エンジニア

富士ソフトの中途採用の年収や入社難易度、評判についてご紹介します。

 

富士ソフトについて詳しく知りたくて、実際に秋葉原の富士ソフトのアキバプラザに行って採用担当者さんに話を聞いてきました。

 

採用担当者さんの声も交えて、富士ソフトについて解説していきます。

 

富士ソフトはソフトウェアの開発や販売、SI、アウトソーシングを行う大手企業です。

業務系ソフトや自動車・家電などの組み込み系ソフトや、制御ソフトがメインです。

 

中途採用では未経験者も積極的に採用しています。

IT業界が初めてという人も富士ソフトに転職できますが、未経験者でも仕事ができるのか気になるところですよね?

 

それでは、富士ソフトについてさっそく見ていきましょう(^^)

目次

富士ソフトの会社概要

富士ソフト

富士ソフトの会社概要をご紹介します。

 

富士ソフトは、創業者である野澤宏(のざわひろし)氏が1970年に、自宅であった団地で始まった企業です。

当時は資本金300万円からスタートしています。

 

現在では、

  • 資本金:262億28万円
  • 売上高:2310億7400万円
  • 従業員数:7840名

にも及ぶ大企業になっています。

 

主な事業内容は、SIerを始め、

  1. モバイルソリューション
  2. 教育ソリューション
  3. クラウドインテグレーションサービス
  4. 映像配信ソリューション
  5. デジタルリビングソリューション
  6. ロボットテクノロジー
  7. 組み込み系テクノロジー
  8. セキュリティーソリューション
  9. リテールソリューション
  10. AIソリューション
  11. ネットビジネスソリューション
  12. 個人向けソフト開発

など、多岐にわたります。

モバイルソリューション

富士ソフトでは、

  • FSMobile:モバイルルーター
  • moreNOTE:タブレット端末を使ってペーパレス会議や遠隔会議を行えるソフト
  • SmartEntrySheet:スムーズなタブレットへの手書きソフト
  • smartCOCO:顧客の今いる位置に応じたクーポンやキャンペーン情報を送信する位置連動型の情報配信ソリューション

などのモバイルソリューションを提供しています。

参考:富士ソフト「モバイルソリューション

教育ソリューション

富士ソフトは、学校の教育現場で使えるソフト「みらいスクールステーション」も開発しています。

 

大型のスクリーン(電子黒板)に資料を簡単に表示させることができて、画面に直接書き込むこともできます。

子供たちにわかりやすい授業を行うことができます。

 

また、タブレットを使った授業や、リアルタイムの動画配信機能などもあります。

教育現場での新しい授業の形が注目されています。

参考:富士ソフト「みらいスクールステーション

クラウドインテグレーションサービス

富士ソフトのクラウドインテグレーションサービスは、

  • Microsoftソリューション
  • Concur:従業員の経費管理ソフト
  • アマゾンウェブサービス:Amazonが提供するクラウドサービス
  • グーグルエンタープライズサービス
  • セールスフォースエンタープライズサービス
  • アウトソーシングサービス:構築・運用・保守などのアウトソーシング
  • オンライン詐欺防止ソリューション

などを行っています。

 

大手企業のシステムのクラウド化の仕事もしているということですね。

 

「アウトソーシングサービス」は、未経験で富士ソフトへ転職する人がやることが多い仕事です。

参考:富士ソフト「クラウドインテグレーションサービス

デジタルリビングソリューション

デジタルリビングソリューションは、主にデジタルテレビのシステムのことです。

 

富士ソフトでは、デジタルテレビのプラットホーム「FSDTV Middleware」などを開発しています。

参考:富士ソフト「デジタルリビングソリューション

ロボットテクノロジー

富士ソフトでは、AIを活用した「PALRO(パルロ)」という自立型コミュニケーションロボットを開発しています。

特に、介護現場で大活躍しています。

 

また、その他のロボットテクノロジーでは、

  • スマートモビリティ:自動車の自動運転
  • スマートハウス:住宅の家電や風呂などの自動コントロール
  • スマートシティ:人の流れを把握することで犯罪や災害を未然に防いだり、エネルギーの効率化を図る
  • スマートオフィス:オフィスが人の声や言葉を聞いて、円滑な業務を行うことができる

などの技術開発が進んでいます。

 

スマートハウスは大和ハウス工業が富士ソフトの協力を元に進めています。

参考:富士ソフト「ロボットテクノロジー

組み込み系テクノロジー

富士ソフトは組み込み系ソフトが強い会社です。

  • 自動車制御
  • 産業機器
  • 家電
  • 放送機器
  • 医療機器
  • OA機器

などの組み込みを行っています。

参考:富士ソフト「組み込み系テクノロジー

 

未経験者の人は「組み込み系って何?」と思いますよね?

  • スマホ
  • 自動車
  • 家電
  • パソコン

などの機器には組み込み系の仕事が関わっています。

 

組み込みシステムが、今まで人間が行っていたことを機械が自動的に行ってくれています。

リテールソリューション

富士ソフトのリテールソリューションは、

  • 物流在庫管理システム
  • ビューティーサロン業界向けの予約受付・会計・顧客管理・スタッフ管理を1台のPC-POSでできるシステム

などを提供しています。

参考:富士ソフト「リテールソリューション

AIソリューション

富士ソフトではAI開発も進んでいます。

 

AI開発のエンジニアも求められています。

参考:富士ソフト「AIソリューション

ネットビジネスソリューション

富士ソフトでは、ネットビジネスソリューションとして、

  • ファンレコ:ECサイトで膨大な商品の中から顧客の好きな商品をおすすめする、SNS機能をもつシステム
  • ECソリューション:ECサイト構築・開発のサービス
  • FSレコメンド:ECサイトで顧客におすすめ商品を推薦する機能と、成果によって設定の自動チューニングを行うシステム
  • ECコンサルティングサービス:ECサイトのプロがサイトを診断・コンサルティング

などを提供しています。

参考:富士ソフト「ネットビジネスソリューション

個人向けソフト開発

富士ソフトは個人向けソフトの開発もしています。

代表的なものは、

  • 筆ぐるめ
  • Refills:スケジュール管理アプリ
  • FSKAREN:漢字変換ソフト

などです。

 

「筆ぐるめ」で年賀状を作ったことがある人も多いのではないでしょうか?

 

富士ソフトは、個人向けのソフトやアプリ開発でも実績があります。

参考:「筆ぐるめ」「Refills」「FSKAREN

富士ソフトの平均年齢・平均勤続年数・離職率・残業時間

富士ソフトのその他の企業情報は、

  • 従業員の平均年齢:36.9歳
  • 男性従業員の平均年齢:37.4歳
  • 女性従業員の平均年齢:34.7歳
  • 平均勤続年数:10.1年
  • 男性従業員の平均勤続年数:10.5年
  • 女性従業員の平均勤続年数:8.5年
  • 離職率:5.2%
  • 3年後離職率:9.9%
  • 月の平均残業時間:16.5時間
  • 月の平均の残業代:41531円
  • 年間の平均有給休暇取得日数:12.1日

となっています。

参考:就職四季報

 

ネットで富士ソフトの評判を調べると、よく「ブラックだ」「ワークライフバランスが悪い」と書かれていますが、そんなことはないようですね。

 

離職率が5.2%は低い方ですし、月の平均残業時間も短いです。

 

有給も取得できているため、ブラック企業ではありません。

 

ちなみに、「ホワイト企業の見分け方を知りたい!」という人は、

ホワイト企業の見分け方【35のチェックポイントを公開】

を読んでみてください。

ホワイト企業の見分け方【35のチェックポイントを公開】

 

※本気で企業分析するなら、就職四季報は買っておきましょうね。

富士ソフトの拠点

富士ソフトは全国に多くの拠点があります。

  • 東京
  • 神奈川
  • 埼玉
  • 茨城
  • 北海道
  • 岩手
  • 群馬
  • 静岡
  • 愛知
  • 大阪
  • 兵庫
  • 広島
  • 福岡
  • 熊本
  • 沖縄

に展開していますので、転職する地域にも選択肢があります。

 

ちなみに、海外進出も積極的で、台湾・韓国・中国・アメリカにも展開しています。

参考:富士ソフト「国内外拠点一覧

富士ソフトの業績

富士ソフトの近年の業績は、下記のとおり。

売上高 経常利益 純利益
2015年 1536億6199万円 90億9331万円 49億2236万円
2016年 1642億1850万円 91億6600万円 50億4261万円
2017年 1807億7309万円 102億6029万円 57億762万円
2018年 2043億2900万円 120億7100万円 65億1600万円
2019年 2310億7400万円 137億4900万円 78億3600万円

参考:富士ソフト「有価証券報告書

 

売上・利益ともに成長している企業です。

 

ちなみに、「優良企業の見分け方を知りたい!」という人は、

優良企業の見分け方14選【採用されるコツも紹介】

にまとめているので、読んでみてください(^^)

優良企業の見分け方14選【採用されるコツも紹介】

富士ソフトの中途採用の募集職種

募集

富士ソフトの正社員の中途採用の募集職種をご紹介します。

中途採用は、

  • 経験者採用
  • 未経験者採用

に分けられています。

 

まずは「経験者採用」から見ていきましょう。

経験者採用の募集職種

経験者採用の募集職種は、

  • 業務系・組込系のエンジニア
  • ソフトウェアエンジニア
  • ネットワーク・インフラエンジニア
  • ITエンジニア
  • プロジェクトマネージャー
  • プロジェクトリーダー
  • Web開発エンジニア
  • 運用保守エンジニア
  • プリセールスエンジニア
  • アプリケーションエンジニア
  • システムエンジニア
  • Webサーバ開発エンジニア
  • 組込系ハードウェアエンジニア
  • 営業職

などがあります。

 

いずれの職種も豊富な実務経験が必要です。

参考:富士ソフト「経験者採用

未経験者採用の募集職種

未経験者採用は業務系・組込系エンジニアを募集しています。

 

応募資格は、

  • 最終学歴が高卒以上
  • 年齢が30歳まで

です。

 

未経験者の勤務地は、

  • 東京
  • 神奈川
  • 埼玉
  • 千葉
  • 茨城

となっています。

 

業務内容は、

  • Webビジネス・アプリ系の開発
  • 汎用機系の開発
  • 組み込み・ハードウェア系の開発

などです。

参考:富士ソフト『【関東】未経験エンジニア(業務系・組込系)

 

未経験者は入社後、2~3ヶ月の研修があります。

 

「エンジニアってなに?」

「ITの職種のことがよくわからない」

「IT業界はどういうキャリアを歩むのかわからない」

というIT未経験者の人は、IT業界の仕事をわかりやすく解説している動画があるので見ておいてください。

引用元:youtube『IT業界へ転職|未経験文系でもOK?職種や年収を解説【最新版】

また、「未経験の仕事に転職するのは不安…」という人は、

転職で未経験の仕事が不安でも大丈夫【ブラック企業を回避!】

を参考に読んでみてください(^^)

転職で未経験の仕事が不安でも大丈夫【ブラック企業を回避!】

富士ソフトの中途採用の入社難易度は?

考える女性

富士ソフトの中途採用の入社難易度は、経験者採用と未経験者採用で若干違います。

 

経験者採用は全国的に行っており、多くの求人がありますが、やはり豊富な実務経験が必要です。

富士ソフトが求める業務スキルは高いので、経験者採用の入社難易度は少々高めです。

 

未経験者採用は、高卒以上で30歳以下であれば応募資格に合うので、入社難易度は低いです。

 

20代で、転職回数が少なくて、IT業界に転職する覚悟がある人は入社難易度は低いです。

富士ソフトの平均年収・ボーナス・諸手当

札束

富士ソフトの平均年収は590万円です。

参考:富士ソフト「有価証券報告書

 

昇給は4月に年1回です。

 

ボーナスは6月と12月の年2回です。

平均のボーナスは、約4.24ヶ月分で約132万円です。

 

諸手当は、

  • 通勤手当:全額支給
  • 超過勤務手当:割増賃金率25%(1ヶ月の残業が60時間を超えたら割増賃金率50%)
  • 深夜手当:割増賃金率25%
  • 休日手当:割増賃金率35%

となっています。

 

超過勤務手当・深夜手当・休日手当の規定が明示されているのが素晴らしいですね。

経験者採用の募集職種ごとの年収と給料

富士ソフトの中途採用の経験者採用の募集職種ごとの年収と給料をご紹介します。

経験者採用の給料はスキルや年収で変わります。

 

経験者採用の募集職種は、

  • 業務系・組込系のエンジニア
  • ソフトウェアエンジニア
  • ネットワーク・インフラエンジニア
  • ITエンジニア
  • プロジェクトマネージャー
  • プロジェクトリーダー
  • Web開発エンジニア
  • 運用保守エンジニア
  • プリセールスエンジニア
  • アプリケーションエンジニア
  • システムエンジニア
  • Webサーバ開発エンジニア
  • 組込系ハードウェアエンジニア
  • 営業職

ですが、ほとんどの職種の年収は400~800万円で、月給は231,000円~443,000円となっています。

 

ただし、下記の職種の年収と給料は、

  • 全国募集の業務系・組込系エンジニア:年収380万円~650万円・月給214,000円~350,000円
  • 秋葉原のAIアナリティクス/デジタルマネー/ビジネスの企画・開発・提供:年収600万円~950万円・月給329,000円~586,000円
  • 秋葉原のプロジェクトマネージャー/プロジェクトリーダー:年収600万円~950万円・月給329,000円~586,000円
  • 秋葉原のデジタルトランスフォーメーションコンサルタント:年収600万円~950万円・月給329,000円~586,000円
  • 秋葉原のプロジェクトマネージャー/プロジェクトリーダー(BPM・RPA):年収600万円~950万円・月給329,000円~586,000円
  • 門前仲町のデータセンター企画責任者:年収815万円~・月給450,000円~
  • 名古屋の産業用ロボットSI関連技術者(課長クラス):年収815万円~・月給450,000円~
  • 名古屋のIoT関連技術者(課長クラス):年収815万円~・月給450,000円~
  • 門前仲町のデータセンター営業責任者:年収815万円~・月給450,000円~
  • 桜木町と秋葉原のマーケティング・戦略企画・推進:年収500万円~800万円・月給275,000円~443,000円
  • 大阪のマーケティング・戦略企画・推進:年収500万円~800万円・月給275,000円~443,000円
  • 秋葉原の役員秘書:年収400万円~500万円・月給231,000円~289,000円

となっています。

参考:富士ソフト「経験者採用

未経験者採用の年収と給料

富士ソフトの中途採用の未経験者採用の給料の仕組みは、最終学歴による基本給に知識や経験が加算される仕組みになっています。

 

最終学歴による基本給は、

  • 大学院(博士)卒:月給258,000円
  • 大学院(修士)卒:月給242,000円
  • 大学・高専専攻科卒:月給226,000円
  • 専修4年卒:月給226,000円
  • 専修3年卒:月給223,000円
  • 高専本科卒:月給220,000円
  • 専修2年・短大卒:月給220,000円
  • 高校卒:月給214,000円

となっています。

 

想定年収は380万円です。

参考:富士ソフト「就労条件

富士ソフトの中途採用の年収事例

富士ソフトの中途採用の年収事例をご紹介します。

転職後の年収のイメージにしてください。

技術職

技術職の年収事例は、

  • 41歳男性・12年目・SE:年収630万円
  • 27歳男性・2年目・開発:年収420万円
  • 30歳男性・5年目・開発:年収450万円
  • 32歳男性・6年目・SE:年収500万円
  • 40歳男性・7年目・開発リーダー:年収650万円
  • 38歳男性・7年目・SE:年収530万円
  • 28歳男性・4年目・SE:年収460万円
  • 33歳男性・6年目・SE:年収600万円
  • 28歳男性・4年目・SE:年収550万円
  • 29歳女性・3年目・SE:年収450万円
  • 38歳男性・13年目・SE:年収700万円
  • 25歳男性・2年目・プログラマー:年収350万円
  • 35歳男性・9年目・組み込み系エンジニアリーダー:年収530万円
  • 35歳男性・8年目・開発:年収500万円
  • 32歳男性・6年目・SEリーダー:年収620万円
  • 27歳女性・4年目・SE:年収450万円

となっています。

営業職

営業職の年収事例は、

  • 45歳男性・20年目・営業:年収760万円
  • 36歳男性・12年目・営業:年収600万円

となっています。

事務職

事務職の年収事例は、

  • 36歳男性・9年目・主任:年収650万円
  • 24歳男性・2年目:年収340万円
  • 29歳女性・4年目:年収400万円
  • 26歳女性・2年目:年収300万円

となっています。

 

ちなみに、「転職して給料を上げたい!」という人は、

転職で給料が上がるケース8選【特に20代後半は上がりやすい】

も読んでみてください(^^)

転職で給料が上がるケース8選【特に20代後半は上がりやすい】

富士ソフトの福利厚生

社員寮

富士ソフトの福利厚生は、

  • 各種保険:健康保険・厚生年金保険・労災保険・雇用保険
  • 自社健康保険組合
  • 財形(財形貯蓄奨励金)
  • 退職金制度
  • 選択制確定拠出年金制度
  • 住宅ローン
  • 多目的ローン
  • 社員持株会
  • 時間短縮勤務制度
  • 慶弔金
  • 保養所(湯沢・草津・水上)
  • 独身寮
  • 社宅
  • 在宅勤務制度
  • ベネフィット・ワン福利厚生:旅行・宿泊施設、スポーツ、リラクゼーション、自己啓発、レジャー、グルメ、育児・介護など
  • 同好会(サッカー、野球、バスケットボール)

などがあります。

 

福利厚生はかなり充実しています。

 

ちなみに、独身寮は1Kタイプ、家族社宅は2DKタイプです。

富士ソフトの休日と休暇

バカンス

富士ソフトの休日は土日祝です。

 

休暇は、

  • 夏季休暇(3日)
  • 年末年始休暇(12月30日~1月3日)
  • 有給休暇(年間20日)
  • 慶弔休暇
  • 特別休暇
  • 長期休暇(最長1年)
  • 育児休暇(男女ともに最長1年)
  • 介護休暇
  • マイホリデー休暇

などがあります。

 

ちなみに、有給休暇は翌年まで繰越可能です。

有給休暇を消化しきれなかったときは、1日3000~5000円で買い取ってくれる制度もあります。

 

年間休日は120日以上です。

休暇制度が多いのが特徴です。

富士ソフトの残業

ネットを調べると「富士ソフトは残業時間が長い」「ワークライフバランスが悪い」と書かれていますが、実際は違います。

 

前述の通り、月の平均の残業時間は16.5時間ですので、そこまで残業が長くありません。

 

富士ソフトの採用担当者さんに聞いたのですが、富士ソフトでは月の残業時間を30時間未満にする目標設定をしています。

 

もし、月の残業時間が60時間を超える場合は、本部長承認が必要です。

※ちなみに、承認はほとんど下りないそうです。

 

残業代は10分単位できちんと支給されて、サービス残業はありません。

 

残業は閑散期と繁忙期で波があります。

 

プロジェクト中は残業の日がありますが、プロジェクトとプロジェクトの間は定時退社できることが多いようです。

 

ただし、客先常駐だと常駐先企業によって残業の考え方が違うため、残業が長いところもあります。

 

ちなみに、富士ソフトの勤務時間はフレックス制です。

キャリアアップ・研修制度

キャリア

富士ソフトでは様々なキャリアアップ制度や研修が用意されています。

人材育成に力を入れている企業だということがわかります。

 

富士ソフトの採用担当者さんに聞いた、各制度をご紹介します。

年2回の上司との評価面談

夏と冬の年2回、上司とじっくり話し合える場があります。

今後のキャリア形成の相談だったり、評価内容や解説、今後のアドバイスなどがあります。

 

上司とゆっくり話せる場があるのはとても良いことですね。

自己啓発資格取得奨励制度

富士ソフト指定の資格を取得すると一時金をもらえます。

 

また、会社が指定する「プラスワン資格」という資格を取得すると、資格に応じて「資格認定給」という給料は毎月支給されます。

 

プラスワン資格には「基本情報技術者試験」「TOEIC600点以上」などがあります。

スペシャリスト認定制度・プロジェクトマネージャー認定制度

普段の実務や資格取得の内容によって、会社から「スペシャリスト」として認定されます。

スペシャリストに認定されるための資格は100種類以上あり、1つ資格を取得する毎に1万円が支給されます。

 

また、マネジメント部門ではプロジェクト規模ごとのマネジメント実績のレベルによって「プロジェクトマネージャー」として認定されます。

戦略促進資格・推奨セミナー制度、社費留学制度

普段の業務に有効な資格、免許、セミナーを継続的に研修で受講できます。

 

研修内容の事例は、

  • PM実践研修
  • 技術見積研修
  • リスク管理研修
  • 工数管理研修
  • 実践的交渉スキルUP研修
  • コミュニケーション力強化研修
  • プレゼンテーション・説明スキルUP研修
  • ビジネスパートナー管理研修
  • 一括請負プロジェクト実践研修
  • 実践的トラブル対応力強化研修
  • 品質分析実践研修

などがあります。

 

また、専門知識を勉強するために大学院への進学や語学留学費用を富士ソフトが負担してくれる制度があります。

BS社員制度

富士ソフトに入社するとOJTの場に「BS社員」がつきます。

BS社員とは「Brother&Sister」のことで、現場の業務の実践的なフォローをして社員の早期育成を図ります。

 

そばで丁寧に教えてくれる人がいるのは安心ですね。

BS社員は中途採用の社員にもつくようです。

キャリア形成の流れ

キャリア形成は

  1. 補助職
  2. 専門職
  3. リーダー
  4. 主任

と進んでいきます。

 

その後は進路が3つに分かれていて、

  1. PMコース
  2. マネジメントコース
  3. スペシャリストコース

があります。

 

マネジメントコースは課長・部長・事業部長・本部長と昇格していきます。

求めている人物像

エンジニア

富士ソフトが求めている人物像は、

  • 今までの実務経験を活かせる人
  • チャレンジ精神のある人
  • ものづくりが好きな人
  • 技術に興味がある人
  • 論理的思考(ロジカルシンキング)ができる人
  • 情報分析力がある人
  • クリエイティブな発想がある人
  • 即戦力人材
  • コミュニケーション能力が高い人
  • マネジメント力のあるある人
  • 臨機応変に対応できる人
  • トラブルを乗り越えられる人
  • グローバルに活躍できる人
  • 語学力のある人

などです。

 

未経験者の採用もしていますが、求められるのは「仕事のできる人」です。

 

ちなみに、あなたが富士ソフトに向いてるかも大切ですが、そもそもあなた自身がどんな仕事に向いてるのか知っておきましょう。

自己分析にもなりますよ(^^)

 

考える男性

自分に向いてる仕事が何かわからない…

という人は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】を読んでみてください。

 

タイプ別に向いてる仕事をくわしく解説してます。

もしかすると、あなたの天職が見つかるかもしれませんよ(^^)

自分に向いてる仕事がわからない人におすすめの適職診断|40タイプ別の転職先

プログラミングスクールに通っておくと安心です

未経験から富士ソフトに転職するのも少々不安でしょうから、プログラミングスクールに通っておくと安心です。

  • あなたが本当にITに向いてるか、事前にわかる
  • 転職してからテンパらない
  • 仕事で出遅れない

 

などのメリットがあります。

 

ちなみに、プログラミングスクールについては【格安あり】おすすめのプログラミングスクール3選【元はとれる】にまとめています。

費用はかかりますが、富士ソフトでスキルを積んでいけば余裕で回収できますよ。

 

無料体験もあるので、未経験から富士ソフトに転職するのが不安な人は、まずは無料体験からどうぞ。

【格安あり】おすすめのプログラミングスクール3選【元はとれる】

中途採用の選考フロー

面接

富士ソフトの中途採用の選考フローは、

  1. 一次選考:適性試験
  2. 二次選考:SPI
  3. 三次選考:面接
  4. 内定

となります。

 

一次選考の適性試験はかんたんな計算問題です。

 

二次選考のSPIは、書店などで売っているSPIの本の内容とほとんど同じレベルです。

 

一般常識問題と計算問題と、「あなたはこの場合どうしますか?」というタイプの問題がでます。

中途採用の面接で聞かれること

富士ソフトの中途採用の面接で聞かれることは、

  • 志望動機
  • 前職の退職理由
  • 今までの実務経験
  • 保有資格
  • 語学力について
  • 履歴書・職務経歴書の内容について質問
  • マネジメント経験について
  • 使える言語など

などです。

 

面接で聞かれる内容は一般的ですが、しっかり準備していきましょう。

 

面接官によりますが、比較的リラックスした面接が多いようです。

 

ちなみに、「忙しくてなかなか転職活動できない…」という人は、

転職活動は大変ですよね【大変じゃなくなる方法を解説します】

に効率的な転職活動の方法をまとめているので、読んでみてください(^^)

転職活動は大変ですよね【大変じゃなくなる方法を解説します】

富士ソフトの評判や口コミ

評判

富士ソフトの評判や口コミをご紹介します。

実際に富士ソフトで働いている人の声も参考にしています。

転職の参考になればうれしいです(^^)

 

※さらに細かい評判・口コミは、転職会議でわかりますよ。

成長企業

富士ソフトは売上・利益・従業員数ともに成長している企業です。

創業40年以上たっていますが、いまだに成長を続けています。

 

AI開発をしていることもあり、今後もまだ成長をしていくでしょう。

 

ちなみに、IT業界の将来性については、

IT業界は将来性ありまくり【未経験者向けに実体験も含めて解説】にまとめているので、読んでみてください(^^)

IT業界は将来性ありまくり【現役エンジニアのリアルな感想】

人間関係はドライでクール

人によりますが、富士ソフトの社員同士の人間関係はドライでクールなことが多いようです。

※富士ソフトに限らずIT系企業全般に言えることですが。

 

業務連絡もメールが多いです。

風通しは良い

年に2回、上司をじっくり面談ができる制度もあり、風通しは良い企業です。

 

あまり年功序列感もなく、若い上司も多いため声は通りやすいです。

※もちろん、各人間関係にもよりますが。

離職率は高くない

前述の通り、富士ソフトの離職率は5.2%ですので、決して離職率は高くありません。

 

その証拠に、近年の連結の従業員数は、

  • 2013年:10468人
  • 2014年:10897人
  • 2015年:11303人
  • 2016年:12560人
  • 2017年:13566人

と純増しています。

 

「大量に人を採用しているのに、従業員数が増えていない・減っている」という状態だと離職率が高いと言えますが、富士ソフトの従業員数は純増しているため、離職率は高くないのです。

 

では、「なぜ離職する人がいるの?」と思いますよね。

そもそも、IT業界は転職してキャリアアップしていく業界です。

 

技術が身についたらさらに条件の良い会社に転職したり、ヘッドハンティングされていくことがあります。

 

離職する人の中には「キャリアアップで他社に転職する」という人もいるのです。

※もちろん、それ以外の理由で退職する人もいますが。

女性の役職者も多い

女性の役職者が多いのも特徴です。

富士ソフトは女性の登用にも積極的です。

 

女性の子育てに合わせて、

  • フレックス制
  • 時短勤務
  • 在宅勤務

などの制度があります。

 

フレックス制があると、朝子供を保育園に送ってから出社することもできます。

育休から復職する人も多いようですよ。

 

男女の差はないと言えるでしょう。

事業が多いため安定している

大変幅広い事業を展開しているため、仮に1つの事業が傾いても事業を継続していくことができます。

多くの事業があるため、経営状態は安定しています。

関東と地方事業所では雰囲気が違う

富士ソフトは全国的に展開していますが、関東の事業所と地方の事業所は雰囲気が少々違うようです。

ですが、給料・福利厚生・残業・社内制度などは統一されています。

ワークライフバランスは悪くない

ネットに「富士ソフトはワークライフバランスが悪い」と書かれていますが、現在はワークライフバランスは悪くありません。

 

前述の通り、残業規制があるためです。

 

もちろん、繁忙期や仕様変更などがあれば忙しくなり残業も増えますが、それは富士ソフトに限った話ではありません。

 

月60時間以上の残業は承認がおりないこともあるため、ワークライフバランスは悪くないでしょう。

バリバリ働きたい人向けの会社

ホワイト企業とは言っても忙しいですし、業務は多いです。

 

残業代が10分単位で支給されることや、資格取得などの評価制度を考えると、上昇志向があってバリバリ働きたい人に向く企業です。

 

実力主義の会社でもあるため、上昇志向がないと厳しいでしょう。

「定時で帰れて、土日祝は絶対休みたい」という人には向かないかもしれませんね。

大きな案件に関われる

富士ソフトのような大手SIerだと、大規模案件の上流工程をできることもあります。

 

ただし、もちろん大規模な上流工程に関われるのは、レベルの高い技術者だけです。

ブラックではない

前述のとおり、

  • 充実した福利厚生
  • サービス残業がない
  • 残業時間の上限
  • 月の平均残業時間16.5時間
  • 残業代が10分単位で出る
  • 月の残業時間が60時間を超える場合は本部長の承認が必要で、承認はおりにくい

などの点から、富士ソフトはブラック企業とは言えないでしょう。

 

もちろん、SIer企業であれば繁忙期もありますし、どうしても残業するときもあります。

 

また、派遣先・常駐先の企業によっては残業時間が長かったり、ワークライフバランスが崩れるときもありますが、全体を通して働き方改革が進んでいるためブラック企業とは言えません。

 

2000年初頭はいわゆる「ITバブル」の時代で、どのIT企業も忙しかったのです。

※楽天やライブドアが世間で注目された時代です。

 

そのイメージで「IT業界はブラック」という印象だけが残っていますが、今はITバブルの時代ほどの激務ではありません。

 

ちなみに、ホワイト企業の見分け方を知りたい人は、

ホワイト企業の見分け方【35のチェックポイントを公開】

を読んでみてください。

ホワイト企業の見分け方【35のチェックポイントを公開】

特定派遣では最大級の企業

技術者派遣では国内最大級の企業です。

客先常駐案件が多く、多くの経験が積めるでしょう。

 

SESはブラック企業もありますが、富士ソフトは働き方改革が進んでいるため就業状況に期待できます。

ただし、職場環境は常駐先によります。

ロボット相撲を主催している

富士ソフトは「全日本ロボット相撲大会」を主催しています。

高校生部門と全日本部門があり、毎年ハイレベルなロボットの相撲大会が繰り広げられています。

 

自立型とラジコン型があります。

全国大会は両国国技館で行われます。

海外のチームも参加します。

 

私が富士ソフトの採用担当者さんにインタビューに行った際、ロボット相撲のチケットをくれました(^^)

せっかくの機会なので、両国国技館で行われた決勝大会を見てきました。

まとめ

ipad

いかがでしたか?

 

ネットには「離職率が高い」「ブラック」などと書かれていますが、実際は離職率も低くブラック企業でもありません。

 

転職先の候補としては優良企業です。

 

未経験者も積極的に採用しているため、ITの仕事にチャレンジしたい人には良いでしょう。

 

事業も多岐にわたっているため、様々な経験を積めるかもしれません。

 

ただし、客先常駐になると労働環境は派遣先企業によります。

ワークライフバランスも派遣先企業によるでしょう。

 

富士ソフトは、実力主義の会社のため、上昇志向があってバリバリ働きたい人向けの企業です。

 

「ITの仕事ができるか不安…」

「自分の技術が富士ソフトで通用するか不安…」

「IT業界以外の業界も検討したい」

という人は慎重に検討しましょう。

 

「自分に合う会社で働きたい」「自分に合う会社を知りたい」という人は、

あなたに向いてる仕事・会社を紹介してくれる転職エージェントに紹介してもらいましょう。

 

向いてる仕事の紹介で有名な転職エージェントは、「ウズキャリ」です。

 

カウンセリング時間が約20時間と長く、あなたの話をよく聞いてくれます。

 

話をよく聞いたうえで、あなたに向いてる仕事・会社を紹介してくれるので、有効に活用しましょう。

 

ウズキャリの詳しい情報については、

ウズキャリの評判や口コミをご紹介【悪い評判がある理由も解説】

を読んでみてください。

あなたの転職活動の参考になればうれしいです(^^)