
インフラエンジニアのキャリアパスを知りたい。
将来どうなれて、どういう生活を送れるの?
興味はあるけど、キャリアパスが見えないから一歩を踏み出せないんだよね…
ググっても、専門用語ばっかりでよくわからないし…
本当にインフラエンジニアになって大丈夫?
こういった疑問や不安に応える記事です。
本記事でわかることは下記のとおり。
- インフラエンジニアのキャリアパスがわかる
- インフラエンジニアでキャリアアップしていくコツがわかる
- インフラエンジニアでキャリアパスを上げていった未来の生活がわかる
僕、佐藤誠一は「全国職業相談センター」というサイトで、3000人以上の転職相談にのってきました。
未経験からインフラエンジニアを検討してる人の相談も、かなり対応しました。
ぶっちゃけ、インフラエンジニア系のWeb記事ってわかりにくいですよね…
なので、この記事では未経験者さん向けに、かなりわかりやすく通訳して解説します。
おそらく、インフラエンジニアになった将来の生活が見えるかと。
この記事を参考に、インフラエンジニアになるか検討してみてください。
目次
インフラエンジニアのキャリアパスを未経験者向けにわかりやすく解説
結論、インフラエンジニアのキャリアパスは上記のとおり。
- ヘルプデスク【超未経験者】
- 監視【基礎を勉強した人】
- 運用・保守【中級者】
- 設計・構築【上級者】
の順番で進んでいき、その後はスペシャリストかプロジェクトマネージャーを選ぶイメージです。
会社とか本人の意向とかによって若干違うケースはあると思いますが、ざっくりとこんな感じですね。
ではヘルプデスクから順番に、どんな仕事か解説していきますね。
①ヘルプデスク【超未経験者】
ヘルプデスクは、お客さんからの問い合わせ対応です。
例えば、「ネットがつながらない」などの問い合わせを受けるイメージですね。
インフラエンジニアの仕事は「ネット回線を作ること」ですが、作った後の回線にトラブルが生じることもあります。
こうした問い合わせの窓口をするのが、ヘルプデスクです。
一般的にはマニュアルが用意されてるので、割と簡単です。
ヘルプデスクの人がお客様の問題を解決するというよりは、担当者や詳しい人につなぐ役ですね。
インフラエンジニアの知識がなくてもできる仕事なので、超未経験者さんはまずはヘルプデスクから始めることが多いです。
会社にもよりますが、年収は250万円くらい。
【ただし】クレームもきます

ネットがつながらないじゃないか!
とクレームを言ってくるお客様もいます。
そうしたクレームを受けるのも、ヘルプデスクの仕事。
ぶっちゃけ、ちょっとコミュニケーションスキルは必要です。

インフラエンジニアになりたいんだけど…
電話対応するだけなら、全然インフラエンジニアじゃないじゃん…
と思うかもですが、この辺は徐々にスキルアップして次のステージに進んでいくイメージです。
ただし、後述しますが「ヘルプデスクを飛ばせる方法」もあるので、ヘルプデスクがイヤな人はこのまま記事を読み進めてみてください。
②監視【基礎を勉強した人】
監視は、ネットが24時間つながるように監視する仕事です。
もしネット回線にトラブルが起きたら、すぐに対応しないといけませんからね。
監視業務ができる人は、インフラエンジニアの基礎を勉強した人です。
後述しますが「CCNA」などの資格を取得してると、監視業務ができたりします。
※この辺は会社にもよりますが。
トラブルが起きたときは対応に追われますが、何もなければ割とヒマだったりしますよ。
この辺は、インフラエンジニアが楽だと言われる7つの理由【結論:転職先次第】にもまとめてます。
会社にもよりますが、年収は300万~350万円くらいです。
監視業務をしてるインフラエンジニアさんのインタビュー動画があるので、参考にどうぞ。
③運用・保守【中級者】
運用・保守とは、ネット回線(サーバー)に下記のような作業をする人です。
- バージョンアップ
- 設定変更
ちょっと仕事のレベルが上がりますね。
バージョンアップや設定変更には知識も必要だし、一度サーバーを止めることもあるため、責任も増します。
会社にもよりますが、年収は400万~450万円くらいです。
運用・保守の具体的な仕事内容は、インフラエンジニアの運用保守の仕事内容【必要なスキルと勉強方法】に詳しくまとめてます。

運用と保守の違いも解説してるので、今後の参考になるかなと。
④設計・構築【上級者】
設計・構築は、お客様独自のネット回線を作る仕事です。
ネット回線を作る知識が必要なので、ここまでくると上級者ですね。
設計や構築を間違えると正しく作動しないので、責任ある仕事です。
会社によりますが、年収500万~600万円くらいです。
構築の仕事内容は、インフラエンジニアの構築の仕事内容【運用保守→構築にいく5つの方法】に詳しくまとめてます。
また、設計・構築をしてるインフラエンジニアさんのインタビュー動画があるので、参考にどうぞ。
スペシャリストかプロジェクトマネージャーに分かれていく
この後のキャリアパスは、下記の2つに分かれます。
- スペシャリスト【インフラエンジニアの一流選手・職人】
- プロジェクトマネージャー【監督】

どっちを選ぶかは、どうやって決まるの?
結論、好きな方を選ぶ感じです。
希望する進路を自分で決めて、さらにキャリアアップしていくイメージですね。
プレイヤーを極めたいならスペシャリストだし、監督をやりたいならプロジェクトマネージャーです。
スペシャリスト【インフラエンジニアの一流選手・職人】
スペシャリストは、インフラエンジニアの一流選手であり、職人みたいなもんです。
野球だったらイチローさんみたいな感じですね。
会社によりますが、年収は800万円くらいです。
スペシャリストは大きく分けると、下記の3種類かなと。
- クラウド系
- セキュリティ系
- 他ジャンルに挑戦
野球選手にもバッティングを極める人とか、ピッチャーを極める人がいるみたいに、専門分野が分岐していく感じです。
結論、この辺は今の段階では深く知らなくていいかと。
なぜなら、いま知っても選べないから(笑)

将来はそんな進路もあるのかぁ。
くらいで、今は十分です。
ちなみに「他ジャンルに挑戦」ですが、例えばプログラマーとかシステムエンジニアとかですね。
最初はプログラマーからやって、スキルアップしてくとシステムエンジニアになる感じです。
プログラマーについては、プログラマーの仕事のきついところ5選【ただしノマド生活も可能です】にまとめてます。
プロジェクトマネージャー【監督】
プロジェクトマネージャーは、監督みたいなものです。
プレイヤーであるインフラエンジニアを取りまとめて、チームを動かしていく存在ですね。
野球だったら、長嶋監督とか野村監督みたいな感じ。
いわゆる「管理職」なので、役職もつきますよ。
会社によりますが、年収700万~800万円ってところです。
コンサルタント【プロジェクト立案から関わる】
プロジェクトマネージャーの先には、コンサルタントがあります。
コンサルタントの仕事は、お客様と直接話して、どんな回線を作るかを提案する仕事です。
野球に例えると、球団を立ち上げるときのアドバイザーみたいな人ですね。
お客様はインフラの知識がないので、プロの立場でお客様にアドバイスをして最適なインフラを提案する感じです。
コンサルタントは、フリーランスで独立してる人もいますね。
年収は人によりますが、1000万円以上稼ぐ人もいます。
「インフラエンジニアの花形」と言えるかなと。
インフラエンジニアでキャリアアップしていくコツ【資格が重要】

インフラエンジニアのキャリアパスは、なんとなくわかった。
ちなみに、早くキャリアアップしていくにはどうしたらいいの?
早くキャリアアップするには、下記の2つが重要です。
- 経験を積む
- 資格を取る
「経験を積む」は、なんとなくわかるかと。
ドラクエと一緒でして、経験値が上がるほど優秀な人として高く評価されます。
インフラエンジニアで独特なのは、資格が多いこと。
当然、業務に関する勉強はずっとしていくのですが、資格の勉強で知識を覚えていく感じですね。
具体的には下記のような資格があり、取得したいところです。
- CCNA
- LinuCレベル1
- ITパスポート
- 基本情報技術者
インフラエンジニアの資格については、インフラエンジニアに転職するのに資格はいらない【でも勉強しよう】にまとめてます。
未経験者はCCNAを取得しよう【速くインフラエンジニアっぽくなれます】

未経験で転職するとき、取っておいた方がいい資格はあるの?
結論、「CCNA」という資格を取得してください。
CCNAがあると、前述の「ヘルプデスク」を飛ばせることがあるから。
CCNAは、インフラエンジニアの基礎があることを証明できる資格です。
まぁ、ぶっちゃけヘルプデスクで電話対応とかやりたくないじゃないですか。クレームもくるし。
できれば監視からやりたいと思うので、CCNAを取得しておくと監視からスタートできるケースがあります。
※もちろん会社によるので、転職する会社を決める前にしっかり確認しましょう。
わかりやすくいうと、「速くインフラエンジニアっぽい仕事をしたい人」はCCNAを取得しましょう。
幸い未経験者でも取得できるレベルなので、取得してから転職活動した方がいいですよ。
転職前にCCNAを取得するメリットは、他にも下記があります。
- 未経験でも好条件の会社に転職できる
- スタートの年収が高い(無資格:約250万円/CCNAあり:300万〜350万円)
- 資格手当をもらえる
- 夜勤なしの会社に転職できる可能性あり
結論、転職前にCCNAを取っておいた方が良いでしょう。
CCNAを取得する方法【スクールが無難】

その「CCNA」って、どうやって取るの?
下記の2つの方法で取得できます。
- 独学で取得
- 資格スクールで取得
勉強が得意な人は独学でもいいですが、自信がない人は資格スクールがおすすめです。
資格スクールだとわからないことをすぐ講師に聞けるので、挫折しにくいです。
最初で挫折しちゃうと、インフラエンジニアで稼げる500万円以上の年収を捨てることになるので、勉強が苦手な人はスクールが無難かなと。
【サブスクで格安】おすすめのCCNAスクール
資格スクールは、ウズウズカレッジとかがおすすめです。
理由は下記の6つ。
- 受講料が安い(サブスクで月33000円。最低継続期間の縛りナシ)
- 転職サポートも受けられる(転職成功率95%)
- ホワイト企業に転職できる(転職後の定着率97%)
- CCNAの合格率90%以上(一般的には30%くらい)
- 完全オンラインで学習できる
- 卒業後も技術的な質問ができる
受講料が安いので良いかなと。
最短1ヶ月でCCNAを取得できるので、1ヶ月分の受講料を払って卒業してもOK。
現実的には3ヶ月くらい学ぶ人が多いですが、それでも他のスクールより受講料はかなり安いです。
※他のスクールは60万円くらい。
転職サポートもついてるので、CCNAを取得して優良企業に転職もできます。
転職して受講料を回収するスケジュール感はこんな感じ。
- 1ヶ月目:CCNA取得
- 2ヶ月目:転職
- 3ヶ月目:最初の給料振り込み(20万円くらい)←ここで投資回収
あとはずっとプラスです。
インフラエンジニアの平均年収は500万円くらいなので、サクッとCCNAを取得してしまうメリットは大きいかなと。
長い目でみると大きな差が出ます。
- (仮)今の年収:300万円
- インフラエンジニアの年収:500万円
- 年収差:200万円
- 10年後の差:2000万円
無料カウンセリングがウズウズカレッジにはあるので、話を聞きながら考えていけばOKです。
インフラエンジニアでキャリアパスを上げていった未来

インフラエンジニアでキャリアパスを上げていくと、どんな未来になるの?
ていうか、どんな生活を送れるの?
例えば、こんな生活を送れます。
- 月収50万円以上
- 月20万円以上を貯金できる
- 割と外食できる
- 連休をとってちょっと贅沢な旅行ができる
- 住宅ローンが余裕なので、良い家orマンションに住める
どうですかね?割とよくないですか?
インフラエンジニアの最大のメリットは、安定してることです。
なぜなら、ITインフラは絶対に必要なものだから。
現代において、「ネットが使えない」とかあり得ないですよね。
つまり、電気とか水道に匹敵する「ITインフラ」を作ってるインフラエンジニアは、安定して需要があるんです。
しかも、インフラエンジニアは不足してるので、技術者の価値はとても高いですよ。
なので、上記のような生活ができると思います。

そんな生活してみたいなぁ。
という人は、インフラエンジニアが良いと思いますよ。
インフラエンジニアのキャリアパスは女性にも有益
なぜなら、手に職がつくので復職しやすいから。
例えば、出産して育休に入ったとしましょう。
休んでもスキルは消えないので、復職するときは引く手あまたですよ。
今までいた会社に復職してもいいですが、育児を考慮してもう少しゆるく働ける会社に転職も可能。
なんせ手に職の仕事なので、あなたが転職したい会社に転職できると思います。
インフラエンジニアなど技術職以外の女性の復職は、一般的にはけっこう厳しいものです。
- 結婚・出産を機に退職
- 子育てが落ち着いたら再就職先がない
- スーパーのレジ打ちのパートしかない
みたいなのが現実ですが、インフラエンジニアの場合は復職が余裕です。
終身雇用も崩壊したことだし、これからの時代は女性も手に職があると安定。
前述のとおり「ITインフラ」は超安定なので、女性がインフラエンジニアになってキャリアアップしていくのは、人生単位で超有益だと思います。
まとめ【インフラエンジニアのキャリアパスを上げていくと人生が安定する】
ということで、上記にインフラエンジニアのキャリアパスの図をもう一度載せておきます。
キャリアパス、というかあなたの将来のイメージになればうれしいです。

インフラエンジニアに転職してみようかな。
という人は、まずはCCNAの勉強から始めてみましょう。
下記の4つのメリットがありますよ。
- インフラエンジニアの基礎がわかるから、転職しても仕事についていける
- ヘルプデスクを飛ばして、速くインフラエンジニアっぽい仕事ができる
- CCNAがあると、未経験でも条件が良い会社に転職できる
- 資格手当をもらえる
あとは行動あるのみ。
行動しないと何も始まらないので。
「明日からでいいや」と思ってしまうと、忙しくなってインフラエンジニアになる機会を逃します。
行動すべきは今日からでして、今日からできることを始めてみましょう。
※CCNAの勉強から始めればOK。
あなたはすでにインフラエンジニアになる権利があるので、あとは権利を行使するだけ。
- (例)今の年収:300万円
- インフラエンジニアの年収:500万円
こんな感じだと、本来はもらえるはずの200万円を損してることになります。
10年で2000万円ですよ、ヤバいですよね。
なので、まずはCCNAの勉強から始めてみましょう。
勉強が苦手な人は、資格スクールでCCNAを取得するのがおすすめ。
受講料が安くて、最短1ヶ月でCCNAを取得できて、転職サポートも受けられるため、ウズウズカレッジとかがおすすめです。
無料カウンセリングをやってるので、話を聞きながら考えればOKかと。
ただ考えるだけじゃなく、行動しながら考える方がはるかに効率的ですよ。
まずは一歩を踏み出してみてください( ̄^ ̄)ゞ