
CCNA試験の難易度を知りたいな。
インフラエンジニアとかネットワークエンジニアに転職を考えてるけど、CCNAがあった方が有利みたいだから取得したい。
でも、難しい試験だったらどうしよう…
できるだけ合格率を上げる方法があれば教えてほしい。
手に職をつけて、安定してたくさん稼ぎたいな。
こういった疑問や不安に応える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- CCNA試験の難易度がわかる
- CCNAの勉強方法がわかる
- CCNAを取得するメリットがわかる
- CCNAの合格率を上げる方法がわかる
CCNAとは「Cisco Certified Network Associate」の略で、ネットワーク機器最大手の「シスコシステムズ」が発行しているベンダー資格です。
ネットワーク機器(ルーター)のほとんどがシスコシステムズ製のため、CCNAを取得することで多くの現場で知識を活かせます。
ネットワークエンジニアのスキルを証明できるため、昇給や転職にも有利。
この記事ではCCNA試験の難易度を解説するので、勉強の参考にしてみてください。
未経験者さんでも取得できる資格だし、転職前に取得すると好条件の転職できるので、ぜひとも取得しましょう。

できるだけ合格率を上げるコツもまとめたので、最後まで読んでみてください。
目次
CCNAの難易度を9つの項目で徹底分析
下記の9つの視点で、CCNAの難易度を解説していきます。
- 合格率からみる難易度
- 合格ラインからみる難易度
- 勉強時間からみる難易度
- 試験範囲からみる難易度
- 試験時間からみる難易度
- 試験形式からみる難易度
- シスコ認定試験の中での難易度
- 受験推奨レベルからみる難易度
- 試験頻度からみる難易度
1つずつ見ていきましょう。
①合格率からみる難易度【60%くらい】
CCNA試験の合格率は60%くらいと言われています。
※公式データは非公開
ただし、2020年2月に試験内容が変わり、試験範囲が広くなったことで「合格率が下がったのでは?」という声もあります。

おおよそ「2人に1人が合格する試験」なので、きちんと勉強すれば合格は見えるでしょう。
②合格ラインからみる難易度【80%くらい】
CCNA試験の合格ラインは、「80%くらいの正答率」と言われてます。
1000点満点中800~900点くらいをとらないといけません。
一般的な資格試験の合格ラインは60%が多いので、CCNAは難易度が高いと言えるでしょう。

80%の正答率ということは、「苦手分野を捨てる」という戦略は通用しません。
まんべんなく勉強する必要があります。
③勉強時間からみる難易度【200時間くらい】
CCNAに合格するために必要な勉強時間は、200時間くらいです。
勉強スケジュールのイメージは下記のとおり。
- 勉強時間:200時間くらい
- 勉強期間:4~5ヶ月
- 1日の勉強時間:90~120分
200時間/4~5ヶ月なので、それなりに難易度が高い試験といえるでしょう。
短期間で合格できる試験ではないので、計画的な勉強が必要です。
未経験者さんは、さらに多めに勉強時間をとるのもおすすめ。
- 勉強時間:300時間くらい
- 勉強期間:6~7ヶ月

勉強時間の詳細は、CCNAの勉強方法を解説【勉強時間の短縮で最短1ヶ月で取得するコツ】にまとめてます。
④試験範囲からみる難易度【広めです】
CCNAの試験範囲は広いので、難易度が高いといえるでしょう。
シスコシステムズの公式サイトによると、試験範囲は下記のとおりです。
試験科目 | 出題割合 |
ネットワークの基礎 | 20% |
IPコネクティビティ | 25% |
ネットワークアクセス | 20% |
IPサービス | 10% |
自動化とプログラマビリティ | 10% |
セキュリティ基礎 | 15% |

前述のとおり合格ラインが80%くらいなので、まんべんなく得点できるように勉強が必要です。
⑤試験時間からみる難易度【1問1分しかない】
CCNA試験の試験時間などは下記のとおり。
- 試験時間:120分
- 出題数:102問
結論、1問1分くらいしか時間がないので、かなりスピーディーに問題を解いていく必要があり、難易度が高いといえることでしょう。
過去問をくりかえし解いて、問題に慣れておく勉強方法が有効です。

CCNAの勉強方法も、CCNAの勉強方法を解説【勉強時間の短縮で最短1ヶ月で取得するコツ】で詳しく解説してます。
⑥試験形式からみる難易度【前の問題に戻れない】
CCNAの試験形式は「CBT方式」です。
パソコンでオンライン受験する形式で、下記の注意点あり。
- 前の問題に戻れない(「次へ」ボタンの押し間違いに注意)
- 問題を飛ばせない
1問がパソコン画面に表示され、回答しないと次の問題に進めません。

この問題はあとでやろう。
が通用しないので、ちょっと難易度が高いですね。
他にも下記の注意点ありです。
- ランダムに出題されるので、人によって問題が違う
- 正しく日本語に訳されていない部分あり
- 不明瞭な選択問題あり(消去法しかない)

ペーパーテストとは勝手が違うので注意しましょう。
⑦シスコ認定試験の中での難易度【下から2番目】
シスコ認定試験の中では、CCNAは下から2番目の難易度です。
難易度が高い順に並べると下記のとおり。
- アーキテクト:CCAr
- エキスパート:CCDE・CCIE
- プロフェッショナル:CCNP
- アソシエイト:CCNA
- エントリー:CCT
さらにキャリアアップしたい人は、CCNAを取得後に上を目指すイメージです。

シスコ認定試験の中では簡単な方です。
⑧受験推奨レベルからみる難易度【未経験者OK】
シスコが発表している「CCNAの受験推奨レベル」は下記のとおり。
- 1年以上のシスコソリューションの実装および管理経験
- 基本的なIPアドレス指定の知識
- ネットワークの基礎に関する深い理解
いわゆる「経験者向けの資格」なので、ちょっと難易度が高めです。
ただし、未経験者でもCCNAを取得する人は多いので安心してください。
CCNAを取得してからネットワークエンジニア(インフラエンジニア)に転職すると、未経験者でも好条件の求人に採用されやすいので、できれば転職前に取得しましょう。

未経験者さんでもCCNAの合格率がアップする方法は、後述します。
⑨試験頻度からみる難易度【ほぼ毎日受験できる】
CCNAの試験は、日祝を除いて毎日やってます。
仮に落ちても、リトライしやすい点では難易度が低いかと。
ただし再試験の場合は、不合格になった翌日から6日目以降にならないと再受験ができません。
また、受験料が33600円と高めなので、できれば一発合格を目指しましょう。

短期間で何度も受験できるので、必然的に合格率は高くなります。
CCNAと他の資格の難易度比較【偏差値はちょっと高め】

ちなみに、他の資格と比べるとCCNAの難易度は高いの?
CCNAに近い資格との難易度比較は下記のとおり。
資格 | CCNAと比較した難易度 |
ITパスポート | 低い
超初歩レベル |
基本情報技術者(情報処理技術系の国家資格) | 低い
未経験者向けの資格 合格ラインは60%以上の正答でOK ただし試験は年2回 |
LinuC(サーバーエンジニア向けの認定資格) | 低い
暗記が中心 |
CompTIA Network+(ネットワーク系の認定資格) | 低い
初級レベル 1ヶ月くらいの勉強で合格できる |
応用情報技術者(情報処理技術系の国家資格) | 高い
試験は年2回 記述式問題が難しい 合格率20%台 |
ネットワークスペシャリスト(ネットワーク系の国家資格) | 高い
合格率10%くらい 経験者向け 試験範囲が広い 1日で4試験を受ける 年1回しか試験がない |
他の資格と比べると、CCNAは「中難易度」というところです。

ちなみに、「LinuC」のサーバーエンジニアについては、インフラエンジニアの4つの種類【ネットワークエンジニアを目指そう】を参考にどうぞ。
CCNAの勉強方法のコツ【本とサイト】

ちなみに、CCNAってどうやって勉強すればいいの?
代表的な勉強方法は下記の2つです。
- 本で勉強する
- サイトで勉強する
詳しい勉強方法も、CCNAの勉強方法を解説【勉強時間の短縮で最短1ヶ月で取得するコツ】にまとめたので参考にどうぞ。

おすすめの5冊の本と、おすすめの8つのサイトも紹介してるので、勉強する前にチェックしておきましょう。
CCNAを取得する5つのメリット【価値が高い】

う~ん、CCNAはそれなりに難易度が高そうだね…
でも、取得するメリットは大きいわけでしょ?
結論、CCNAを取得するメリットは下記の5つです。
- 業務知識が増える
- キャリアアップしやすい
- 転職が有利になる
- 昇給しやすい
- CCNA保有者には夜勤がない会社がある
メリットは多いので、ぜひとも取得しましょう。

1つずつメリットを解説します。
【メリット①】業務知識が増える
シンプルに業務知識が豊富になります。
CCNAの勉強は、業務に直結するものが多いから。
冒頭でも触れましたが、世の中のネットワーク機器(特にルーター)はシスコ製がほとんどです。
CCNAは「シスコ製品の取り扱いスキルを認定する資格」なので、業務に役立ちまくりですよ。

ちなみに業務に必要なスキルは、インフラエンジニアに必要な11のスキル【スキルの身につけ方も解説】にもまとめたので参考にどうぞ。
【メリット②】キャリアアップしやすい
なぜなら、スキルを証明できるからです。
資格があると客観的なスキル証明ができるため、会社での昇進もしやすくなります。
上流工程に挑戦したい人も、CCNAは必須です。

ちなみにキャリアプランについては、インフラエンジニアのキャリアパスを未経験者向けにわかりやすく解説も参考にどうぞ。
【メリット③】転職が有利になる【未経験者でも】
なぜなら、CCNA保有者をほしがる企業が多いから。
前述のとおり、CCNAは業務に直結する資格なので、転職が有利になります。
未経験者さんでも転職前にCCNAを取っておくと、有利な条件で転職できるので大きなメリット。
下の図のように、ヘルプデスクを飛ばせる会社もあるので、未経験者さんのキャリアアップのスピードも速いです。

ホワイト企業で働きたい未経験者さんは、CCNA必須です。
この辺は、インフラエンジニアがホワイト企業で働ける5つの理由【求人の探し方】を参考にどうぞ。
【メリット④】昇給しやすい【未経験者の初任給が高い】
CCNAがあると昇給しやすいです。
前述のとおりキャリアアップ(昇進)できたり、資格手当をもらえるから。
稼ぎたい人はCCNA必須です。
ちなみに未経験者さんも、CCNAの有無でスタートの年収がけっこう違います。
- CCNAなし:年収250万円くらいからスタート
- CCNAあり:年収300万~350万円くらいからスタート

年収については、インフラエンジニアの平均年収は500万円【未経験から最短で稼ぐコツ】も参考にどうぞ。
【メリット⑤】CCNA保有者には夜勤がない会社がある
CCNA保有者には、夜勤をさせない会社が増えてます。
なぜなら、CCNA保有者を採用したいから。
「CCNAがあれば、うちは夜勤がありませんよ」というアプローチで、CCNA保有者をたくさん採用したいわけです。
結論、夜勤をしたくない人もCCNA必須です。

この辺は、インフラエンジニアの夜勤の仕事内容【夜勤なしで働く2つの方法】を参考にどうぞ。
CCNAの合格率を上げる方法【未経験者さんOK】

やっぱりCCNAを取得したい。
できるだけ合格率を上げる方法を教えてほしい。
という人は、CCNAスクールで学ぶのがおすすめです。
理由は下記の3つ。
- わからないことをすぐ聞けるから理解が速い
- 間違った解釈をしないで済む
- 試験のテクニックを教えてくれる
独学でダラダラと不合格が続くより、サクッとCCNAを取得して、さっさと転職して稼いじゃった方が人生をショートカットできます。

CCNA取得の専門講師がいるスクールだと、合格率が高いですよ。
【悲報】独学で挫折するデメリットが大きすぎる
ヘタに独学で挫折すると、数千万円単位の損失が出るのでリスク大です。
- (仮)今の年収:300万円
- ネットワークエンジニアの平均年収:500万円
- 年収差:200万円
- 30年後の収入差:6000万円

安易に独学を選択して挫折するよりは、スクールも検討した上で独学するか決めた方が後悔しないかと。
【そもそも】CCNAを取得すればスクール費用の投資回収は余裕

でも、スクールってお金がかかるでしょ…?
と思うかもですが、そもそも「稼ぐためにCCNAを取得する」って感じなので、投資回収は余裕ですよ。
前述のとおり、CCNAがあると年収も上がりやすいので、スクール費用はきちんと回収できます。
投資回収後はずっとプラスなので、価値はあるかなと。

ようは「自己投資できるか」が勝負の分かれ目でして、きちんと自分に投資すれば短期間で人生が好転していきます。
【格安】おすすめのCCNAスクール

ちなみに、おすすめのCCNAスクールってどこ?
結論、ウズウズカレッジとかでいいと思います。
理由は下記の6つ。
- 受講料が安い(サブスクで月33000円。最低継続期間の縛りナシ)
- 転職サポートも受けられる(転職成功率95%)
- ホワイト企業に転職できる(転職後の定着率97%)
- CCNAの合格率90%以上
- 完全オンラインで学習できる
- 卒業後も技術的な質問ができる
ウズウズカレッジ最大のメリットは、受講料が安いこと。
1ヶ月でCCNAを取得すれば、1ヶ月分の受講料(33000円)で卒業してもOKです。
実際は3ヶ月くらい学ぶ人が多いですが、他のスクールよりかなり安いですよ。
他のスクールは30万〜60万円くらい。

3ヶ月で99000円かぁ…
ちょっと勇気がいるなぁ…
と思うかもですが、最短3ヶ月で投資回収できますよ。
- 1ヶ月目:CCNA取得
- 2ヶ月目:転職
- 3ヶ月目:最初の給料振込(20万円くらい)←ここで投資回収
ウズウズカレッジは「CCNA取得の専門講師がいるスクール」なので、最短1ヶ月でCCNAを取得できます。
※CCNA取得に目的を絞ったスクールなので、短期間で取得できるイメージ。
一般的なCCNAの合格率は20~30%ですが、ウズウズカレッジだと合格率90%以上。
確実にCCNAを取得して、有利にキャリアをスタートさせたい人におすすめです。
ウズウズカレッジは無料オンライン説明会があるので、話を聞きながら考えていけばOKだと思います。

最終的に、独学とスクールの合う方を選べばいいかなと。
まとめ【CCNAの資格試験の難易度はちょっと高め。きちんと勉強しよう】
ということで、さっそくCCNAの勉強を始めましょう。
行動しないと何も始まらないので。
CCNAの勉強方法は、CCNAの勉強方法を解説【勉強時間の短縮で最短1ヶ月で取得するコツ】に詳しくまとめてます。
まずは勉強を始めて、勉強しながら対策を考えていきましょう。
CCNAの難易度の詳細は下記のとおりです。
- 合格率からみる難易度:60%くらい
- 合格ラインからみる難易度:80%くらいの正答率
- 勉強時間からみる難易度:200時間くらい
- 試験範囲からみる難易度:広め
- 試験時間からみる難易度:120分/102問=1問1分くらい
- 試験形式からみる難易度:前の問題に戻れない
- シスコ認定試験の中での難易度:下から2番目
- 受験推奨レベルからみる難易度:未経験者でも合格できる
- 試験頻度からみる難易度:ほぼ毎日受験できる
独学の自信がない人は、CCNAスクールも検討してみましょう。
おすすめのスクールは、ウズウズカレッジです。
無料のオンライン説明会があるので、話を聞きながら考えていけばOKです。
あとは行動あるのみ。
今日からできることを始めてみてください。
あなたのCCNA取得の参考になればうれしいです( ̄^ ̄)ゞ