正社員とフリーターの違い9選【結論、どっちでも生きていけますよ】

考える男性

正社員とフリーターの違いを知りたいな。

両方のメリットとデメリットも知りたい。

 

そろそろ正社員に就職しないといけないのかなぁ…

今のところ問題ない感じだけど、このままじゃヤバいかなぁ…?

 

正社員になるにはどうしたらいいんだろう?

あと、できればフリーターのままで生きていく方法があれば知りたい。

こういった疑問や不安に応える記事です。

本記事でわかることは下記のとおり。

  • 正社員とフリーターの違い、メリットとデメリットがわかる
  • フリーターから正社員に就職するコツがわかる
  • 正社員にならず生きていく方法がわかる

 

僕、佐藤誠一はこのブログや他の転職系サイトで、3000人以上の転職相談を受けてきました。

※全国職業相談センターというサイトで、相談対応もやってました。

ちなみに僕自身も、フリーターと正社員の両方の経験があります。

 

考える男性

フリーターと正社員の違いを教えてください。

やっぱり、正社員にならないとマズいですか?

という相談は、かなり受けました。

 

結論、正社員に就職するのは必須じゃないです。

ただし、今のフリーターのまま生きていけるほど甘くない感じ。

 

現在の僕は在宅フリーランスのWebライターでして、フリーターでも正社員でもない生き方をしています。

 

この記事では、正社員とフリーターの違いを知った上で、正社員に就職するコツや、正社員にならずに生きていく方法を解説します。

今後の人生をどうするか、けっこう指標になるかと。

あなたも自由を奪われないまま、安心して楽しく生きていけますよ。

正社員とフリーターの違い9選【比較してみよう】

正社員とフリーターの違い9選【比較してみよう】

結論、正社員とフリーターの違いは下記の9つです。

  1. 収入
  2. クビにしやすさ
  3. 福利厚生
  4. 休日の給料の有無
  5. 社会的信用
  6. 仕事の難易度
  7. 結婚のしやすさ
  8. 副業のしやすさ
  9. 辞めやすさ

 

1つずつ解説しますね。

①収入が違う【正社員とフリーターは年収は生涯賃金差がエグい】

正社員とフリーターの平均年収は、下記のとおりです。

  • 正社員:538万円
  • フリーター:179万円

 

参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」、国税庁「平成30年分民間給与実態統計調査

 

年収が違う理由は、正社員には下記の3つがあるから。

  1. 昇給
  2. ボーナス
  3. 手当て(住宅手当、役職手当など)

 

という感じで、どうしても正社員の方が年収が高くなります。

 

下記の記事も参考になると思います。

 

世代別の年収の推移や生涯賃金

正社員とフリーターの世代別の平均年収は、下記のとおりです。

世代 正社員 フリーター
20~24歳 332万円 179万円
25~29歳 419万円 179万円
30~34歳 482万円 179万円
35~39歳 533万円 179万円
40~44歳 575万円 179万円
45~49歳 616万円 179万円
50~54歳 663万円 120万円
55~59歳 652万円 120万円
60~64歳 497万円 120万円

正社員は厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を参考にしてます。

フリーターの年収は国税庁の「平成30年分民間給与実態統計調査」を参考にしてますが、フリーターは昇給がないのでずっと同じままで仮定してます。

50代から年収が下がりますが、これは選べるバイトが減るから。

 

上記をふまえて正社員とフリーターの生涯賃金を比較すると、下記のとおり。

  • 正社員:約2億4000万円
  • フリーター:約7000万円

 

生涯賃金は3倍以上も違います。

この辺は退職金の有無とかも関係してますね。

 

結論、正社員の方が稼げます。

【ただし】同一労働同一賃金で正社員の旨みが減った

2020年4月1日から「同一労働同一賃金」が始まり、正社員の旨味が減ってます。

「同一労働同一賃金」とは、正社員とアルバイトの待遇の差をなくす制度です。

 

今後は、下記のようになるかもしれず、正社員のメリットは減少しますね。

  • 手当がなくなる
  • ボーナスカット

 

②クビにしやすさが違う

フリーターは簡単にクビにできるけど、正社員は基本的にクビにできないから。

  • アルバイト=非正規雇用
  • 正社員=正規雇用

 

って感じでして、会社の経営が悪化すると、まずクビを切られるのはアルバイトです。

 

正社員って簡単にクビにできないので、ある程度は守られてるんですよね。

なので、フリーターの方が不安定です。

【でも】正社員もクビになる時代になった

コロナ不況の影響で、大企業でもリストラが進んでます。

一例をあげると下記のとおり。

  • 東芝:子会社で770人リストラ
  • レオパレス21:希望退職者を1000人規模で募集
  • 三菱UFJ銀行:8000人クビ

 

結論、もう正社員=安定の時代は終わってます。

 

ただし、まずクビを切られるのはアルバイトからなので、フリーターはもっと不安定になったということですね。

③福利厚生の違い

原則的に、フリーターには福利厚生がないけど、正社員には福利厚生があります。

具体的には、正社員には下記がありますね。

  1. 健康保険
  2. 厚生年金
  3. 休暇制度(夏季休暇、育児休暇など)

 

健康保険と厚生年金は会社が半額出してくれるので、社員の負担は小さいです。

フリーターは国民健康保険も国民年金も全額負担なので、きついところ。

正社員とフリーターは将来もらえる年金が違う

しかも将来もらえる年金は、下記のようにけっこう違います。

  • 正社員:約20万円/月
  • フリーター:約6万円/月

 

6万円じゃ生活できないですよね。。。

しかも、フリーターの中には国民年金を払ってない人も多く、まったく年金をもらえない人もいるでしょう。

 

老後の生活の差は、けっこうエグいです。

老後破産するフリーター多数です。

④休日の給料の有無の違い

フリーターが休むと無給だけど、正社員は有給休暇なので休んでも給料が出ます。

例えば、フリーターが10日休んだら給料も10日分減りますが、正社員は減らないんです。

 

なので、正社員は体を壊して働けないときも、一応給料が出ます。

※さすがにずっとじゃないですけど。

 

この辺の守られてる感も、正社員とフリーターでけっこう違います。

⑤社会的信用の違い【ローンに差が出る】

フリーター=不安定という審査で、ローンを借りれません。

でも正社員なら、住宅ローンでもマイカーローンでも借りれます。

 

先ほど紹介した「クビにしやすさ」とも関係してるんですが、アルバイトは真っ先にクビを切られる対象なので、ローンはきついですね。

社会的信用は、正社員の方が上です。

⑥仕事の難易度の違い

仕事の難易度は、正社員の方が難しいですね。

正社員の方が責任が重いから。

 

反対に、フリーターは簡単な仕事しか任されないので、仕事の難易度は低いです。

 

また、正社員だと転勤とかもありますが、フリーターにはありません。

この辺も、正社員の仕事の責任の重さの象徴です。

正社員は転職しやすい

なぜなら、正社員は難しい仕事をしてるので、スキルが評価されて採用されやすいから。

フリーターは簡単な仕事しかしてないので、転職は不利です。

 

特に、フリーターのまま30歳を迎えてしまうと、正社員になるのは厳しいですね。

この辺は、フリーターは何歳までなら就職できる?【答え:29歳までだが裏技あり】にまとめてます。

フリーターは何歳までなら就職できる?【答え:29歳までだが裏技あり】

⑦結婚のしやすさ

フリーターは結婚しにくいです。

理由はモテないから。

※きついこと言ってすみません。

 

フリーターは収入が低いので、結婚生活が難しいため、どうしても結婚と縁遠くなります。

ちなみに現代では、男性も女性に安定した収入を求める傾向なので、女性のフリーターもモテませんよ。

 

詳しくは、下記の2記事が参考になるかと。

 

⑧副業のしやすさの違い

結論、正社員は副業をしにくく、フリーターは副業しやすいです。

いまだに副業禁止の会社があり、正社員は副業を規制されてるから。

 

あと、正社員は自由時間が少ないので、副業できる時間をとりにくいです。

後述しますが、副業で手に職をつければ、正社員にならなくてもいいですよ。

 

参考:フリーターにおすすめの副業7選【正社員じゃなくても人生安泰です】

フリーターにおすすめの副業7選【正社員じゃなくても人生安泰です】

⑨辞めやすさの違い

フリーターはいつでも辞められるけど、正社員はなんだかんだで2ヶ月くらいかかります。

フリーター=非正規雇用なので、辞めるのが簡単なんですよね。

 

正社員=正規雇用なので、簡単に入社できない分、辞めるのも簡単じゃないです。

正社員とフリーターのメリットとデメリット【どっちがいいの】

いろいろお伝えしてきましたが、正社員とフリーターのメリットデメリットをまとめておきます。

どっちもどっちなので、あなたの今後の人生に合う方を選べばOKですよ。

メリット デメリット
正社員 収入が安定してる

クビになりにくい

福利厚生が充実してる

有給休暇がある

ローンが通る

スキルが身につく

転職しやすい

結婚できる

終身雇用の崩壊でクビになることもある

同一労働同一賃金でメリットが減った

仕事の責任が重い

仕事が難しい

時間や休日の自由がきかない

副業しにくい

辞めにくい

フリーター 同一労働同一賃金で待遇が向上

仕事の責任が軽い

仕事が簡単

時間や休日の自由がきく

副業しやすい

辞めやすい

収入が安定しない

クビになりやすい

福利厚生がない

有給休暇がない

ローンを組めない

スキルが身につかない

転職が不利

結婚できない

友達や親戚と会いづらい

結論、正社員になった方がいいと思うなら、就活を始めましょう。

フリーターから正社員に就職する3つのコツ

フリーターから正社員に就職する3つのコツ

考える男性

ちなみに、フリーターから正社員に就職するには、どうしたらいいの?

フリーターだから、採用されるか不安だなぁ…

なんかコツとかあるのかな?

結論、下記の3つをやると、割と採用されやすいです。

  1. 採用されやすい職種に就職する
  2. 向いてる仕事を選ぶ
  3. アルバイト経験で活かせるスキルをアピール

 

1つずつ解説しますね。

①採用されやすい職種に就職する

そもそも採用されやすい職種なら、フリーターでも採用されるから。

具体的には、未経験者でもOKな求人ですね。

 

特におすすめの職種は、下記のとおり。

  1. プログラマー
  2. インフラエンジニア
  3. 営業
  4. CADオペレーター
  5. 宅地建物取引士

 

これら5つの共通点は「手に職がつくこと」です。

終身雇用も崩壊したので、手に職をつければフリーターだった人でも人生安泰です。

 

各職種の詳細は、手に職がつくおすすめの仕事7選【サラリーマン辞められます】をどうぞ。

手に職がつくおすすめの仕事7選【サラリーマン辞められます】

【ただし】未経験OKの会社はブラック企業に注意

未経験OKの求人は、ブラック企業もあるので注意してください。

ようは、誰でもいいから採用してコキ使う気なんです。

 

ブラック企業を事前に避けるコツは、ホワイト企業の見分け方【35のチェックポイントを公開】にまとめてます。

ホワイト企業の見分け方【35のチェックポイントを公開】

②向いてる仕事を選ぶ

どうせ就職するなら、向いてる仕事を選びましょう。

向いてる仕事なら、飛び級で成長できるから。

今までフリーターだった分も、向いてる仕事なら数年で埋められますよ。

 

考える男性

でも、自分に向いてる仕事なんてわからないよ…

という人は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】をどうぞ。

タイプ別に向いてる仕事を明記してるので、あなたに向いてる仕事がすぐにわかります。

自分に向いてる仕事がわからない人におすすめの適職診断|40タイプ別の転職先

③アルバイト経験で活かせるスキルをアピール

応募企業が喜びそうなアルバイト経験は、履歴書や面接でアピールしましょう。

即戦力に見えて、採用されやすくなるから。

 

例えば、下記みたいなケースは有効ですね。

  1. 販売のアルバイト→営業に就職:コミュニケーションスキルをアピール
  2. 事務のアルバイト→エンジニアに就職:PCスキルをアピール
  3. 工場のアルバイト→建設業に就職:体力をアピール

 

普通はアルバイト経験は履歴書に書かないんですが、あえて書いてアピールするのがコツです。

履歴書に書き切れないなら、職務経歴書に詳細を書いてもOKですよ。

 

応募する企業が欲しがりそうなエピソードを添えると、採用されやすいです。

不安ならフリーターに強い就職エージェントに相談する

心配な男性

でも、ずっとフリーターだったし、正社員の面接とか不安だなぁ…

面接で突っ込まれたら、言葉に詰まりそう…

結論、1人で就活が不安なら、フリーターに強い就職エージェントに相談しても良いかと。

彼らは、フリーター→正社員の就職のプロだから。

 

具体的には、ウズウズが良いかなと思います。

理由は下記の2つ。

  1. フリーター→正社員の就職成功率86%
  2. ブラック企業は紹介しない(定着率95%)

 

フリーター→正社員の就職に失敗しにくいので、とりあえず相談しといてもいいかと。

 

無料だし、紹介される求人を見てからサポートを利用するか決めてもOKですよ。

※メール1本で相談をやめられます。

 

ウズウズの評判は、ウズキャリの評判や口コミをご紹介【悪い評判がある理由も解説】にまとめてます。

20代向け転職エージェントのウズキャリの評判や口コミ紹介|評判が悪い噂は本当?

正社員にならずに生きていく方法【フリーターの自由度より上】

正社員にならずに生きていく方法【フリーターの自由度より上】

考える男性

ちなみに、できたら正社員にはなりたくないんだよね…

正社員にならないで生きていく方法があれば、知っておきたいな。

結論、フリーターをしながら、手に職をつければOKです。

手に職があれば、正社員じゃなくても食っていけるから。

 

事実、現在の僕は正社員でもフリーターでもなく、在宅フリーランスのWebライターです。

「Webライター」という手に職があるので、在宅でのんきに稼げてます。

※年収は750万円くらい。

 

手に職を身につければ生きていけるので、正社員にならなくてもいいですよ。

具体的に、これからも安定して食っていける「手に職」は、下記の6つかなと。

  1. プログラマー
  2. Webデザイナー
  3. 動画編集
  4. Webライター
  5. アフィリエイター
  6. Youtuber

 

この辺は、フリーターは何歳までなら就職できる?【答え:29歳までだが裏技あり】に詳細をまとめてます。

【コロナチャンス】フリーター+フリーランス最強説

前述のとおり、コロナ不況で多くの企業がリストラをやってます。

そうなると、もう今までの常識は通用しない時代。

「正社員になれば安泰」という時代は、もう終わってます。

 

個人的には、今の時代に合ってる生き方かは「フリーター+フリーランス」かなと。

アルバイトをしながら生活費を稼ぎつつ、空き時間で手に職をつければOK。

 

最終的には、フリーランスだけで食っていけます。

※僕もそんな感じで、Webライター1本で食えるようになりました。

 

フリーターは正社員より自由になる時間が多いから、手に職をつける時間が多くて、むしろフリーターの方が有利ですよ。

 

時代はどんどん変わるし、常識は壊れます。

2020年以降は「フリーター+フリーランス」もアリかなと思いますよ。

まとめ【正社員とフリーターの違いを理解しつつ、今後の人生を考えよう】

まとめ【正社員とフリーターの違いを理解しつつ、今後の人生を考えよう】

ということで、正社員とフリーターの違いを理解して、今後の人生の進路を考えてみましょう。

正社員とフリーターの違いは、下記のとおりです。

  1. 収入は正社員が上
  2. フリーターはクビにされやすい
  3. 福利厚生は正社員が上
  4. 正社員は休んでも給料が出る
  5. 正社員の方がローンを借りやすい
  6. 仕事の難易度は正社員の方が上、転職しやすい
  7. フリーターは結婚しにくい(モテないから)
  8. フリーターの方が副業しやすい
  9. 辞めやすさはフリーターが上

 

もし正社員になりたいなら、さっそく就活を始めましょう。

なぜなら、フリーター期間が長くなるほど、正社員の就職は不利だから。

 

嫌な面接官

どうしてずっとフリーターだったの?

という面接の質問は、なかなか怖いですよ。。。

 

就職は1歳でも若い方が有利だし、就活は3~6ヶ月くらいかかるので、その間に年齢が上がるとさらに不利になります。

 

結論、できることからでいいので、今日から動きましょう。

「明日でいいや」だと明日もやらないので、人生は変わりません。

 

就活のコツは、下記の3つです。

  1. 採用されやすい職種に就職する
  2. 向いてる仕事を選ぶ
  3. アルバイト経験で活かせるスキルをアピール

 

就活が不安なら、ウズウズなどフリーター→正社員の就職に強いエージェントに相談しつつ、紹介される求人を見つつ行動すればOK。

無料なので、相談してから利用するか決めてもいいくらいです。

 

※メール1本で相談をやめられます。

参考:ウズキャリの評判や口コミをご紹介【悪い評判がある理由も解説】

 

正社員になりたくないなら、手に職をつければOKです。

詳しくは、フリーターは何歳までなら就職できる?【答え:29歳までだが裏技あり】をどうぞ。

 

ということは、あとは行動あるのみ。

大まかに人生の方向性を決めたら、あとは行動しながら考えましょう。

 

考えてから行動してたら、あっという間に30歳を超えてしまいます。

今日から行動すれば、あなたは安心して楽しく生きれる人生になりますよ。

 

できることから、少しずつ始めてみましょう。