
インフラエンジニアの種類を知りたいな。
いろいろ種類があるみたいだけど、なんかわかりにくい…
未経験者にもわかるように解説してほしい。
あと、最初はどの種類を目指せばいいのかな?
なんか色々わからなくて不安だなぁ…
こういった疑問に答える記事です。
この記事でわかることは下記のとおり。
- インフラエンジニアの種類がわかる
- まずどの種類から目指せばいいかわかる
- インフラエンジニアに転職する前にすべきことがわかる
- 未経験からインフラエンジニアに転職するときのよくある質問と答え
僕、佐藤誠一は「全国職業相談センター」というサイトで、3000人以上の転職相談にのってきました。
未経験からインフラエンジニアに転職を考える人からの相談も多かったです。
※僕が対応して、無事にインフラエンジニアになった人も多いです。
正直、インフラエンジニアの種類ってわかりにくいですよね。
ググっても専門用語ばかりで、イメージがわかないのが本音だと思います。
そこで、この記事ではインフラエンジニアの種類を、かなり噛み砕いて解説してます。
未経験の人でもイメージしやすい内容かと。
まずはどの種類のインフラエンジニアを目指せばいいかもわかるので、転職の道筋が見えると思います。
インフラエンジニアに興味がある人は、最後まで読んでみてください。
目次
インフラエンジニアの4つの種類【図書館と似てます】
インフラエンジニアは「インターネットのエンジニア」のようなものですが、大きく分けると下記の4種類があります。
- サーバーエンジニア
- ネットワークエンジニア
- データベースエンジニア
- セキュリティエンジニア
違いは上記の画像のとおりでして、図書館に例えるとイメージしやすいかと。
※「インフラエンジニア」とは上記4つの総称です。
それでは、各エンジニアの詳細を解説しますね。
①サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、サーバーを作るエンジニアです。

サーバーって何?
簡単にいうと、サーバー=本棚だと思ってください。
ネット上に情報を保管しておく本棚=サーバーです。
そのサーバーの構築や運用を行うのが、サーバーエンジニアです。
ざっくりいうと、下記のような仕事をします。
- クライアントの要望を聞いてサーバーを選ぶ
- サーバーを設計・構築する
- ソフトウェアやOSをインストールする
②ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、ネットがつながるようにするエンジニアです。
サーバーに情報があっても、パソコンやスマホがサーバーと繋がってないと情報を見れません。
それを見れるようにするのが、ネットワークエンジニアだと思ってください。
具体的には、下記のような仕事をします。
- ネット回線を設計する
- ルーターやスイッチを接続してネットがつながるようする
できるだけスムーズにネットがつながるようにするのが、ネットワークエンジニアの腕の見せ所です。
③データベースエンジニア
データベースエンジニアは、情報をカテゴリ分けするエンジニアだと思ってください。
サーバー上には膨大な情報が入っていますが、それをわかりやすく整理する仕事です。

うちのお客さんで、神奈川県に住んでる人だけの情報を抽出したい。
ってときに、必要な情報を取り出せるようにシステムを組む感じです。
データベースエンジニアは、前述のサーバーエンジニアやネットワークエンジニアのベテランがやる仕事。
なので、未経験者さんなら現段階では目指さなくてOKです。
また、データベースはシステムエンジニアなど他のエンジニアが兼務することもあるので、ちょっとマニアックな仕事ですね。
④セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、サーバーやハードウェアをウイルスやハッキングから守る仕事です。
私たちが普段使っているパソコンやスマホも、実は常にウイルスやハッキングの危機にさらされています。
問題なくパソコンやスマホを使えるのは、セキュリティエンジニアが守ってくれてるからですね。
具体的には、セキュリティソフトの導入や運用を行います。
サーバーエンジニア10年以上のベテランが進む道なので、現段階では目指さなくてOKです。
インフラエンジニアの仕事の種類【4つあります】
インフラエンジニアの種類は、仕事別でも分類できます。
具体的には下記の4つ。
- 設計
- 構築
- 運用・保守
- 監視
上記の画像がわかりやすいかと。※こちらも図書館で例えました。
こちらも1つずつ解説します。
①設計
設計は、お客様にヒアリングしてサーバーやネットワークの設計図を書く仕事です。
サーバー・ネットワークの知識や経験が必要で、ベテラン向けの仕事ですね。
設計の年収は500万~600万円くらいです。
未経験者さんは、現段階では「そんな仕事があるんだな」と思っておけばOK。
②構築
構築は、設計図を元にサーバーやネットワークを作る仕事です。
具体的な仕事内容は下記のとおり。
- 機器を現地まで運搬する
- 機器の組み立て・取り付け
- ソフトのインストール
- テスト
難しく見えるかもですが、個人がパソコンやスマホを買ったときと一緒です。
- パソコン・スマホを家に持って帰る
- 初期設定する
- 必要なアプリをダウンロードする
- 試しに色々さわってみる
構築の仕事も、サーバーやネットワークのベテラン向けです。
年収は500万~600万円くらいですね。
構築の具体的な仕事内容は、インフラエンジニアの構築の仕事内容【運用保守→構築にいく5つの方法】にまとめてます。
③運用・保守
運用・保守は、構築したサーバーやネットワークを動かす仕事です。
具体的な仕事内容は下記のとおり。
- 急激にアクセスが増えてサーバーダウンしたときの対応
- バージョンアップ
- 設定変更
- レポート作成
マニュアル化されている仕事なので、割と簡単です。
年収は400万~450万円くらいです。
運用・保守の具体的な仕事内容は、インフラエンジニアの運用保守の仕事内容【必要なスキルと勉強方法】にまとめています。
④監視
監視は、構築したサーバーやネットワークが、問題なく動いているかチェックする仕事です。
簡単な仕事なので、未経験者さんは監視からスタートが多いですね。
後述する「CCNA」の資格があると、さらに有利な条件からスタートできます。
年収は300万~350万円くらいです。
インフラエンジニアのキャリアパス
ちょっと整理すると、インフラエンジニアのキャリアパスは下記の4ステップです。
- 監視
- 運用・保守
- 構築
- 設計
まずは監視から始めて、設計を目指してステップアップしていく感じです。
ちなみに、設計の後は下記のようなキャリアパスもあります。
- スペシャリスト
- プロジェクトマネージャー
- コンサルタント
インフラエンジニアのキャリアパスは、インフラエンジニアのキャリアパスを未経験者向けにわかりやすく解説に詳しくまとめています。
まずはネットワークエンジニアを目指すのがおすすめ

インフラエンジニアには種類があるのはわかったけど、結局どれを目指せばいいの?
結論、特にこだわりがないならネットワークエンジニアがおすすめ。
理由は下記の3つです。
- 挫折しにくいから
- 需要が大きいから
- 転職が有利だから
1つずつ解説しますね。
【理由①】挫折しにくいから
正直、ネットワークエンジニアは挫折しにくいです。
なぜなら、サーバーエンジニアより勉強量が少なくて済むから。
サーバーエンジニアは、サーバー知識に加えてプログラミングも勉強しないといけません。
ネットワークエンジニアはプログラミング知識は不要なので、ハードルが低め。
その割に、両者の年収は大して変わりません。
なので、挫折が不安な人はネットワークエンジニアを目指すのがおすすめです。
※ちなみに、後からサーバーエンジニアに転向することもできます。
【理由②】需要が大きいから
サーバーエンジニアはサーバーの知識に特化していますが、ネットワークエンジニアはネットワークとサーバーの両方の知識を勉強します。
当然ながら、サーバーとネットワークを両方知っている人の方が需要が大きいので、ネットワークエンジニアの方がおすすめ。
ちなみに、リクナビNEXTなど大手転職サイトで検索すると、ネットワークエンジニアの求人の方が多いです。
出典:リクナビNEXT
ネットワークエンジニアの需要が大きい証拠かと。
【理由③】転職が有利だから
需要が大きければ、当然ながら転職も有利になります。
前述のとおり、ネットワークエンジニアの方が求人が多いから。
雇用の安定性を考えても、ネットワークエンジニアの方が無難です。
※もちろんサーバーエンジニアでもいいんですが、客観的にはネットワークエンジニアが良いかと。
インフラエンジニアに転職する前にCCNAを勉強しよう

未経験から転職するときは、具体的に何から始めればいいの?
結論、CCNAという資格の勉強をしましょう。
CCNAは、インフラエンジニア(ネットワークエンジニア)の基礎がわかる資格だから。
転職する前にCCNAの勉強をしておくことで、あなたがインフラエンジニアをやっていけそうかイメージできます。
インフラエンジニアは未経験でも転職できますが、そもそもあなたに合わなかったら最悪ですよね。
いきなり転職はさすがに怖すぎるので、資格の勉強をしながら相性をみましょう。
CCNAを勉強して興味をもてるか確認してから、インフラエンジニアを目指せばOK。
インフラエンジニアに転職前にCCNAを取得しておく5つのメリット
ちなみに、転職前にCCNAを取得しておくと、下記の5つのメリットがあります。
- 未経験でも好条件で転職できるから
- スタートの年収が高いから(CCNAなし:約250万円、CCNAあり:300万〜350万円)
- 資格手当をもらえる
- 夜勤なしで働ける可能性あり(会社による)
- ヘルプデスクを飛ばせる可能性あり(会社による)
会社によりますが、CCNAがあると未経験でも夜勤なしで働けることがあります。
※近年は、CCNA保有者に夜勤をさせない会社が増えてるから。
また、ヘルプデスクを飛ばせるのは大きなメリットかなと。
ヘルプデスクっていわゆる「コールセンター」なので、クレームもくるし辛いですよ。
そもそもコールセンター業務って全然インフラエンジニアっぽくないので、スムーズにインフラエンジニアになりたい人はCCNAを取得しましょう。
CCNAを取得する2つの方法

その「CCNA」って、どうやって取るの?
CCNAの取得方法は下記の2つ。
- 独学
- 資格スクール
独学でもCCNAを取得できますが、勉強が好きで、自己管理できる人じゃないと難しいかと。
本で独学するわけですが、モチベーションの維持は大変です。
独学で挫折してしまうと、本来なら得られたはずのインフラエンジニアの収入を得られなくなるので、人生単位の損失かと。
- (仮)今の年収:300万円
- インフラエンジニアの平均年収:500万円
- 年収差:200万円
- 30年後の収入差:6000万円
結論、勉強や自己管理が苦手な人は、資格スクールで勉強した方が挫折しにくいです。
【格安】CCNA取得におすすめの資格スクール

CCNAの資格スクールは、どこがいいの?
結論、ウズウズカレッジとかでいいかと。
理由は下記のとおり。
- 受講料が安い(サブスクで月33000円。最低継続期間の縛りナシ)
- 転職サポートも受けられる(転職成功率95%)
- ホワイト企業に転職できる(転職後の定着率97%)
- CCNAの合格率90%以上
- 完全オンラインで学習できる
- 卒業後も技術的な質問ができる
ウズウズカレッジ最大のメリットは、受講料が安いこと。
最短1ヶ月でCCNAを取得すれば、1ヶ月分(33000円)の受講料だけで済みます。
実際は3ヶ月くらい学ぶ人が多いですが、他のスクールに比べれば安いですよ。
※他のスクールは30万〜60万円くらい。

でも、3ヶ月学んだら99000円でしょ…?ちょっと迷うなぁ…
と思うかもですが、下記のとおり、最短3ヶ月で受講料は回収できますよ。
- 1ヶ月目:CCNA取得
- 2ヶ月目:転職
- 3ヶ月目:給料振り込み(20万円くらい)←ここで投資回収
CCNAがあると、未経験でも初月で20万円くらいもらえるので、一撃で受講料を回収できます。
一般的なCCNAの合格率は20~30%ですが、ウズウズカレッジだと合格率90%以上。
確実にCCNAを取得して、有利にキャリアをスタートさせたい人におすすめです。
ウズウズカレッジは無料のオンライン説明会があるので、話を聞きながら考えればOKです。
※無料オンライン説明会の予約は、下記から1分で終わります。
【おまけ】インフラエンジニアの転職でよくある質問と答え
最後に、インフラエンジニアの転職でよくある質問に答えます。
転職の参考にどうぞ。
【質問①】インフラエンジニアの魅力は?
下記の5つですね。
- 手に職がつく
- 給料が安定している
- スキルが身につけば年収も上がる
- 1人で仕事をするのが好きな人に向く
- 何もなければ楽
終身雇用も崩壊したので、手に職がつくインフラエンジニアは魅力的だと思います。
詳しくは、インフラエンジニアのきついところ5選【ただし人生は安定します】にまとめたのでどうぞ。
【質問②】インフラエンジニアに向いてる人の特徴は?求められるスキルは?
インフラエンジニアに向いてる人の特徴は、下記の11個です。
6つ以上に当てはまれば向いてるし、基礎スキルもあると思います。
- ロジカルシンキング(論理的思考)ができる人
- 機械が好きな人
- 細かい部分に気づける人
- 効率化を求める人
- コミュニケーションスキルが高い人
- 冷静な人
- もくもくと取り組む仕事が好きな人
- 夜勤OKの人
- 寒さに強い人
- あまり残業したくない人
- 手に職をつけて安定して稼ぎたい人
詳しくは、インフラエンジニアに向いている人の11の特徴【適性検査してみよう】で解説してるので、適職診断にどうぞ。
【質問③】インフラエンジニアってどれくらい稼げるの?
平均年収は500万円くらいです。
振れ幅は300万~1000万円くらいですね。
インフラエンジニアの年収については、インフラエンジニアの平均年収は500万円【未経験から最短で稼ぐコツ】にまとめてます。
【質問④】インフラエンジニアって将来性は大丈夫なの?
「イングラエンジニアはオワコン」と言われたりしますが、将来性は問題なしです。
なぜなら、ITインフラがなくなることは考えにくいから。
「オワコン」と言われる理由は、ITインフラの形が変化しているからです。
- 従来:企業ごとにサーバー設備を構築
- 未来:クラウド上のサーバーを使う
結論、時代に合わせて変化していけばいいだけでして、これはどの業界も同じかと。
インフラエンジニアの将来性については、インフラエンジニアの将来性【AIに仕事を奪われるけど問題なしです】にまとめてます。
【質問⑤】ブラック企業が多いんじゃないの?
むしろ、ホワイト企業の方が多いです。
なぜなら、インフラエンジニアを必要としている企業は大手が多いから。
- 大手はお金があるから人員を増やせる→残業が少ない
- 大手は評判を気にするからブラック化させない
- マニュアル化されているので割と簡単
もちろんブラック企業もありますが、それは中小企業に多いですね。
この辺の詳細は、インフラエンジニアがホワイト企業で働ける5つの理由【求人の探し方】にまとめてます。
【質問⑥】インフラエンジニアとプログラマーってどう違うの?
違いは下記のとおり。
- プログラマー:システムを作る
- インフラエンジニア:システムをネットで繋ぐ
例えば、Webサイトを作ってたとしても、ネットに繋がってなかったら見れませんよね。
ようは、役割が違う感じです。
詳細は、インフラエンジニアとプログラマーどっちに転職するか【違いを解説】をどうぞ。
まとめ【インフラエンジニアの種類を知って転職を検討しよう】
ということで、もしインフラエンジニアに興味をもったなら、さっそく今日から行動開始です。
行動しないと何も始まらないので。
「う〜ん…」と考えても答えは出ないし、時間が経過して年齢が上がってしまうことも…
転職って1歳でも若い方が有利なので、考えるほど人生を変えるチャンスが減っていきます。
なので、行動しながら考えましょう。
いきなり転職は怖いと思うので、まずはCCNAの勉強から始めればOKだと思います。
最後にもう一度、インフラエンジニアの4つの種類をまとめておきます。
- サーバーエンジニア:サーバーを作るエンジニア
- ネットワークエンジニア:ネットをつなげるエンジニア
- データベースエンジニア:情報をカテゴリ分けするエンジニア
- セキュリティエンジニア:ウイルスやハッキングから守るエンジニア
そして、インフラエンジニアの仕事の種類は下記のとおりです。
- 設計:サーバーやネットワークの設計図を書く人
- 構築:サーバーやネットワークを作る人
- 運用・保守:サーバーやネットワークを動かす人
- 監視:サーバーやネットワークを監視する人
特にこだわりがないなら、ネットワークエンジニアを目指すのがおすすめです。
CCNAで基礎を勉強できるので、まずは勉強しながらあなたとの相性をみましょう。
そして、CCNAを取得すれば転職はかなり有利。
独学でもOKですが、CCNAのスクールで学ぶと挫折しにくいし、スクールに推薦してもらえて転職がさらに有利になります。
ウズウズカレッジなどのCCNAスクールだと、最短1ヶ月でCCNAを取得できて転職が可能です。
無料のオンライン説明会があるので、話を聞きながら考えればいいかなと思います。
あとは行動あるのみ、今日から一歩を踏み出してみてください( ̄^ ̄)ゞ
まずはCCNAの勉強から始めてみましょう。
インフラエンジニアに転職して、人生の安定を手に入れてください。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです!