
フリーターって何が悪いの?
ちゃんと働いてるし、誰にも迷惑かけてないけど。
まぁ、親とか友達が否定的なことを言ってくる気持ちもわかるけど、
できたらフリーターでいたいんだよね。
そもそも、正社員にもリスクがあるんじゃないの?
なんか、正社員にならなくても一発逆転して、ギャフンと言わせる方法はないかな?
こういった疑問や要望に応える記事です。
本記事でわかることは下記のとおり。
- フリーターの何が悪いかわかる
- 正社員のリスクがわかる
- フリーターが一発逆転する方法がわかる
僕、佐藤誠一は元フリーターです。
現在はフリーランスのWebライターでして、個人事業主です。
僕の履歴は下記のとおり。
年齢 | 職業 | 雇用形態 | 年収 |
21~22歳 | 国家公務員 | 正社員 | 180万円 |
22~26歳 | フリーター | 非正規雇用 | 180万円 |
26~31歳 | 保険営業 | 個人事業主 | 600万円 |
31~33歳 | 保険代理店 | 個人事業主 | 600万円 |
33~36歳 | 法人向けWebコンサル営業 | 個人事業主 | 600万円 |
36歳~現在 | Webライター | 個人事業主 | 750万円 |
つまり、正社員だった経験は21~22歳だけです。
現在の年収は750万円くらいなので、同級生の中では稼いでる方かなぁと。
別に、正社員にならなくても生きていけると思います。
この記事は、元フリーターで現在は個人事業主の僕が書いたので、ある程度の信ぴょう性があるかと。
結論、フリーターは悪くないし、フリーターから一発逆転することも可能です。
一応、記事の前半でフリーターのリスクを解説しますが、正社員のリスクも知っておきましょう。
あなたの今後の人生設計の参考になればうれしいです。
目次
フリーターは何が悪いのか【4つのリスクがある】
まず、フリーターの何が悪いのか解説します。
「何が悪いのか」というより、「フリーターのリスク」と言った方がいいかも。
大きく分けて、下記の4つのリスクがあります。
- 金銭的なリスク
- 世間的なリスク
- 保障的なリスク
- 就職的なリスク
1つずつ解説しますね。
※かなり細かく解説するので、必要なところだけ読んでもらってもOKです。
①金銭的なリスク
金銭的なリスクは、主に下記の5つ。
- 生涯賃金が低い
- 給料が上がらない
- 雇用が不安定
- ボーナスや退職金がない
- 住宅ローンを組めない
深掘りします。
生涯賃金が低い
生涯賃金は下記のとおり。
- 正社員:2億5000万円くらい
- フリーター:8000万円くらい
正社員の1/3くらいしか稼げません。
なので、フリーターだと「お金に困る人生」になります。
給料が上がらない
フリーターは昇給がありません。
短期労働者だからです。
もちろん長く働けば時給アップもありますが、正社員の昇級とは比べ物になりません。
雇用が不安定
非正規雇用だからです。
簡単にいうと、会社の業績が悪くなると真っ先にクビにされます。
「派遣切り」とかが有名ですよね。
正社員をクビにするのは大変なので、楽にクビにできる非正規雇用者から切られます。
ボーナスや退職金がない
ボーナスも退職金も、正社員のためのものだから。
フリーターの報酬は時給なので、ボーナスも退職金もありません。
住宅ローンを組めない
雇用が不安定だからです。
貸す側も怖いですしね。
他にも、下記のデメリットがあります。
- クレジットカードを作れない
- 借りれる賃貸物件が少ない
- カーローンが通りにくい
②世間的なリスク
続いて、世間的なリスクは下記の4つ。
- フラフラしてるイメージ
- 結婚できない
- 親が恥ずかしがる
- 正社員の友達に劣等感を抱く
こちらも深掘りします。
フラフラしてるイメージ
フリーター=将来を考えてないという印象だから。
※この辺は人それぞれなので、周りの勝手な偏見ですが。
ただ、日本には「正社員は立派、フリーターはダメ」という風潮が強いので、偏見をもたれがちです。
結婚できない
収入が少ないからです。
仮に相手が良いと言っても、相手の親が嫌がるでしょう。
子供が生まれたら養うのは至難の技なので、物理的に結婚は難しいです。
親が恥ずかしがる
堅い親は恥ずかしがります。
近所や親戚の目が気になるので。
※自分の子供なんだから堂々と自慢すればいいのにね。
正社員の友達に劣等感を抱く
正社員の友達の中には、マウントをとってくる奴もいるので。

その歳で、まだフリーターなの?
はマウントですね。
別にいいですよね、あなたの人生なんだから。
③保障的なリスク
保障的なリスクは下記の3つ。
- 老後にもらえる年金が少ない
- 会社の福利厚生がない
- 病気やケガ→収入ダウンに直結
こちらも深掘りします。
老後にもらえる年金が少ない
国民年金しか入ってないから。
正社員は厚生年金もプラスされるので、老後にもらえる年金は多くなります。
フリーターの中には国民年金を払ってない人もいるので、老後に生活できなくなります。
※ただし、本当に将来年金が出るのかも不安ですが。
会社の福利厚生がない
非正規雇用なので。
正社員だと下記の福利厚生がありますが、フリーターにはありません。
- 休暇制度
- 各種手当て
- 従業員優待
病気やケガ→収入ダウンに直結
フリーターは、休むと収入が下がるので。
正社員が病気やケガで休んでも下記などで収入が保障されてますが、フリーターはゼロになります。
- 傷病手当金
- 病休
- 産休・育休
④就職的なリスク
最後に、就職的なリスクは下記の2つ。
- フリーターのまま30代になると、正社員就職は難しい
- 評価されるスキルが身につかない
これも深掘りします。
フリーターのまま30代になると、正社員就職は難しい
即戦力人材とみなされないから。
例えば、下記だったら採用されるのはAさんです。
- Aさん:33歳、正社員で営業を経験してきた
- Bさん:33歳、アルバイトを転々としてきた
Bさんは年齢の割に使えなさそうだから。
20代なら正社員になれますが、30代だと一気に不利になります。
評価されるスキルが身につかない
フリーターの仕事は単純労働だから。
厳しくいうと「誰でもできる仕事」なので、スキルとして評価されません。
ようは「あなたでないとできない」がないので、就職が難しいです。
【結論】フリーターが不安なら正社員になればいい
ということで、客観的にフリーターのリスクを解説してきました。
上記を読んで、

やっぱり正社員じゃないと不安だな…
と思うなら、正社員になればOKです。
客観的な情報を見て、判断するのはあなた。

それでも、フリーターでいい。
と思うのも自由です。
フリーターから正社員になる方法
フリーターから正社員の就職が難しい5つの理由【結論:就職できます】にまとめたので、参考にどうぞ。
ちなみに、フリーター→正社員の就活は難航します。

なぜフリーターを続けたんですか?
って、面接で絶対聞かれるから。
これに真っ当な答えを言えないと、不採用です。
この辺は、フリーター→正社員に強い就職エージェントに相談すればOK。
ウズウズなんかが良いと思います。
フリーター→正社員の内定率86%なので、あなたが1人で就活するより成功確率は高いです。
ウズウズの評判は、ウズキャリの評判や口コミをご紹介【悪い評判がある理由も解説】にまとめたので、興味あればどうぞ。
【悲報】正社員にもリスクはある【彼らも洗脳されてる】

親とか友人に「正社員になれ」って言われる。
でも、正社員にもリスクがあるんじゃないの?
おっしゃる通りで、正社員にも下記の2つのリスクがあります。
- 同一労働同一賃金
- 終身雇用の崩壊
正社員のリスクも知っといて損はないかと。
1つずつ解説します。
①同一労働同一賃金
2020年4月から「同一労働同一賃金」がスタートしました。
簡単にいうと、正社員とフリーターの賃金格差をなくす法律です。
海外では割と当たり前の制度でして、下記のような考え方・法律です。
参考:厚生労働省「同一労働同一賃金特集ページ」
賃金格差の例
例えば、事務職なんかは顕著ですね。
正社員でもアルバイトでも、下記のような業務をやってるのに、年収が大きく違います。
- コピーをとる
- 資料を作る
- 電話をとる
たしかにそう言われると、賃金格差は変ですよね。
同一労働同一賃金で正社員のメリットは減った
わかりやすくまとめると、同一労働同一賃金で下記のようになりました。
- 正社員:メリットが減った
- フリーター:メリットが増えた
「だったら、フリーターでもいいんじゃね?」と個人的には思います。
②終身雇用の崩壊
正社員の終身雇用は、とっくの昔に崩壊してます。
なので、手に職がないと正社員も生き残れません。
例えば、ノースキルなのに40代でリストラされたら、かなりキツいはず。
ノースキルの正社員よりも、スキルがあるフリーターの方が今は有利です。
※この辺は、後述する「フリーターが一発逆転する方法」で解説します。
「正社員で就職すべき!」は国の洗脳です
「正社員は立派、フリーターはダメ」というイメージは、完全に国の洗脳ですよ。
なぜなら、正社員の方が税金をたくさん納めれてくれるから。
しかも正社員は「源泉徴収」という名の「税金の天引き」をされてるので、国にとってはサラリーマンが増えてくれる方が儲かるんです。
賢い人は、独立して節税をします。
あなたは、下記のどちらになりたいですか?
- 何も考えずただ税金を搾り取られるサラリーマン
- 賢く節税して、手元にお金を残す人
【痛快】フリーターが一発逆転する方法【手に職をつければOK】

なんか正社員の友達にマウントとられてムカつく…
親も「親戚に会わせるのが恥ずかしい」とか言うし…
なんか一発逆転して、ギャフンと言わせる方法ない?
結論、下記の3ステップで一発逆転できます。
- フリーターで時間があるうちにスキルを身につける
- 身につけたスキルで1回就職する
- 経験を積んだら独立する
これ、僕がやった方法です。
前述のとおり、終身雇用の崩壊=手に職がないと生きていけないなので、フリーターでもスキルを身につければ正社員に勝てますよ。
1ステップずつ解説しますね。
①フリーターで時間があるうちにスキルを身につける
フリーター最大の強みは、時間の自由がきくこと。
この時間を有効活用して、スキルを身につけましょう。
具体的に、今後も需要があって稼げるスキルは下記の3つ。
- プログラマー
- インフラエンジニア
- 営業
詳しくは、手に職がつくおすすめの仕事7選【サラリーマン辞められます】にまとめてます。
まずは上記3つのどれかで、基礎的なスキルを身につけましょう。
②身につけたスキルで1回就職する
次に、1回正社員で就職してください。

え~…
結局は正社員に就職するの?
と思うかもですが、大丈夫。
1回正社員になる理由は、実績を作るため。
次の3ステップ目が「独立する」なのですが、独立して食っていくには実績が必要だから。
なので、正社員で働くのは数年でOKです。
独立すると信用が必要なので、正社員で給料をもらいながら実績を作りましょう。
③経験を積んだら独立する
正社員で数年の経験を積んだら、独立しましょう。
独立すれば、収入の上限がなくなるから。
うまくやれば、正社員の同級生より稼げますよ。
この辺までくると、ギャフンと言わせることができます。
時間はかかりますが、コツコツと積み上げれば一発逆転は可能です。
【ちなみに】業界はITがおすすめ
ぶっちゃけ、スキルを身につけるならIT系のスキルがおすすめ。
なぜなら、IT業界が伸びてるから。
- AI
- 5G
- SNS
- Youtube
- ゲーム
などを見てると、まだまだ伸びそうですよね。
追い風を受けながら生きる最大のコツは、伸びてる業界で働くことです。
先ほど紹介した下記の仕事は、年収1000万円以上を稼ぐ人もいます。
- プログラマー
- インフラエンジニア
※もちろんフリーターから可能。
ちなみに、プログラマーとインフラエンジニアについては、下記の記事で詳しく解説してます。
【体験談】僕もIT業界で稼げました
僕の現在の仕事である「Webライター」も、IT業界のお仕事。
冒頭でもお伝えしましたが、僕は営業をやってたんですが、ITの方が楽に稼げました。
年齢 | 職業 | 年収 |
26~31歳 | 保険営業 | 600万円 |
31~33歳 | 保険代理店の営業 | 600万円 |
33~36歳 | 法人向けWebコンサル営業 | 600万円 |
36歳~現在 | Webライター | 750万円 |
営業はかなり苦労しましたが、今のIT系の仕事はあんまり苦労してないのに営業より稼げてます。
理由は、時代の追い風にのってるからですね。
この辺は、IT業界は将来性ありまくり【現役エンジニアのリアルな感想】にまとめたので、興味あればどうぞ。
あまり苦労したくないなら、ITが良いかと。
ITスキルの習得はプログラミングスクールが効率的【就職もできる】

でも、ITの勉強なんかしたことないよ…
文系出身だし…
僕なんかにできるの?
結論、できます。
今はプログラミングスクールが増えてる時代で、誰でも効率的にスキルを習得できるから。
おすすめのプログラミングスクールは、【格安あり】おすすめのプログラミングスクール3選【元はとれる】にまとめてます。
無料体験があるので、まずはプログラミングに触れてみてから判断すればOK。
「楽しい」と思えば才能アリですよ。
【結論】フリーターでも戦略的に人生設計すれば大丈夫
ということで、別に正社員にならなくても、きちんと人生設計して行動すれば人生は大丈夫です。
事実、僕も大丈夫だったので。
なので、正社員になることが目的になっちゃダメ。
正社員になるとかならないって、あくまで手段の話でして、ようは「あなたがどういう人生にしたいか」が重要なんですよね。
だから、正社員にこだわらなくてもOKかと思います。
まとめ【フリーターの何が悪い?→きちんと人生設計すれば別に悪くない】
最後にもう一度、フリーターの4つのリスクをまとめておきます。
金銭的なリスク | 生涯賃金が低い
給料が上がらない 雇用が不安定 ボーナスや退職金がない 住宅ローンを組めない |
世間的なリスク | フラフラしてるイメージ
結婚できない 親が恥ずかしがる 正社員の友達に劣等感を抱く |
保障的なリスク | 老後にもらえる年金が少ない
会社の福利厚生がない 病気やケガ→収入ダウンに直結 |
就職的なリスク | フリーターのまま30代になると、正社員就職は難しい
評価されるスキルが身につかない |

やっぱり正社員になった方がいいかな…?
と思うなら、正社員になればOKです。
ウズウズという就職エージェントは、フリーター→正社員の内定率86%なので、就職しやすいです。
ウズウズの評判は、ウズキャリの評判や口コミをご紹介【悪い評判がある理由も解説】にまとめてます。
また、親や友達は「正社員になれ」と言うかもですが、正社員にも下記の2つのリスクがあります。
- 同一労働同一賃金
- 終身雇用の崩壊
フリーターから人生を一発逆転する方法は、下記の3ステップ。
- フリーターで時間があるうちにスキルを身につける
- 身につけたスキルで1回就職する
- 経験を積んだら独立する
時代的にはITスキルを身につけると、時代の追い風にのれますよ。
ちなみに、未経験からスキルを身につけられるプログラマーとインフラエンジニアについては、下記の記事のまとめてます。
また、無料体験があるプログラミングスクールは、【格安あり】おすすめのプログラミングスクール3選【元はとれる】をどうぞ。
いずれにせよ、ずっとフリーターのままというわけにもいかないので、あなたが好きな進路に向かって行動開始しましょう。
できるだけ客観的な情報をまとめたので、選ぶのはあなたです。
あなたの人生設計の参考になればうれしいです。