20選【最強の勉強方法は働くこと】にまとめておきました。
未経験からインフラエンジニアに転職する方法【CCNAを取得しよう】

ちなみに、未経験からインフラエンジニアに転職するにはどうしたらいいの?
ベストな手順は下記のとおり。
- 資格スクールでCCNAを取得する
- 資格スクールに推薦状を書いてもらう
- 資格スクールの紹介で好条件の会社に転職する
CCNAがなくても転職できますが、待遇が悪いことがあるのでおすすめしません。
企業側もCCNAをもってる人を採用したいし、スクールの卒業生を欲しがるので転職はスムーズですよ。
CCNAの資格スクールは「ウズウズカレッジ」とかでいいと思います。
理由は下記の6つ。
- 受講料が安い(サブスクで月33000円。最低継続期間の縛りナシ)
- 転職サポートも受けられる(転職成功率95%)
- ホワイト企業に転職できる(転職後の定着率97%)
- CCNAの合格率90%以上
- 完全オンラインで学習できる
- 卒業後も技術的な質問ができる
ウズウズカレッジ最大のメリットは、受講料が安いこと。
サブスクで月33000円なので、最短1ヶ月でCCNAを取得して卒業してもOK。
実際は3ヶ月くらい学ぶ人が多いですが、それでも他のスクールよりかなり安いです。
※他のスクールは30万〜60万円くらい。
3ヶ月で99000円でも高く感じるかもしれませんが、インフラエンジニアに転職しちゃえば、受講料は回収できます。
- 1ヶ月目:CCNA取得
- 2ヶ月目:転職
- 3ヶ月目:給料振り込み(20万円くらい)←ここで投資回収
CCNAがあると、未経験でも初月で20万円くらいもらえるので、一撃で回収できますよ。
最短3ヶ月くらいで受講料は回収できて、あとは全部プラスです。
一般的なCCNAの合格率は20~30%ですが、ウズウズカレッジだと合格率90%以上。
確実にCCNAを取得して、有利にキャリアをスタートさせたい人におすすめです。
ウズウズカレッジは無料のオンライン説明会があるので、話を聞きながら考えればOKだと思います。
※無料オンライン説明会の予約は、下記から1分で終わります。
まとめ【インフラエンジニアの運用保守はITインフラを正常に動かす仕事】
結論、インフラエンジニアの運用保守は、ITインフラを正常に動かす仕事です。
マニュアルがあるので、未経験者さんでもできる仕事ですよ。
勉強することは多いですが、徐々に学んでいけば大丈夫です。
インフラエンジニアに転職を考えるなら、さっそく今日から行動あるのみ。
行動しないと何も始まらないので。
「う〜ん…」と考えてても人生は変わらないし、年齢が上がってどんどん転職が不利になります。
行動しながら考えるのがコツでして、まずはできることからやってみてください。
いきなり転職するのは勇気がいると思うので、まずはCCNAから勉強してみましょう。
運用保守の基礎がわかるので、あなたがインフラエンジニアでやっていけるかイメージになると思います。
CCNAの勉強方法は、独学か資格スクールでOK。
ウズウズカレッジのような資格スクールだと、最短1ヶ月でCCNAを取得できて、推薦状つきで好条件の転職が可能です。
無料のオンライン説明会があるので、話を聞きながら考えましょう。
あとは行動あるのみ。
できるだけ苦労したくない人は、CCNA取得を検討してみてください。
あなたの転職の参考になればうれしいです!