警察官の仕事のきついところ7選【迷いがあるならマジで辞めておこう】

寝転がる男性

警察官の仕事のきついところを知りたい。

ドラマで見て、かっこいいと思ったんだよね。

給料も良さそうだし。

 

でも、調べてみたら「きつい」とか「ブラック」って書いてあって不安になった…

実際のところ、どうなんだろう?

俺でもやっていけるかなぁ…?

そもそも、どんな人が向いてるかも知っておきたい。

といった疑問に答えます。

この記事からわかることは、下記のとおり。

  • 警察官の仕事のきついところがわかる
  • 警察官の仕事の良いところがわかる
  • あなたが警察官の仕事に向いてるか診断できる
  • 迷いがあるなら警察官にならない方がいい

 

このサイトの運営者、佐藤誠一です。

僕は、自分が運営する就職・転職系サイトから、今まで3000人以上の職業相談に無料でのってきました。

 

ぶっちゃけ、警察官からの相談はけっこう多かったです。

どの相談者さんも「今すぐ辞めたい!」って感じでしたね…

 

いろいろ話を聞かせてもらいましたが、警察官の仕事はキツいところがあります。

本気の覚悟がある人だけ、警察官を目指しましょう。

 

実際に働く人の生の声をまとめてるので、かなり信ぴょう性はあると思います。

あなたの転職の参考になればうれしいです。

警察官の仕事のきついところ7選

警察官の仕事のきついところ7選

警察官の仕事のきついところは、下記のとおり。

  1. 人間関係がきつい
  2. 危険な人を相手にすることアリ
  3. 死体と関わらなきゃいけない
  4. 勤務時間が長い、体力がないと無理
  5. 批判されやすい仕事
  6. 休みもゆっくりできない
  7. 給料は高いけど時給に換算すると低い

 

1つずつ解説していきます。

①人間関係がきつい

なぜなら、上下関係が厳しい組織だから。

体育会系の人が多く、パワハラやセクハラがあることも。

上司の命令は絶対で、口答えは基本できません。

 

特に警察学校がきつく、途中で辞めてしまう人もいます。

真面目な人ほど、ストレスを抱えてしまうこともあるようです。

②危険な人を相手にすることアリ

警察官が仕事で相手にするのは、犯罪者や異常者、反社会組織もあります。

普通の仕事なら絶対に関わらない人たちを相手にするので、強靭な精神力が必要かと。

事実、殉職する人もいるので、危険な仕事です。

③死体と関わらなきゃいけない

警察官は、死体と関わらなきゃいけません。

しかも、キレイな死体ばかりじゃないのがかなりキツいです…

 

人身事故や殺人現場の担当などでトラウマになることも。

死体に慣れないとやってけないので、自信がない人はやめた方がいいかと。

④勤務時間が長い

勤務時間が長いのもしんどいですね。

24時間勤務もあるので、体力がない人は難しいかと。

 

夜勤も当たり前です。

なかなか家に帰れないことも多いですね。

⑤批判されやすい仕事

悲しい現実ですが、警察官は批判されやすい仕事です。

  • 税金払ってるんだから、ちゃんと仕事しろ!
  • 隠れて取り締まりするなんて卑怯だ!点数稼ぎだろ!
  • いつも交番にいないけど、裏でサボってるんだろ!
  • 職質するなんてあり得ない!お前を恨むからな!
  • なんで犯人が捕まらないんですか!無能なんでしょ!

 

など、心ないことを言う人もごく一部ですがいます。

私たちの生活を守ってくれる尊い仕事なのに、なぜか文句を言われるのでかわいそうなところです。

⑥休みもゆっくりできない

一応休みはあるけど、本当の意味では休めません。

いつどんな事件が起きるかわからないから。

 

そもそも、非番って休みではありません。

非番のときは、いつ何があってもすぐ駆け付けられるよう待機してる必要があります。

 

また、遠出するときは届出を出さないといけません。

ぶっちゃけ、プライベートの時間は取りにくいです。

休みも警察官として正しく生活しないといけないので、あまり休んだ気がしない感じ。

⑦給料は高いけど時給に換算すると低い

警察官の給料は、たしかに高いです。

でも、時給に換算すると低い感じ。

  • 残業が多いのに残業代はほぼなし
  • 休日出勤も多い
  • 休みはあってないようなもの

 

公務員は労働基準法が適用されないので、この辺はあいまいな部分もあるみたいです。

警察官で働く人の声

警察官で働く人たちの生の声は、Twitterからでもわかります。

結論、本当に志をもった人じゃないと難しいと思います。

警察官の仕事の良いところ5選

警察官の仕事の良いところ5選

考える男性

反対に、警察官の良いところも知りたいな。

警察官の仕事の良いところは下記のとおりです。

  1. 人の役に立てる仕事
  2. 安定している
  3. ローン審査が通りやすい
  4. 手当が多い
  5. エリアによっては暇

 

1つずつ解説します。

①人の役に立てる仕事

これが最大のやりがいですね。

警察官は市民の生活を守る仕事なので、大きなやりがいがあります。

人に直接感謝されることもありますよ。

②安定している

公務員なので終身雇用です。

警察官の仕事が好きな人は、一生できるので最高かと。

よほどのヘマは犯罪に手を染めない限りクビはないので、安定しています。

③ローン審査が通りやすい

公務員は安定してるので、銀行もお金をたくさん貸してくれるから。

大きな家を買いたい人は、警察官は良いと思います。

④手当が多い

警察官は手当が多いです。

具体的には下記のような手当あり。

  • 地域手当
  • 特地勤務手当
  • 住宅手当
  • 単身赴任手当
  • 宿直手当
  • 管理職手当
  • 期末手当
  • 勤勉手当
  • 派遣手当
  • 危険手当

 

危険色なので、手当が充実してるイメージですね。

⑤エリアによっては暇

例えば、離島に配属されるとめっちゃヒマです。

配属は運ですが、運よく暇なところに配属されると平和です。

ただし暇な分、1日の勤務時間は長く感じますけどね。

警察官の仕事内容

警察官の仕事は、配属される部署によって仕事内容が異なります。

各都道府県で発生した事件を担当する都道府県警察と、全体のまとめ役である警視庁に分かれています。

 

具体的な仕事内容は、こんな感じ。

  • 地域課:交番や駐在所にいるおまわりさん
  • 刑事課:刑事事件を担当する、いわゆるドラマでよく見る刑事
  • 生活安全課:地域住民が安心して生活できるよう防犯対策する部門
  • 交通課:交通ルール違反の取り締まりなどを行う。白バイ隊など
  • 警備課:大勢が集まるイベントなどで未然に防ぐために警備を行う。公安警察、機動隊など
  • 総務課:警察組織内の人事や総務などを行う

 

もし就職するなら、どの警察官を目指すか考えましょう。

勤務体系は2種類

警察官の勤務体系は、主に下記の2つ。

  1. 日勤勤務
  2. 3交代制勤務

 

配属される部署によって、勤務スタイルが変わります。

ちなみに、警視庁は人員に余裕があるので4交代制勤務となってます。

それぞれ解説しますね。

①日勤勤務

日勤は、基本的に一般的な企業と同じ勤務体系です。

月~金出勤で、土日祝は休みが基本。

ただし、捜査状況によっては休日出勤もあります。

 

主に刑事課、生活安全課、交通課、警備課などの部署が日勤勤務ですね。

②3交代制勤務

3交代制勤務は、1回24時間の勤務を繰り返す勤務体系。

3日に1回休みになるので、予定は立てやすいです。

 

主に地域課などが3交代制勤務となります。

勤務中は休憩や仮眠もあるけど、ちょっときつめ。

忙しいと休憩も取れないし、長時間労働になることもあります。

 

警察官になって最初の2年は、地域課に配属されます。

ここはちょっと大変なので、頑張りましょう。

警察官の平均年収

警察官の平均年収は700万円です。

年齢別に見ると、下記のとおり。

  • 20代:450万円
  • 30代:600万円
  • 40代:750万円

 

公務員なので、年収は高めですね。

あなたが警察官の仕事に向いてるか診断

あなたが警察官の仕事に向いてるか診断

考える男性

警察官の仕事のきついところはよくわかった。

ちなみに、警察官に向いてる人ってどんな人なの?

という人は、下記の診断をやってみましょう。

8個以上当てはまれば、向いてると思います。

  1. 体力に自信がある
  2. 武術(柔道や剣道)の心得がある
  3. 正義感が強い
  4. 体育会系のノリについていける
  5. 協調性がある
  6. フットワークが軽い
  7. 急なトラブルにも冷静に対処できる
  8. 休みなんてなくても構わない
  9. 忍耐強い
  10. メンタルが強い
  11. モラル意識が高い
  12. 相手を説得するのが得意
  13. 死体と関わる仕事でも大丈夫
  14. 神経が図太い
  15. 世渡りがうまい

 

あなたはいくつ当てはまりましたか?

警察官に向いてる人

診断の結果、警察官に向いてた人は挑戦してみましょう。

採用試験が年に1回あるので、準備を進めていく感じです。

警察官になる方法

警察庁か都道府県警察かで必要な試験が違います。

  • 警察庁:国家公務員総合職採用試験に合格後、数回の採用面接にも合格
  • 都道府県警察:各都道府県が実施する警察官採用試験に合格

 

試験に合格したら、警察大学校(警察庁)か警察学校(都道府県警察)に入学します。

 

全寮制の学校で、ここで6ヶ月~10ヶ月の研修を受けることに。

法律や一般教養、拳銃の扱い方なども学びます。

学校を卒業したら配属先が決まり、警察官としての仕事がスタートします。

 

ちなみに公務員試験の勉強については、公務員の就職浪人のメリットとデメリット【公務員は安定してません】にまとめてます。

公務員の就職浪人のメリットとデメリット【公務員は安定してません】

警察官に向いてない人

反対に警察官に向いてなかった人は、他にあなたに向いてる仕事に転職すればOK。

世の中には17000もの職種があるため、あなたに合う仕事はきっとあります。

 

心配な男性

でも、自分に向いてる仕事なんてわからないよ…

という人は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】を参考にどうぞ。

タイプ別に向いてる仕事を紹介してるので、すぐにあなたの適職がわかりますよ。

向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】

また、あなたに合う会社を見つけるには、転職エージェントに相談すればいいかと。

プロのキャリアカウンセラーが、あなたに合う会社を紹介してくれます。

参考:20代におすすめの転職エージェント3選【転職に失敗しない利用方法】

【断言】迷いがあるなら警察官にならない方がいい

【断言】迷いがあるなら警察官にならない方がいい

そもそも、迷いがあるなら警察官にならない方がいいです。

警察官の仕事は命に関わるから。

 

いわゆる「公安職」なので、普通の仕事とは違います。

命の危険があるので、ある意味「戦争に行く覚悟」みたいなものも必要。

結論、本気の人しか続かないです。

 

世の中には他にもたくさんの仕事があるので、迷いがあるなら警察官を目指すのは辞めた方がいいかと。

30歳になったらもう転職できない

迷いをもったまま警察官で30歳を迎えてしまうと、もう他の仕事に転職できません。

なぜなら、警察のスキルが活かせる仕事は他にないから。

 

30歳で警察の経験しかないのは、どこの民間企業(公務員も含む)も採用してくれませんよ。

 

「警察官になる=一生警察官を辞めない覚悟」が必要です。

その覚悟がないなら、やめておいた方がいいかも。

まとめ【警察官の仕事はきついところあり。本気の覚悟がないなら辞めておこう】

まとめ【警察官の仕事はきつい。本気の覚悟がないなら辞めておこう】

最後にもう一度、警察官の仕事のきついところをまとめておきます。

  1. 人間関係がきつい
  2. 危険な人を相手にすることアリ
  3. 死体と関わらなきゃいけない
  4. 勤務時間が長い、体力がないと無理
  5. 批判されやすい仕事
  6. 休みもゆっくりできない
  7. 給料は高いけど時給に換算すると低い

 

また、警察官に向いてる人の特徴は下記の15個。

8個以上当てはまれば向いてると思います。

  1. 体力に自信がある
  2. 武術(柔道や剣道)の心得がある
  3. 正義感が強い
  4. 体育会系のノリについていける
  5. 協調性がある
  6. フットワークが軽い
  7. 急なトラブルにも冷静に対処できる
  8. 休みなんてなくても構わない
  9. 忍耐強い
  10. メンタルが強い
  11. モラル意識が高い
  12. 相手を説得するのが得意
  13. 死体と関わる仕事でも大丈夫
  14. 神経が図太い
  15. 世渡りがうまい

 

8個以下なら、他のあなたに向いてる仕事に転職すればOKかと。

警察官に向いてないと診断結果がでた人は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】で向いてる仕事がわかります。

 

また、あなたに合う会社は転職エージェントに相談すれば、紹介してくれますよ。

参考:20代におすすめの転職エージェント3選【転職に失敗しない利用方法】

 

そして、失敗しない転職活動の手順は、転職活動の進め方5ステップ【転職に成功して平和な人生にする方法】にまとめてます。

あなたの仕事選びの参考になればうれしいです。

【失敗しない】転職活動の進め方5ステップ【平和な人生にする方法】