私は日本郵便の元社員です。
元社員である私が日本郵便の中途採用の年収や評判についてご紹介します。
日本郵便では、かんぽ生命などの営業職である「JP金融アドバイザー」を中途採用で募集しています。
比較的多く中途採用募集をしていることや、最終学歴が高卒で、45歳まで採用しているため転職難易度は低いです。
内定も出やすいため、多くの人がエントリーしています。
実際に日本郵便で働くと年収や評判はどうなのかを、実際に働いた感想を交えてご紹介します。
2019年の、かんぽ不正販売が話題になりましたが、現在もJP金融アドバイザーの募集はあります。
※2019年9月に金融庁の立入検査もありました。
「ノルマを廃止する」という案もあるようですが、あくまでも物販ノルマの廃止のようなので、かんぽを売るJP金融アドバイザーのノルマは引き続きありそうです。
あなたの転職活動の参考になればうれしいです(^^)
それでは、さっそく見ていきましょう!
目次
日本郵便の会社概要
ご存知かとは思いますが、もともと郵便局は国営事業でした。
郵政省という省庁があり、郵便局で働いていた人たちは国家公務員でした。
2000年初頭から本格化した「郵政民営化」の動きに伴って、郵便局は、
- 2003年に郵政省から「日本郵政公社」という特殊法人化
- 2007年に民営化
されました。
当時、小泉首相の元で「郵政民営化」の動きがあったのは記憶に残っていますよね。
引用元:youtube「小泉首相 郵政選挙 街頭演説1」
現在の体制は「日本郵政」というホールディングス企業の中に、
- 日本郵便
- ゆうちょ銀行
- かんぽ生命
の3社がある状態です。
民営化前は郵便局が郵便・貯金・保険の三事業を行っていましたが、サービスごとに法人化されたというわけです。
民営化後もしばらくは日本郵政株はすべて日本国政府が保有していましたが、2015年に日本郵政・ゆうちょ銀行・かんぽ生命保険は上場されています。
日本郵便の事業内容は、
- 郵便業務
- 銀行窓口業務
- 保険窓口業務
- 印紙の販売
- 国内・国際物流業
- ロジスティクス事業
などがあります。
※ゆうちょ銀行とかんぽ生命の窓口業務もしているということです。
ご存知の通り日本中に郵便局があり、従業員数は193,910名です。
日本郵便のその他の企業情報は、
- 従業員の平均年齢:42.7歳
- 男性従業員の平均年齢:43.7歳
- 女性従業員の平均年齢:39.1歳
- 平均勤続年数:19.3年
- 男性従業員の平均勤続年数:20.5年
- 女性従業員の平均勤続年数:14.9年
- 離職率:不明
- 3年後の離職率:23.9%
となっています。
参考:就職四季報
従業員の平均年齢が高めなのは特徴ですね。
また、日本郵政・日本郵便には労働組合があります。
日本郵政グループの労働組合は大きな力を持っていて、従業員の労働環境改善に貢献しています。
※本気で企業分析するなら、就職四季報は買っておきましょうね。
日本郵便の業績
近年の日本郵便の業績は、下記のとおり。
売上高 | 経常利益 | 当期純利益 | |
2015年 | 14兆2575億4100万円 | 9662億4000万円 | 4259億7200万円 |
2016年 | 13兆3265億3400万円 | 7952億3700万円 | -289億7600万円 |
2017年 | 12兆9203億7500万円 | 9161億4400万円 | 4606億2300万円 |
2018年 | 12兆7749億9900万円 | 8306億9600万円 | 4794億1900万円 |
2019年 | 11兆9501億8500万円 | 8644億5700万円 | 4837億3300万円 |
2016年度に赤字を出していますが、2017年は黒字化しています。
ちなみに、「優良企業の見分け方を知りたい!」という人は、
にまとめているので、読んでみてください(^^)
日本郵政の年収
日本郵政の平均年収は798万円です。
参考:日本郵政「有価証券報告書」
本当は「日本郵便」の年収データを知りたかったのですが、公表されているのは「日本郵政」の年収です。
中途採用で募集しているJP金融アドバイザー(かんぽ生命などの営業)の給料は年齢や配属地域によって変わりますが、おおよその給料は、
- 基本給:年収200~300万円
- 基本給の月給:額面15万~17万円、手取りで13万~15万円
- 給料の構成:基本給+保険の成果給+各種手当+ボーナス
となっています。
給料から社会保険や組合費を引かれると、意外と手取りは低くなったのを覚えています。
基本給は低いので、かんぽ生命保険の成果給で稼ぐイメージです。
保険を売れない人は年収200万円台ですが、すごく保険を売っている人は年収1000万円くらい稼いでいます。
※20代でも年収1000万円の人もいれば、40代で年収200万円台の人もいます。
日本郵便のJP金融アドバイザーの年収は、個人の営業成績によってかなり違います。
※JP金融アドバイザーの平均年収は算出しにくいですし、参考になりませんので割愛します。
ただし、私は日本郵便のあとにメットライフ生命の保険営業職に転職したのですが、同じ売上であれば日本郵便より他の保険会社の営業職の方が稼げます。
残業代はすべて支給されます。
残業時間によりますが、年間の残業代は20~80万円くらいです。
ボーナスは夏と冬の年2回で、基本給の約3ヶ月分です。
ボーナスの年額は約40~50万円くらいです。
諸手当は、
- 扶養手当
- 通勤手当
- 住居手当
- 超過勤務手当
などがあります。
昇格していくと年収も上がりますが、年収が売上に左右されることは変わりません。
- 主任の年収:400万~600万円
- 課長の年収:700万~1000万円
くらいです。
ちなみに、「転職して給料を上げたい!」という人は、
転職で給料が上がるケース8選【特に20代後半は上がりやすい】
も読んでみてください(^^)
JP金融アドバイザーの仕事内容
中途採用で募集している「JP金融アドバイザー」は、前述のとおり、かんぽ生命保険の営業職です。
※以前は「金融渉外」などと言われていました。
バイクに乗って保険の営業をします。
かんぽ生命は、女優の高畑充希さんや、V6のイノッチのTVCMの印象がありますよね(^^)
引用元:youtube『かんぽ生命CM 「それは人生、わたしの人生」篇』
「かんぽ生命」の保険商品だけの営業に思われがちですが、日本郵便は各種保険会社の保険代理店でもあるため、かんぽ生命以外の保険も売っています。
自動車保険は、
- あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
- AIG損害保険株式会社
- 損害保険ジャパン日本興亜株式会社
- 東京海上日動火災保険株式会社
- 三井住友海上火災保険株式会社
の取り扱いがあります。
がん保険はアフラックだけを扱っています。
引受条件緩和型医療保険(健康上の問題がある人が加入できる保険)は、住友生命です。
法人向けの保険は、
を取り扱っています。
変額年金は、
- 三井住友海上プライマリー生命
- 日本生命
を取り扱っています。
お客様に合わせてかんぽ生命以外の商品も提案できる点はメリットがあります。
個人・法人問わず営業して契約をもらってくる仕事です。
営業手法は、
- 家族、友人、知人に保険に入ってもらう
- お客様からの紹介
- 飛び込み営業
などです。
参考:日本郵便「保険」
JP金融アドバイザーの保険営業のメリット
日本郵便のJP金融アドバイザーの保険営業のメリットは、他の保険会社の営業よりも飛び込み営業がやりやすいことです。
「郵便局でーす!」と言って個人宅や企業を訪問すれば、かなり高い確率で「はーい」とお客様は対応してくれます。
お客様は「郵便物かな?」と思うため、応対してくれるのです。
一般的に飛び込み営業はお客様に嫌がられる営業手法ですが、日本郵便の保険営業の最大の強みは「最初は嫌がられないこと」です。
今まで郵便局が築いてきた信用は素晴らしいということですね。
預金金利が良かった時代は、郵便局の定額貯金や定期貯金でたくさんの利息を受け取った人も多く、郵便局には良いイメージを持っている人が多いです。
JP金融アドバイザーの保険営業の辛いところ
反対にデメリットは、お客様に飛び込み営業で行った場合に、お客様は郵便物の配達だと思い出てきてくれますが、「保険の営業」だとわかった瞬間に態度が急変します。
かなりの確率で「保険はけっこうです」と断られます。
最初はこころよく対応してくれたお客様の顔が「保険」と聞いた瞬間にきつくなるのは、なかなか辛いものです。
いわゆる「保険屋さん」というのは、世間から嫌われている仕事です。
※私も元保険屋さんのためよくわかるのですが、保険屋さんのイメージの悪さはなかなか払しょくできないでしょう。
保険屋さんのイメージが悪い要因は、
- 売り込んでくる
- しつこい
- 担当者が退職してしまい、担当者がすぐ変わる
- 保険を勧めるときだけ一生懸命で、保険に加入したあとは音沙汰なし
などがあります。
保険屋さんの悪いイメージは日本郵便のJP金融アドバイザーにもついてまわるため、苦戦する人が多いのも事実です。
ちなみに、「保険営業の仕事が、自分にできるか不安…」という人は、
を読んでみてください。
JP金融アドバイザーの応募資格
JP金融アドバイザーの応募資格は、
- 高卒程度の学力がある45歳までの人
- 普通自動車免許か原動機付自転車免許をもっている人
- 金融商品や保険商品の知識や関心がある人
- 営業の経験がある人
となっています。
参考:日本郵便「経験者採用」
つまり、営業経験があって自動車免許があれば、ほとんどの人が対象になります。
営業の経験はあっても、保険の営業は未経験という人でも応募できます。
ちなみに、「未経験の仕事に転職するのが不安…」という人は、
も参考に読んでみてください(^^)
日本郵便のJP金融アドバイザーに休日と休暇
日本郵便のJP金融アドバイザーの休日は4週8休です。
休暇は、
- 有給休暇(年間20日)
- 夏期休暇(3日)
- 冬期休暇(2日)
- 年末年始休暇(12月31日~1月3日)
- 結婚休暇
- 出産休暇
- 忌引休暇
- ボランティア休暇
- 病気休暇
- 育児休業
- 介護休業
などがあります。
産休や育休は最大で3年とれるので、福利厚生は充実しています。
ただし、JP金融アドバイザーで産休・育休をフルに使う人は珍しいです。
日本郵便の福利厚生
日本郵便の福利厚生は、
- 社会保険
- 財形貯蓄制度
- 社員持株会
- 社宅
- レクリエーション施設
- 逓信病院(日本郵政職員が利用できる病院)
- かんぽの宿の宿泊割引
- 東京ディズニーリゾート「ホテルオークラ東京ベイ」の優待
- 日本通運引越し割引
- 太平洋ゴルフクラブの割引
- 家庭用常備薬などの割引
などがあります。
また、日本郵便は労働組合が強いです。
参考:日本郵政グループ労働組合
日本郵便の中途採用の選考フロー
日本郵便のJP金融アドバイザーの中途採用の選考フローは、
- 書類選考
- 適性検査:パソコンから受検
- 面接
- 内定
となっています。
日本郵便の適性検査は「テストセンター」です。
テストセンターとはSPIの一種で、パソコンから受験するのが特徴です。
テストセンターの対策は、洋泉社の「これが本当のSPI3テストセンターだ!』がおすすめの本です。
参考:洋泉社「これが本当のSPI3テストセンターだ!2019年度版」
ちなみに、面接時間は35分くらいです。
求められる人物像
日本郵便が求めている人物像は、
- 誠実な人
- 情熱のある人
- 高い志のある人
- 失敗を恐れない人
- チャレンジ精神のある人
- 保険の売上をあげられる人
- 営業経験のある人
などとなっています。
もはや郵便局は公務員ではありません。
安定とは反対の「数字をあげられる人」「チャレンジ精神のある人」を求めています。
安定を求めて日本郵便のJP金融アドバイザーになるのはちょっと違いますね。
また、営業経験はあった方が良いでしょう。
ちなみに、あなたが日本郵便に向いてるかも大切ですが、そもそも素のあなたはどんな仕事に向いてるかも知っておきましょう。
自己分析にもなりますし、もしかしたらあなたの天職は日本郵便じゃないかもしれませんよ(^^)

自分に向いてる仕事がわからない…
という人は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】を読んでみてください。
19のタイプ別に、あなたに向いてる仕事を絞り込めます。
あなたの天職を見つけてみてください(^^)
保険を売るのが不安な人におすすめの本
僕も日本郵便で保険を売っていたわけですが、保険営業で一番よかった本は下記です。
僕はこの本を読んで、保険が売れるようになりました。
月収1655円→1850万円になった保険営業マンの物語です。
転職前に読んでおくと、良いスタートが切れますよ。
1500円くらいする本ですが、1つ契約をもらえばすぐ投資回収できます。
採用面接で聞かれること
日本郵便の採用面接で聞かれることは、
- 自己紹介
- 志望動機
- 長所と短所
- 前職の退職理由
- 今までの職歴
- 定年まで勤められますか?
- 保有資格について
- 営業経験について
などです。
志望動機は特に深掘り質問されたのを覚えています。
郵便局は「安定を求めて転職する人」も多くいます。
ですが、JP金融アドバイザーの仕事は営業成績に左右される弱肉強食の世界です。
安定というよりは、上昇志向が強くてバリバリ営業力のある人材が求められています。
面接官は、志望動機を深掘りすることで「安定していそうだから」という理由で転職しようとしていないかを探っている感じでした。
JP金融アドバイザーはどういう志望動機が良いの?
JP金融アドバイザーは保険営業職ですから、面接官にもっとも伝わりやすい志望動機は「稼ぎたいです!」です。
成果給割合の多い営業職の志望動機は「稼ぎたいです!」が定番です。
理想的には「なぜ稼がなければいけないのか?」の理由もあると良いでしょう。
真剣にお金に困っていて、稼ぎたいと強く思っている人は面接官に印象が良いでしょう。
面接の通過率が劇的に上がるテクニック8選
面接って緊張して、嫌なもんですよね(^^;
自分も面接は苦手です(汗)
「面接が苦手…」という方向けに、
面接でかなり使えるテクニックを解説しているYoutube動画を見つけたので、ご紹介します(^^)
引用元:Youtube『【面接対策完全版】面接官の目的を知ろう【内定率アップテクニック紹介】』
上の動画で紹介されている、
『面接の通過率が劇的に上がるテクニック8選』では、
- 面接官は敵?ミカタ?
- 失敗体験は話すべき?
- 圧迫面接の対処方法
- 面接は恋愛と一緒
- 面接で敬語の使い方を間違えない方法
- 面接の必殺技「サンドイッチ戦法」とは?
- 面接官は合否を決めるために、あなたのどこを見ているか?
- 面接で緊張せずに話す方法
を超詳しく解説しています。
動画を見ておけば、内定をもらえる確率が劇的に上がります(^^)
日本郵便の面接にのぞむ前に、
『面接の通過率が劇的に上がるテクニック8選』
を必ず見ておいてください!
※私も、面接系の動画をたくさん見ていますが、この動画が一番実用的でした(^^)
日本郵便から内定をもらうのに、とても有効です!
日本郵便の評判や口コミ
日本郵便の評判や口コミをご紹介します。
実際に日本郵便の社員さんに聞いたことや、私が日本郵便に勤めていたころの話も交えながらご紹介します。
転職活動の参考にしてください(^^)
※さらに詳しい評判・口コミは転職会議でわかりますよ。
公務員時代の社員と民営化後入社の社員の違い
郵便局が公務員時代の社員と民営化後入社の社員では、雰囲気の違いがあったのが印象的でした。
民営化後入社の社員さんたちは民間色が強かったです。
バリバリの営業マンのようなタイプの若手もいました。
公務員時代の人たちは素晴らしい先輩たちなのですが、スピード感やハングリー精神は民営化後入社の社員の方があったように思います。
私自身は両方が混在するから良いのだと思っていましたよ。
公務員時代の雰囲気を大事にすることで、郵便局ブランドが保たれるのも事実ですから。
半官半民というイメージの会社です。
他の保険会社の営業職よりは給料が低いがブランドは圧倒的
前述の通り、私は日本郵便の保険営業職からメットライフ生命の保険営業職に転職しました。
同じ売上なら、外資系保険会社の方が給料は高くなりました。
※事実なので仕方ありません、正直に書かせてもらいました。
ですが、日本郵便の強みはやはり「圧倒的なブランド力」です。
メットライフ生命などいわゆる一般的な保険会社は、営業の際にお客様から「保険屋さん」として毛嫌いされることが多いです。
日本郵便のJP金融アドバイザーの保険営業もお客様に毛嫌いされることはあるのですが、一般的な保険会社の営業ほど毛嫌いはされません。
※実際に2つの保険会社を経験した私が感じたことです。
郵便局が長年の歴史の中で築いてきた信用は素晴らしいです。
ただし、前述のとおり日本郵便であっても「保険の営業」だとわかった瞬間に冷たい態度になるお客様も多いので、厳しい仕事であることは変わりません。
福利厚生や労働組合が強い
元公務員の会社ですから、福利厚生や労働組合は強いです。
私が社宅に住んでいたときの家賃は月4000円でした。
今でも労働組合は大きな力を持っているため、働きやすさはあります。
ローンが通りやすかったのも助かりましたね。
基本給は年功序列
JP金融アドバイザーの給料は保険の売上に大きく左右されますが、基本給だけは年功序列でした。
年齢・社歴・問題を起こしていないかなどを査定されて基本給が決まっていました。
ただし、基本給の増加率は微増です。
やはり「保険を売って稼ぐ仕事」というのは変わりません。
バイクでの移動は体力勝負
JP金融アドバイザーの移動手段はほとんどがバイクです。
気持ちの良い季節にバイクで走るのは気持ち良いものですが、雨の日・雪の日・嵐の日・寒い日・猛暑の日のバイクは体力が必要です。
防寒対策や暑さ対策は必要ですし、体調管理はしっかりしておく必要があります。
また、そもそもバイクの運転に不慣れな人は最初運転に緊張します。
入社してからも継続的に資格試験がある
JP金融アドバイザーは入社してすぐに「保険募集人試験」に合格しなければいけません。
保険を販売するには保険募集人資格が必須だからです。
保険募集人資格の難易度は、普通自動車の運転免許の筆記試験より少し難しいくらいです。
1ヶ月きっちり勉強すれば9割以上の人が合格できる試験です。
保険募集人資格を取得したあとも、保険系・金融系の資格をとらなければいけません。
- 損害保険募集人資格
- 変額保険販売資格
- ファイナンシャルプランナー
- トータルライフコンサルタント試験
など、継続的に資格試験に合格しなければいけません。
特に、トータルライフコンサルタント試験は科目が多く、すべての試験に合格するのに2年以上かかります。
当然、普段の保険営業業務以外の時間で勉強しなければいけません。
試験が近づくと仕事が終わった後の夜に勉強したり、土日祝を使って勉強するのが普通です。
継続的な学習が必要な仕事です。
顧客データが豊富
郵便局の歴史によって築かれた膨大な顧客データを持っているのが強みです。
ゆうちょ銀行に誰がいくら預けているかもわかるので、どの顧客が大きい保険に入ってくれる可能性があるかがわかります。
他の保険会社の営業は顧客データを見ることはできないため、大きな強みと言えるでしょう。
「ほけんの窓口」など総合保険代理店はライバル
JP金融アドバイザーも複数の保険会社の商品を扱うことができますが、さらに多くの保険会社の商品を比較できる総合保険代理店はライバルと言えます。
「ほけんの窓口」など総合保険代理店は、日本郵便よりも多くの保険会社の商品を扱っているため商品提案力が高いです。
現代の20~40代の現役世代は保険の中身をシビアに見ますし、今は「比較をして保険に加入する時代」です。
より多くの保険商品を提案できる方が有利ではあります。
総合保険代理店より取り扱い保険会社が少ない点は、人間力でカバーする必要があります。
結果がすべての仕事
日本郵便のJP金融アドバイザーに限った話ではありませんが、営業職である以上、結果がすべてです。
JP金融アドバイザーの仕事だけは年功序列ではありません。
20代でも保険がたくさん売れれば上司より稼げますし、社内評価も高くなります。
保険が売れなければ、40代であろうと50代であろうと評価されません。
給料体系が絶妙で、ちょうど基本給だけでは生活できないくらいに設定されています。
「基本給だけもらって、保険は少し売れればいい」というのは通用しませんのでご注意を。
バリバリ保険を売る人だけが続けられる仕事です。
金融JPアドバイザーは離職率が高いの?
日本郵便のJP金融アドバイザーは離職者もいます。
※私も離職した1人です。
「JP金融アドバイザーは離職率が高い」という表面的な解釈はしない方が良いでしょう。
単純に保険が売れなかった人が辞めていくだけですので、日本郵便自体の体制は何も悪くありません。
まとめ
いかがでしたか?
たしかに日本郵便は安定企業ですが、JP金融アドバイザーに「安定」を求めるのはちょっと違います。
保険営業の仕事ですので、数字がすべての実力社会です。
バリバリの営業マンは若くして稼ぐこともできますが、保険が売れなければ辞めていくしかありません。
「郵便局は安定しているだろう」と思ってJP金融アドバイザーに転職した人の中には、「これじゃまるで保険会社じゃないか…」と辞めていく人もいますが、それは企業分析が甘いです。
日本郵便は何も悪くありません。
そもそもJP金融アドバイザーは保険営業の仕事だからです。
「ミスマッチがないように!」と願いを込めてこの記事を書いているのも事実です。
日本郵便は、
- 歴史
- 社会的信用
- 福利厚生
- 労働組合
は、他社に負けない優良企業です。
歴史ある優良企業でバリバリと保険営業をしたい人には良い会社だと思います。
また、日本郵便に限らず、あなたに向いてる仕事への転職も検討しましょう。
向いてる仕事は、下記の好循環が起きるから。
- 仕事ができてしまう
- 上司にほめられる
- ほめられて嬉しいから、もっと頑張る
- もっと頑張るからもっと成果が出る
- 自信がついて、人生が楽しい
あなたに向いてる仕事は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】を読むと一発でわかります。
念のため、日本郵便以外の転職先も考えてみて、後悔のない転職をしましょう。
あなたの就職・転職の参考になればうれしいです!