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第二新卒の自己PRの例文をご紹介します。
第二新卒は新卒やキャリア採用(中途採用)とはちょっと意味が違います。
学生でもなければ即戦力人材でもない、中途半端な存在です。
ですが、企業は第二新卒を求めているんです。
そして、転職活動のやり方さえ間違えなければ、第二新卒は転職に有利なんです!
第二新卒の転職に成功するには、企業が求めていることを把握して自己PRを作るのがコツです。
「前職(現職)期間が短すぎて、どう自己PRを作ればいいかわからない…」
という人にも役立つ第二新卒の自己PRもまとめました(^^)
この記事では、
- 企業が第二新卒に求めていること
- 第二新卒が転職活動をはじめる前に読んでおくべき、おすすめ29記事
- 第二新卒の自己PRの作り方
- 第二新卒の自己PRの型
- やっちゃいけない自己PR
- 第二新卒の自己PRの例文集
などをご紹介します。
あなたの第二新卒の転職の参考になればうれしいです(^^)
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
そもそも第二新卒とは?
「第二新卒」とは、学校を卒業後に新卒で就職してから3年以内で転職する人のことを指します。
ただし、「第二新卒」はけっこうあいまいな意味の言葉で、広い意味では26~27歳でも第二新卒としてとらえている企業もあります。
言い方を変えれば、1社目の会社を数ヶ月~数年で辞めて転職する人のことです。
社会人経験がある分、新卒よりも「基礎的なビジネススキルが身についている」と見られますが、
「すぐに会社を辞めてしまう人」という悪い印象もあります。
今は人材不足の時代なので第二新卒の需要がある
結論からいうと、第二新卒は就職・転職に有利です。
現代は空前の人手不足の時代です。
新卒の採用人数が募集枠に満たない企業がたくさんあります。
厚生労働省が発表した平成30年の正社員の有効求人倍率は2.18倍です。
つまり、1人に対して2.18件の正社員求人があるということです。
参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(平成30年12月分及び平成30年分)について」
働きたい人よりも求人の方が多いという意味なので、企業が人材の取り合いをしている状態です。
また、新卒で就職した会社を短期間で退職する人が増えていて、企業側は人材の流出に困っています。
厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によると、新卒で就職した会社の3年以内の離職率は下記のとおりです。
最終学歴 | 3年以内の離職率 |
中卒 | 65.6% |
高卒 | 42.2% |
短大卒など | 39.9% |
大学卒 | 31.6% |
合計 | 44.8% |
※厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」の平成8年3月~平成29年3月までの数字の平均値です。
大学卒でも約31%、中卒も含めた全体では約45%もの人が3年以内で退職しています。
せっかく新卒で採用しても3~4割が3年以内に退職してしまっては、企業は人材確保に困るわけですよね(^^;
新卒で確保しきれない人材や、短期離職者を補うためにも第二新卒が欲しがられているのです。
第二新卒は社会人経験があり、新卒のような新人研修が必要ありません。
若くて将来性がある人材のため、第二新卒を採用する企業側にもメリットがあるのです。
第二新卒で転職するメリットとデメリット
第二新卒で転職する場合、メリットとデメリットがあります。
メリットは、
- 労働環境を改善できるかもしれない
- やりたいことができるかもしれない
などです。
会社が変われば2つのメリットを叶えられるかもしれませんよね(^^)
新卒の就職で失敗した人は、現状を改善するために第二新卒で転職するのはメリットがあるということです。
ですが、第二新卒の転職には3つのデメリットがあります。
デメリットを理解したうえで転職するかどうかを慎重に検討しましょう。
「第二新卒の転職の3つのデメリット」を解説している参考記事があるので、参考に読んでみてください。
参考記事:第二の就活『【第二新卒の転職】人材会社が教える「成功する就活」の心得』
- なぜ企業は第二新卒を採用するのか?
- 第二新卒の転職市場
- 転職をおすすめしない人はこんな人
- 第二新卒の転職成功ノウハウ
なども詳しく解説されています。
第二新卒の転職活動に入る前に読んでおくと良いでしょう(^^)
第二新卒が転職活動をはじめる前に読んでおくべき、おすすめ29記事
この記事でこれから、第二新卒の転職活動について説明していきますが、
うちのサイトよりも詳しく第二新卒の転職について書かれている、おすすめの29記事があるので、ぜひ読んでみてください(^^)
参考記事:第二の就活『第二新卒の転職成功方法、全部教えます』
上記の記事を読んでほしい理由は、
第二新卒の転職活動のやり方をわかった上で行動する方が、早く良い企業の内定をもらえるからです。
間違ったやり方で転職活動をするのは、
無駄が多く、時間も労力ももったいないです。
上記の『第二新卒の転職成功方法、全部教えます』には、
- 第二新卒の就活用語解説
- 「大手」「中小・ベンチャー」第二新卒の企業選びのポイント
- 第二新卒が転職しやすい時期
- 第二新卒は「退職(辞めてから)」と「転職」どっちが先?
- 第二新卒が意識したい求人の見方&選び方
- 第二新卒の転職で失敗する人の特徴
- 第二新卒が企業に納得してもらえる退職理由の伝え方
- 第二新卒の履歴書・職務経歴書の書き方
- 第二新卒のNGな志望動機
- 第二新卒が面接で聞かれやすい質問例
- 最後の逆質問で第二新卒が聞くべきこと&聞いてはいけないこと
- 2chやサイトに悪い口コミ…転職前に不安な第二新卒が考えるべきこと
- 第二新卒から公務員になれる?もしくは公務員から民間に就職できる?
- 第二新卒って1年未満で転職したらやっぱり不利になる?
- ブラック企業の特徴を教えて!
など、第二新卒の転職の基礎が、こと細かに解説されています。
必ず、第二新卒の転職活動を始める前に読んでほしいです。
上記の29記事は、
「第二新卒の転職活動の教科書」
といっていいでしょう。
第二新卒の転職活動に慣れている人はいません。
あなたの転職活動が成功するためにも、
上記29記事を読んで勉強してみてください(^^)
企業が第二新卒に求めていること
企業が第二新卒を採用するときに求めていることを知っておけば、有利に転職活動を進められます。
反対にいうと、企業が第二新卒に求めていることを知らなければ、良い転職はできません。
企業側の本音を知ることで「私は御社のほしい人材ですよ!」と自己PRできます。
まずは相手を知る意味でも、企業が第二新卒に求めていることを解説していきます(^^)
若さは最大の武器
第二新卒最大の武器は「若さ」です。
もしあなたが企業の採用担当者だったら、
- 20代の若者
- 定年間近の50代後半
どちらを採用しますか?
定年間近の50代後半は仕事のベテランで即戦力になるかもしれませんが、すぐに定年退職してしまいます。
20代の若者は即戦力にはなりませんが、まだ40年近く会社に貢献するかもしれません。
20代の若者であれば、新しい知識も柔軟に吸収して成長するでしょう。
だから、企業は20代の若者を採用したいのです。
ためしに、転職サイトで20代と50代の求人の数を調べてみました(^^)
マイナビ転職のフリーキーワード検索で「20代」と検索すると、求人数は約4000件。
「50代」と検索すると、わずか650件くらいしか求人がありません。
「若い」ということがどれだけ有利かわかりますね(^^)
企業の採用担当者は20代の若者に先行投資をして採用・教育するのです。
将来、会社に欠かせない人材になってもらうためにです。
若くて優秀な人材をどれだけ確保できるかで企業の将来性が決まります。
「前職をすぐに辞めてしまった…」と転職を不安視する人も多いですが、企業側はあなたの年齢に価値を感じています。
やる気と情熱
いくら若くてもやる気のない人は不採用です。
やる気がなくて、前職をすぐ辞めた人は印象最悪だからです。
もしあなたが採用担当者で、前職をすぐ辞めたやる気のなさそうな若者を採用しますか?
まぁ採用しませんよね(^^;
やる気と情熱があることをアピールするのが大切です。
成長できるポテンシャル
前述の通り、第二新卒に「即戦力」を求めている企業は少ないです。
そもそも、前職を短期間で辞めている以上、即戦力にはならないからです。
即戦力がほしいなら第二新卒ではなく、30代・40代のベテラン組を採用しますよね。
第二新卒を採用する理由は、「今後成長する人材」がほしいからです。
ということは、「成長しそうな若者」の雰囲気をかもしだすのがコツです(^^)
前職で学んだことや、現在勉強していることなどをアピールすると「成長しそうな若者」に見えます。
体力やエネルギー
肉体労働系の仕事でなくても、若者の体力やエネルギーに期待している企業は多いです。
若者が職場に入ってくることで、先輩たちも頑張れるものです。
20代の若者なのに、職場の誰よりも元気がないのは、さすがに嫌がられます。
ただでさえ仕事に慣れていないのに元気がないと、先輩たちも仕事を教えるのをためらいます。
体力があってエネルギッシュであるアピールをすることは高評価です(^^)
わかりやすいアピール方法は、あいさつと返事を元気よくすることです。
素直さ
素直な第二新卒は採用されやすいです。
30代や40代になると頭が固くなって、柔軟に考えられなくなります。
歳だけくってて頭の固いベテラン組を採用するより、若くて素直な第二新卒を採用する方が良いのです。
事実、頭が堅い30代・40代は、転職先の会社のやり方に反抗してしまい、仕事の覚えが遅い人も多いです。
素直な第二新卒は会社のやり方に順応しやすく、仕事の覚えも早いです。
素直さのアピールは「この子はうちの会社になじめそうだな」という印象になります(^^)
最低限のビジネスマナー・ビジネススキル
第二新卒は社会人経験があるため、最低限のビジネスマナー・ビジネススキルが身についていることを期待されています。
新卒を採用すると、
- 挨拶の仕方
- 名刺交換の仕方
- 電話の受け答え
- メールの打ち方
- 言葉遣い
- 報連相
- 業務研修
- パソコンスキル
など、一から教えなければならず、企業にとっては手間です。
新人研修はコストもかかります。
第二新卒は前職で新卒向けの研修を受けており、社会人経験もあるため研修コストを抑えられるメリットがあります。
今度はすぐに辞めないこと
第二新卒は「根性がないのかな…?」「うちもすぐに辞めるんじゃないか…」と、採用担当者に思われがちです。
「前職を短期間で辞めた」という、まぎれもない事実があるからです。
企業側の不安を払しょくするためにも、
- 「御社で長く勤めたい」と伝える
- 前職の就活で失敗したことを素直に認める
- 失敗を活かして今回の転職活動をしている
- 応募企業で長く働きたい理由
などを説明することで安心してくれます。
入社後のキャリアプランがあること
第二新卒の転職では、応募企業に入社した場合のキャリアプランが求められます。
「御社に入社したら、こんな仕事をしたいです!」というキャリアプランがあるということは、
- やる気を感じる
- 応募企業のことをよく調べている証拠→本気度が伝わる
の2点を感じるからです。
「御社に入社できるなら、なんでもやります!」は、一見やる気があるように見えますが、「何も考えていない」と判断されます。
だって、「なんでもやります!」なら、どの会社でもいいですよね(^^;
「御社に入社したら、いずれ〇〇の仕事をしたいです。そのために〇〇の勉強をしています」と言うくらいの方が、本気が伝わります。
応募企業のことをよく調べて、キャリアプランを準備しておきましょう。
失敗を活かせる
「第二新卒=転職に不利」ではありません。
むしろ、転職に有利です。
「え?だって、第二新卒って前の会社をすぐ辞めて印象悪いから、転職に不利じゃないの?」と聞こえてきそうです(^^)
何度でもいいます、第二新卒は転職に有利です。
理由は「失敗しているから」です。
- 前の会社選びの失敗
- 前の会社になじめなかった失敗
- 前の会社で働くことを断念した失敗
など、すでにいくつかの失敗をしています。
「失敗した人なんて、印象悪いでしょ?」と思うかもしれませんが、実は逆なんです。
失敗した人は印象が良いんです。
企業はどんな人材を採用したいのか?
「失敗しない人」ではありません。
「失敗から学んで成長できる人」です。
人生で一度も失敗していない人なんて、危なっかしくて採用できません。
だって、失敗したときの対処法を知らないんですもん(^^;
人は失敗から多くを学びます。
失敗したことがない人は、何も挑戦したことがない人です。
つまり、あなたが前の会社で失敗したのは「あなたが挑戦した証拠」なのです。
「前職の失敗を活かして企業分析をした結果、御社しかないと思いました」と、面接で言ってみてください。
あなたは一度失敗しているだけに、かなり説得力がありますよ(^^)
新卒の学生には、とても言えないセリフです。
だから、第二新卒は転職に有利なんです。
ただし、失敗しても印象が良いのは、
- 若い
- 失敗を反省している
の2つの条件を満たしている人だけです。
正直、40代以降での失敗は、なかなか痛いです。
20代で若いから、失敗が光るのです。
そして、最重要なのは「失敗を反省していること」です。
反省が見られない人は同じ失敗を繰り返すということであり、応募企業もすぐやめるということです。
失敗から学んで成長できる人であることを、思い切りアピールしましょう(^^)
第二新卒の自己PRの作り方
第二新卒に求められていることがわかったところで、今度は第二新卒の自己PRの作り方を見てみましょう。
第二新卒ならではの自己PRの作り方があるので、コツを押さえながら作れば良いものができますよ(^^)
下記の自己PRの作り方を参考にしながら、あなた独自の自己PRをつくってみましょう。
前職を短期間で退職している場合の自己PR
「前職を3ヶ月で退職してしまったので、自己PRすることがない…」という場合でも、自己PRは作れます。
たとえ前職が3ヶ月だとしても、何か1つくらいできるようになったことがあるはずだからです。
例えば、
- 電話を受けられるようになった
- ビジネスメールを打てるようになった
- パソコンスキルが上がった
- 名刺の渡し方を覚えた
- ビジネス文書を打てるようになった
- 言葉遣いが丁寧になった
- 仕事を覚えるためのノートの取り方がうまくなった
- 前職の業界の〇〇の業務を少し覚えた
- 行動力が身についた
など、小さいことでも成長があったはずです。
前職期間が短くても何かできるようになったことがあれば「短期間でも成長できる人」という風に見られることもあります。
「短期間でも成長できる人」に見えると有利です(^^)
前職を短期退職したため、学生時代の話を自己PRに使う人がいますが、学生時代の話をしていいのは新卒だけです。
前職の期間が短くても、できるようになったことを探して自己PRに使いましょう。
前職の退職理由と志望動機に一貫性をもたせる
前職の退職理由と、志望動機に一貫性をもたせましょう。
理由は、志望動機は前職の退職理由から出てくるのが自然だからです。
あなたは前職が嫌だったから辞めたんですよね?
そして、転職活動をしているということは、「前職の嫌な部分がない会社を探している」のではないですか?
例えば、
- 前の会社ではやりたいことができなかったから、次は本当にやりたいことに挑戦したい
- 前の会社は体力的にきつかったから、自分の体力に合った会社で働きたい
- 前の会社は休みが少なかったから、オンオフがはっきりしている会社で働きたい
ということではないですか?
赤が前職の退職理由、青が志望動機です。
ほら、前職の退職理由から志望動機が発生するのが自然でしょ(^^)?
転職活動でよくある悩みは、「志望動機を思いつかない…」というものです。
志望動機は、前職の退職理由の中に隠れています。
だから、前職の退職理由と志望動機に一貫性をもたせると良いのです。
すごく簡単にいうと「前職の〇〇が嫌だったので、〇〇を改善できる御社を志望します」という型が良いでしょう。
例えば、こんな感じ(^^)
前職の退職理由 | 志望動機 |
ブラック企業だった | 長期で働ける環境で、長期間企業に貢献したいから |
やりたい仕事じゃなかった | やりたい仕事をどうしてもやりたいから |
休みが少なかった | オンオフをきっちり分けて「しっかり仕事をして、しっかり遊ぶ」という御社の社風に共感した |
残業が多かった | 決められた時間内に仕事を終わらせるハイレベルな環境で自分を成長させたい |
給料が低かった | 仕事の結果に対して報酬が上がる環境で勝負したい |
どうですか?
物は言いようですよね(^^)
前職で嫌だったことで、応募企業で改善できることがないか考えてみましょう。
例えばこんな感じです。

前職は月の休日が4日しかなく、仕事の日は朝8時から夜11時まで仕事をしていました。
このままでは体を壊してしまうし、会社に長く貢献することができないと思ったため転職を決意しました。
前職に就く就職活動ではもっと企業分析をすればよかったと反省しています。
そのため、今回の転職活動では前回の失敗を踏まえて企業分析に力を入れました。
御社の「しっかり仕事をして、しっかり遊ぶ」という社風が私の転職したい企業そのものでした。
私は仕事をサボりたいわけではなく、仕事の時間はしっかり仕事をして、休みはしっかり休むメリハリのある仕事をしたいと前職の失敗から学びました。
よって、私は御社を志望します。
という感じです。
前職の仕事選びを失敗して反省しており、前回の失敗を今回の転職活動に活かしている姿勢を見せると「失敗から学べる人」に見えて好印象です(^^)
前職で身につけたビジネススキルを具体的に伝える
前職で身につけたビジネススキルは自己PRに含めましょう。
あなたが身につけたビジネススキルが、応募企業に必要なスキルなら採用されるからです(^^)
極論ですが、企業は、自社の利益になるスキルをもっている人を採用したいだけなのです。
だから、あなたのビジネススキルを伝えましょう。
例えば、
- パソコンのブラインドタッチができるようになった
- 営業で契約をもらえた
- プログラム言語を覚えた
- 常連のお客様ができた
- 資格を取得した
- 電話対応ができるようになった
- 社内で表彰された
- ビジネス文書が書けるようになった
などです。
もちろん高いビジネススキルの方が有利ですが、ウソをつくのはダメなので、あなたにできることを伝えましょう。
身につけたビジネススキルがどんなものでも「成長できる人」であることをアピールしましょう。
基礎的なビジネススキルが身についているアピールもお忘れなく。
身につけたビジネススキルが転職先の企業でも活かせるものだと最高です。
例えば、「前職が人とコミュニケーションをとる仕事だったので、転職先の営業職で活かせる」などです。
また、身につけたビジネススキルが応募企業の業務にどう役立つかをアピールするのも有効です。

私は前職でアパレルの販売員をしていました。
人と話すのが好きで、お客様と仲良くなることも多く、私目当てでリピーターになってくれたお客様も多かったです。
私は初対面の人が得意で、人間関係を作るのも得意なので、御社の営業の仕事に活かせると思います。
という感じです(^^)
企業が求める人材に合わせて自己PRする
自己PRは、企業が求める人材に合わせてアピールしましょう。
どんなに優れた人材でも、企業が求めていないスキルは必要ありません。
例えるなら、プロ野球選手がJリーグのチームに、
「私はプロ野球で新人王、MVP、首位打者、ホームラン王を獲得しました。私をサッカーチームに入れてください」
と言っているようなものです(笑)
どんなに優れた人材でも、必要ないスキルであれば採用されません。
だから、企業が求める人材に合わせた自己PRが必要なのです。
「企業がどんな人材を求めているか?」を知るためには、企業分析が重要です。
応募企業のことをよく調べなければ、求める人材はわかりません。
企業分析をすればするほど、採用担当者に、
「うちのことをよく調べているな」
「そんなにうちに入りたいんだな」
と、あなたの本気が伝わります。
つまり、企業が求める人材を調べることで、
- 企業に合った自己PRができる
- 企業分析したことで本気が伝わる
という2つのメリットがあるのです。
企業分析をするときは、転職エージェントに相談するのが効果的です。
企業の内部情報や、公開されていない情報をもっているのが転職エージェントです。
企業分析をして、企業が求める人材に合わせた自己PRをしましょう。
仕事で大切にしていることを伝える
あなたが仕事で大切にしていることを伝えるのも有効です。
採用担当者に、あなたの仕事ぶりが伝わるからです。
例えば、
- 決められた時間内に仕事を終わらせることを大切にしていた
- 目標を達成することを最重要視していた
- 上司への報告・連絡・相談を重視していた
- お客様と良好な人間関係を構築することを大切にしていた
- アフターフォローを重視していた
- 言われた仕事はすぐにとりかかった
- 毎日1時間は仕事の勉強をしていた
などです。
もしあなたを採用したら、どんな仕事をするかイメージがわきやすいですよね(^^)
仕事で大切にしていることを伝えるときは、応募企業が求める人材に合わせるようにしてください。
例えば、IT系の企業であれば「毎日1時間は仕事の勉強をしていた」などの自己PRがおすすめです。
営業系であれば「目標を達成することを最重要視していた」などが良いです。
前職の実績を伝える
前職の実績を伝えるのはかなり効果的です(^^)
あなたが、どれくらい仕事ができる人なのかわかりやすいからです。
例えば、
- 新人賞で表彰された
- 同期の中で昇格が一番早かった
- 業務に必要な資格を取得した
- 売上がTOP5に入っていた
- 〇ヶ月で〇〇をやり遂げた
- 〇〇の大きな仕事を任されていた
など、何か自慢できそうな実績があれば最高です。
自慢できる実績がなくても「〇〇で上司に褒められた」「〇〇の業務ができるようになった」など小さな実績でも大丈夫です(^^)
体調不良や家庭の事情で前職を退職した場合
体調不良や家庭の事情で前職を退職した場合は、応募企業の業務に支障がないことを必ず伝えてください。
- 前職で病気を発症して退職した
- 父親の介護が必要で退職した
- どうしても家業を手伝わなければならなかった
などの場合です。
業務に支障がないことを伝えないと、採用担当者は、
「今は病気は大丈夫なのかな?仕事できるのかな?」
「お父さんの介護は今もしているのかな?仕事に問題ないのかな?」
「家業とうちの会社とダブルワークでするつもりなのかな?」
と不安になります。
「現在は病気は完治しており、業務に支障はありません」
「現在、父は回復しており業務に支障はありません」
「現在、家業は廃業したため業務に支障はありません」
など、応募先の企業で問題なく働けることを必ず伝えましょう。
業務に支障がないことが伝われば、採用担当者は安心してあなたを採用できます(^^)
積極性をアピールする
第二新卒は積極性をアピールすることもお忘れなく。
前述のとおり、第二新卒は若さ・やる気・情熱を期待されており、特に積極性のある若者は評価が高いです。
「私は積極性があります!」と伝えるのではなく、積極性を感じるエピソードを入れると良いです。
「前職では1日も早く仕事を覚えるために、先輩に仕事を教えてもらうときは動画やボイスレコーダーで記録して、家に帰って復習していました」
など、積極性を感じさせる体験談は高評価です。
入社後のキャリアプランを伝える
前述のとおり、入社後のキャリアプランを伝えましょう。
応募企業のキャリアプランを知るには徹底した企業分析が必要です。
採用担当者が入社後のキャリアプランを知りたい理由は、あなたの本気度を知るためです。
「応募する1社1社のキャリアプランまで調べていたら、転職活動が大変すぎる…」という人は、発想を転換してください。
「転職活動=たくさん応募しなければいけない」という発想は不要です。
1社1社を丁寧に企業分析することで採用される確率は高くなりますし、入社後のミスマッチも減ります。
だから、徹底的に企業分析をすべきなのです。
キャリアプランや企業分析はネットの情報だけではなく、転職エージェントから情報を仕入れるなどがおすすめです(^^)
転職エージェントは、企業の内情まで知っているので、企業分析をキャリアプラン作成が短時間でできます。
応募企業に採用されるために勉強していることを伝える
第二新卒が、転職した企業の業務で即戦力になれることは稀です。
ですが「即戦力人材になれるように、御社の業務に必要なことを勉強している」というのは有効な自己PRです(^^)
本気で応募企業に入社したいのが伝わるからです。
業界知識を深めたり、業務に必要な資格取得を目指したり、本を読んで勉強していることをアピールしましょう。
入社後に本当に即戦力になれるかどうかよりも、努力して成長しようとしていることが評価されます。
他業界・他職種に転職する場合は理由が必要
他業界や他職種に転職する場合、採用担当者は「なんで?」と単純に疑問をもちます。
例えば、
- アパレル→金融
- 運輸→不動産
- 営業→事務
- 介護→IT
となれば「なんで?」と思いますよね?
「なんで?」を説明するために、他業界や他職種に転職する場合は理由が必要です。
コツは、
- 前職で感じたこと
- 前職での心の変化
- 応募先の業界や職種に興味をもった理由
などをまとめることです。
例えば、こんな感じ(^^)

私は介護の仕事をしていたときに、利用者さんの状態を管理するソフト自体に興味を持ちました。
ソフトで情報を管理しているからこそ、職員が利用者さんに集中できるようになっていました。
次第にITに興味を持ち始め、現在はプログラムも勉強しています。
介護業界をはじめ、今後人材不足に困る業界は多いです。
そうした業界の業務効率を高めて役に立ちたいと思ったため、IT業界への転職を決意しました。
という感じです。
前職で成功したことと失敗したことを伝える
前職で成功したことと失敗したことを伝えるのも有効です。
成功したことは自慢できることなのでアピールしましょう。
採用するなら成功体験がある人が良いからです。
「失敗したこと」は伝えない方が良いように思いますが、「失敗からどう立て直したか」をセットで伝えましょう。
※失敗したことだけを伝えるのはNGです。
前述のとおり、企業がほしいのは「失敗しない人」ではなく、「失敗から学んで成長できる人」だからです。
例えば、

お客様に確認し忘れたことが原因で、クレームになってしまいました。
誠意をもって謝罪し、「今後このようなことがないようにします」と伝えましたが、許してもらえませんでした。
ですが、この失敗をきっかけに業務のチェックをするようになり、ミスが激減しました。
ちなみに、クレームになったお客様とはその後和解して今でも仲が良いです。
などです。
「失敗を経験したことでミスが激減した」という成長が見てとれますね(^^)
「御社で長く働きたい」と必ず伝える
自己PRの中に必ず「御社で長く働きたい」と伝えてください。
採用担当者は、「御社で長く働きたい」の一言を待っているからです。
正直、人材不足の時代なので採用担当者はあなたを採用したがっています。
しかし、なぜ第二新卒の採用に慎重になるかというと「すぐに辞めるんじゃないか…」と不安だからです。
採用担当者の本音は、「すぐやめないなら、若くて成長しそうな第二新卒は採用したい!」なのです。
つまり、あなたの口から「御社で長く働きたい」の一言があれば、採用される確率は上がります(^^)
「前職を短期退職してしまった失敗を、繰り返したくない」という一言も有効です。
※失敗から学べる人に見えるから。
自己分析をする
自分を知らなければ自己PRはできません。
自己PRとは「あなたを売り込むことだから」です。
あなたという商品を知らなければ、あなたのウリがわからず、何をアピールしていいかわかりません。
今まであったことを書き出して整理してみましょう。
また、自分では自分のことがわかりにくいものです。
家族や友人に自分の強みを聞いてみましょう。
周りの人に聞くことで思いもよらない自分の強みが見つかるかもしれませんよ(^^)
「自己分析が難しい…」という場合は、適職診断をしたり、転職エージェントに相談して客観的なアドバイスをもらうのも良いでしょう。
自己分析がしっかりできれば自分の強みがわかります。
自己PRをつくるには、まず自己分析をしましょう。
退職済みの場合は引継ぎをきちんとしたことを伝える
すでに前職を退職している場合は、前職の引継ぎをしっかりしてきたことを伝えるのも効果的です。
短期で退職していても責任感があって、仕事をきっちりする印象を与えられるからです。
短期退職した悪い印象を、少しでも払しょくするためにも有効です。
第二新卒の自己PRの型
第二新卒の自己PRには型があります。
型にあなたの情報を入れることで、あなた独自の自己PRが完成します。
あなたの自己PR作りの参考になれば、うれしいです(^^)
第二新卒の自己PRの型は主に下記の順序です。
- 前職の退職理由と志望動機に軽く触れる
- 応募企業の業務に役立つ、前職でのビジネススキル・実績をアピール
- 応募企業に入社した場合にそなえて、現在勉強していることをアピール
- あなたを採用するメリットを伝える
- 「御社で長く働きたい」で締める
という感じです。
必要に応じて、
- 仕事で大切にしていること
- 入社後のキャリアプラン
- 前職で成功したこと・失敗したこと
などを付け加えましょう。
履歴書の文字数制限がある場合や、面接の時間制限がある場合は、前職の退職理由と志望動機を省いて、
- 応募企業の業務に役立つ、前職でのビジネススキル・実績をアピール
- 応募企業に入社した場合にそなえて現在勉強していることをアピール
- あなたを採用するメリットを伝える
- 「御社で長く働きたい」で締める
で構成してください。
「自己PRを作るのが面倒くさい…」という人は上記の型にはめて自己PRを作ってみてください(^^)
例えば、

私は前職で事務職をしていました。
当時、事務職を選んだ理由を正直にいいますと「残業が少なそうだから」「土日休みだから」という業務と関係ないものでした。
志望動機の理由としては、前の会社に失礼なものだったと反省しています。
事務職を行うなかでエクセルの計算式に興味を持ちました。
休日も勉強して、同僚の業務が円滑に進むように独自のエクセルシステムを作っていました。
そして、私が作ったエクセルシステムが社内で共有されるシステムになりました。
それがきっかけで、ITシステムに興味を持つようになりました。
事務職はどうしても「手に職がつく仕事」ではなく、将来的に考えて不安になりました。
「やはり何か手に職をつけないといけない、どんなスキルを身につけようか」と思ったときに、ITしかないと思いました。
御社のことを調べさせていただきまして、未経験者でも採用していて研修が整っていると聞きました。
もちろん、研修に依存するつもりはありません、自分で積極的に勉強していきます。
現在もプログラミングの勉強をしています。
もちろんまだまだ勉強中ですが、まったくプログラムがわからない未経験者ではないため、御社の業務に早くなじめると思います。
御社は未経験から入社した人が長く働き続けている点に興味をもちました。
あくまでも頑張るのは私自身ですが、長く働ける環境で御社に長く貢献したいです。
という感じです。
上記の
- 前職の退職理由:事務職だと将来に不安、手に職をつけたい
- 志望動機:未経験者が長く働いている会社だから
- 前職での実績:エクセルシステムを作っていた
- 現在勉強していること:プログラミングを勉強している
- あなたを採用するメリット:プログラムを学んでいるので未経験者より早く業務になじめる
- 「長く働きたい」と伝えている
を満たしていますね(^^)
以前の仕事選びの基準が「残業が少なそうだから」「土日休みだから」だったことを反省していることで、「今回はそういう視点で企業を選んでいない」という印象も伝わります。
「研修が整っている」「未経験者が長く働ける」といっても「あくまでも頑張るのは自分」というスタンスも大切です。
会社に依存する気がないことが伝わるからです。
第二新卒の自己PRの型が、あなたの参考になればうれしいです(^^)
やっちゃいけない第二新卒の自己PR
第二新卒の転職で、やっちゃいけない自己PRをご紹介します。
下記の自己PRは使わないようにしてください。
採用担当者に悪い印象をもたれてしまいます。
採用担当者に一度悪い印象を持たれてしまうと、払しょくするのは難しいです。
履歴書作成や面接の参考にしてください(^^)
人間関係で退職したことは言わない方がいい
前職の退職理由が「人間関係」の場合は、言わない方が無難です。
採用担当者に、「うちの会社でも人間関係でトラブルになるかも…」と思われてしまうからです。
人間関係でモメる人を採用するのは、どの企業も嫌がります。
本当の退職理由が人間関係の場合でも、別の退職理由を用意しましょう。
前の会社の悪口を言わない
どんなに前の会社がひどいブラック企業であっても、前の会社の悪口を言ってはいけません。
応募企業の採用担当者は「うちの会社も悪口言われるかも…」と不快に思うからです。
あなたも、人の悪口を言う人とはちょっと距離を置きたいですよね(^^;
それといっしょです。
志望動機に説得力がないのはダメ
志望動機に説得力がないのは、大きな減点です。
採用担当者が「本当にうちの会社で働きたいの?」と疑問に思うからです。
例えば、前職の退職理由が「やりたい仕事じゃなかった」に対して、
応募企業の志望動機が「御社の仕事なら何でもやりたい」では矛盾していますよね。
採用担当者に、「やりたい仕事をやりたいんじゃないの?転職できればなんでもいいの?」という悪い印象を持たれます。
コミュニケーション能力をアピールしているのに、事務職を志望するのも少々違和感があります。
コミュニケーション能力を武器にするなら、営業職や販売職など人とコミュニケーションを多く取る職種の方が自然です。
「体力に自信があります!」と自己PRしているのに、事務職を志望するのも違和感があります。
前職の退職理由や自己PRと志望動機に、一貫性を持たせるようにしましょう。
学生時代の自己PRは使わない
「前職期間が短すぎて自己PRを思いつかない」という理由で、学生時代の自己PRを伝えるのはNGです。
第二新卒が学生時代の自己PRをしてしまうと「前職で得たものは何もないのかな?」と、悪い印象を持たれてしまうからです。
第二新卒は新卒ではないので、社会人経験やビジネススキルがあることが求められます。
学生時代の自己PRをする人なら、新卒を採用した方がいいですよね?
学生時代のインターンシップでの経験を、自己PRのメインにするのもNGです。
インターンシップは確かに仕事ですが、正社員の仕事ではないので実務経験として語るにはイマイチです。
前述のとおり、前職期間がどんなに短くても何か得たものがあるはずです。
前職期間にできるようになったことがどんなに小さなことでも、前職での経験で自己PRを作りましょう。
ただし、履歴書や面接で「学生時代に力を入れていたことは?」と聞かれたら、学生時代のことを伝えて大丈夫です。
「様々な~」「いろいろ~」は極力使わない
自己PRや志望動機に、「様々な~」「いろいろ~」はできるだけ使わないようにしましょう。
例えば下記の自己PRを見てください。

私は前職の製造業で、様々な業務をしてきました。
前職で得た様々な経験を、御社の業務にいろいろと活かせると思います。
「様々な業務」「様々な経験」「いろいろと活かせる」だと、何ひとつ具体的なイメージが伝わりませんよね(^^;
自己PRや志望動機では、「様々な~」「いろいろ~」の詳細をわかりやすく伝えましょう。

私は前職の製造業で、自動車のエンジン組み立ての業務をしてきました。
御社のエンジン部品の製造業務に、前職のエンジンの知識を活かせると思います。
という方が具体的なイメージがわきやすいですし、前職のスキルが活かせそうですよね(^^)
給料・休み・待遇を志望動機にしない
基本的なことですが、給料・休み・待遇を志望動機にしてはいけません。
- 「御社は給料が多いので志望しました」
- 「御社は休みが多いので志望しました」
- 「御社は福利厚生が良いので志望しました」
などは、自分がもらうことばかり考えていて、企業に貢献する気を感じないからです。
採用担当者からすれば「ほんとに働く気ある…?」という印象です(^^;
また、研修制度が良いことを志望動機にしてしまうと、「自分で成長する気がない」ととられる危険性もあります。
研修制度が志望動機になること自体は悪くありませんが、「もちろん自分で積極的に勉強するのが当然」という姿勢を伝えてください。
企業をほめまくるのは意味なし
履歴書や面接で応募企業をほめまくるのは無意味です。
採用担当者は、企業のファンがほしいわけではなく、あなたのことを知りたいからです。
よくあるのは、
- 「御社の実績は素晴らしいので志望しました」
- 「御社の企業理念に共感して志望しました」
などです。
企業をほめたところで採用担当者の本音は、
「うちの会社をほめてくれてありがとう。で、あなたを採用するメリットは何?」
です。
企業をほめても自己PRにも志望動機にもなりません。
企業をほめるのではなく、あなたを採用するメリットを伝えましょう。
ネットや本の自己PRをそのまま使わない
ネットや転職本に書かれている自己PRは、あなたの言葉ではないので説得力がありません。
ひどい人だと、ネットや本に書かれている自己PRをそのまま使う人がいますが、採用担当者は人を見るプロなのですぐにバレます。
採用担当者はたくさんの人を見てきているので、ありきたりの自己PRに飽き飽きしています。
あなたの実体験から生み出された自己PRだからこそ、採用担当者の心を動かすのです。
自己PR作りは時間をかけて行うものです。
テキトーに作って採用されるものではありません。
ウソをつかない
自己PRでウソを伝えるのは論外です。
- ウソの前職の実務経験を伝える
- 本当はできないことを「できる」と伝える
などは、ウソがバレたときに不採用になります。
また、もし採用になっても苦労するのはあなたです。
ウソをついて入社したことがバレれば、ずっと白い目で見られますよ。
ウソは絶対ダメです。
第二新卒の自己PRの例文
第二新卒の転職に使える自己PRの例文をご紹介します。
前述のとおり、下記の自己PRをそのまま使うのではなく、あなたなりにアレンジしてください。
あなたの自己PR作りの参考になると思います(^^)
保険営業職→住宅営業職へ転職の自己PR例文

私は前職の保険会社で2年間営業をしてきました。
もともと人とコミュニケーションをとるのは好きだったこともあり、営業所内で月の売上TOP5に入ったことが3回あります。
ただ、保険は商品の特性上、お客様のお役に立てるのはお客様に不幸があったときです。
たしかに感謝はされますが、お客様が心から喜べる状況ではないことにひっかかりがありました。
私は営業能力にさらに磨きをかけたいと思い、思い切って他の営業職に転職することを決めました。
私の親がマイホームを購入したとき、私を含めた家族全員がとても幸せな気持ちになりました。
住宅営業であれば、販売した段階で明確にお客様に喜んでいただけると思いました。
住宅知識に関しては、現在勉強中です。
保険でも住宅でも営業職であることは変わりませんし、前職で取得したFPの資格を活かして住宅購入を検討しているお客様に住宅ローンのアドバイスもできればと思っています。
御社はアフターフォローがしっかりしているとお聞きしました。
住宅は人生で一番高い買い物ですから、売りっぱなしではなくきちんとアフターフォローできる体制のある会社で働きたいと思って、御社を志望しました。
御社で長く働きたいと思っています。
上記の自己PRは、
- 前職の退職理由
- 志望動機
- 前職の実績
- 自己PR
- 現在勉強していること
- 自分を採用するメリット
- 長く働きたいこと
をすべて伝えていますね(^^)
FPのスキルを住宅営業に活かせる点や、アフターフォローがしっかりしている点で「御社でなければいけない理由」も説明できています。
接客業→営業職へ転職の自己PR例文

私は大手飲食チェーンに新卒で入社して、店長候補として働いてきました。
実際に店内で接客業務をしていました。
どんなに忙しくても、笑顔で明るく元気よく接客することだけは貫いてきました。
そうしたら、常連のお客様が私の顔を覚えてくれて軽い世間話をするようになりました。
顔見知りになって雑談をするようなお客様が増えてきたときに、もっと1人1人のお客様と深く関係を築く仕事をしたいと思うようになりました。
営業職であればお客様1人1人と深い関係を構築できて、人脈も広がっていくと思います。
人脈は財産です。
一度しかない人生なので、御社の営業職として貢献しながら人脈を形成していきたいです。
私は周りの人から「人あたりが良い」とよく言われます。
Facebookの友人も、実際に会ったことがある友人だけで500人はいます。
初めて会う人と仲良くなるのも得意であるため、営業職にチャレンジしたいみたいです。
御社の業務に必要なことは、現在も勉強中です。
人間関係構築や初めての人と仲良くなる能力を、御社の営業職に活かしていきたいです。
前職は3年で退職してしまったため、御社では長く働きたいです。
他職種への転職は「なぜ転職先の職種に興味をもったのか?」の説明が必要です。
営業職が未経験であることが弱みなので、人間関係構築が得意であることを自己PRしているのも良いでしょう(^^)
近年はSNSが当たり前になっているので、SNSの友人やフォロワーの数を自己PRに使うのも有効です。
※SNSはその人の人脈がわかるからです。
「笑顔で明るく元気よく」という部分は、いかにも第二新卒らしくフレッシュな印象を与えるため良いですね(^^)
営業職→IT系へ転職の自己PR例文

私は前職で、OA機器の営業職をしていました。
お客様の企業を訪問して担当者さんと仲良くなると、OA機器以外の相談をされることが増えていきました。
相談内容は、業務管理システム、顧客管理ソフト、WebサイトのことなどIT系のことが多かったです。
お客様満足の向上と思いIT系の勉強を始め、お客様に役立ちそうなソフトやシステムを紹介していました。
いつの間にか、お客様の悩みを解決した代わりにOA機器を買ってもらう、という営業手法になっていました。
IT系の勉強をしていくうちにどんどん興味を持ち始め、今では簡単なプログラムであれば書くことができますし、お客様に役立ちそうなWebサイトも運営しています。
自分のキャリアアップのためにも、本格的にIT企業で働いてみたいと思うようになりました。
前職のお客様に紹介したシステムの中に、御社の〇〇というシステムがありました。
私自身も大変感銘を受け、多くの企業様の役に立てるシステムだと思いましたし、こんなシステムを自分も作ってみたいと思ったため御社を志望します。
もちろんIT企業で働くのは初めてなのでまだまだ勉強中ですが、プログラムに関してはまったくの未経験ではないので御社のお役に立てると思います。
前職は2年半で退職しているため、御社では長く働きたいです。
他職種に転職する場合は理由が必要ですが、上手に説明できていますね(^^)
前職の退職理由や志望動機に、物語性があるのも良いです。
自己PRに独自性が生まれるため、採用担当者の印象に残りやすいです(^^)
営業職→事務職へ転職の自己PR例文

私は前職の証券会社で営業職をしていました。
幸い多くのお客様に恵まれて、営業所内の新人の中では1位の売上を挙げることができました。
私は営業職として働く中で、営業所内の営業事務の人たちに支えられていることに気づきました。
契約書類の処理、入金確認、電話対応など営業事務の人たちに支えられていなければ、営業職は思い切り営業ができません。
次第に、裏方で営業職を支える事務職に興味を持つようになりました。
前職ではパソコン業務ももちろんありましたし、営業職で鍛えたコミュニケーション能力があるため、事務職の電話対応や事務所内の人間関係構築には自信があります。
また、もともと営業職なので営業系の電話もできるため、営業も事務もできる人材になれると思います。
前職は2年で退職してしまったため、御社では長く働きたいです。
事務職への転職の自己PRは、もっとも難しいです。
「事務職へ転職したい=楽したい」と、思われる可能性があるからです。
※もちろん、事務職は楽な仕事ではありません。
特に営業職から事務職を志望すると、「営業が嫌で事務職になりたいのでは?」と思われがちです。
- 前職の営業職で、きちんと実績を残していること
- 事務職に就いても、営業で鍛えたコミュニケーション能力を活かせること
などをしっかりアピールしましょう。
コミュニケーション能力が高くて営業もできる事務職であれば、他の候補者と圧倒的な差別化ができます。
事務職は応募者が多いのに募集枠が少なく転職の難易度が高いので、自分の武器をしっかりアピールしてください。
第二新卒の転職や自己PRづくりは転職エージェントに相談する
第二新卒の自己PR作りは全部を1人でやることもできますが、転職のプロである転職エージェントに相談して、アドバイスをもらいながら自己PRを作成する方が効果的です。
自分では良いと思う自己PRも、客観的に見るとズレている可能性もあるからです。
第二新卒の転職に強い、相談できるタイプの信頼できる転職エージェントに相談すると、
- 応募企業に合わせた自己PR作りを手伝ってくれる
- あなたの自己分析のサポートをしてくれる
- 履歴書や職務経歴書のアドバイスもくれる
- 適職診断をしてくれるので、あなたに向いてる仕事がわかる
- あなたに合う企業を紹介してくれる
などをすべて無料でしてくれます。
特に、仕事をしながら転職活動をする人はなかなか時間がありませんから、転職エージェントを活用して効率的に転職活動しましょう。
あなたが仕事中も、あなたに合う会社をピックアップしてくれますよ(^^)
まとめ
第二新卒の自己PRを作るときは、「前職を短期で退職している」という点で工夫が必要です。
- 企業が第二新卒に求めていること
- 第二新卒の自己PR作りのコツ
- 自己PR作りの型
などを参考にして、自己PRを作ってみましょう。
履歴書にインパクトのある自己PRが書かれていないと、採用担当者が「あなたに会ってみたい」とならず、書類選考落ちしてしまいます。
前述のとおり、今は「たくさんの企業に応募する」よりも「応募する企業数が少なくても1社1社丁寧に準備する」のが良い時代です。
人材不足の時代なので、採用されやすいからです。
採用やれやすいなら、1社1社しっかり調べて、あなたの納得のいく企業に応募しましょう。
しっかり自己分析や企業分析をして、あなた独自・応募企業独自の自己PRを作りましょう。
転職に慣れている人はいませんから、転職エージェントに自己PRのアドバイスも求めるのも有効です。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです(^^)