
優良な中小企業の見分け方を知りたいな。
ググったら優良な中小企業ランキングとかあるけど、そもそも自分に合う会社かわからない…
今の会社はちょっとブラックっぽいから、働きやすい会社に転職したいなぁ。
大手企業に転職するのは難しそうだから、伸びてる中小企業がいいな。
成長している中小企業で経験を積んで、自分も成長したい。
こういった疑問や悩みに応える記事です。
本記事の内容は下記のとおり。
- 優良な中小企業の見分け方8選
- あなたに合う優良な中小企業の探し方3選
- 優良な中小企業で働くメリットとデメリット
僕、佐藤誠一はこのサイトで3000人以上の転職相談にのってきました。
その中でまぁまぁ多い相談が、

優良な中小企業の見分け方を教えてください
というもの。
相談に対応してきた中で、実際にアドバイスして優良な中小企業に転職できた人も多いので、そのノウハウを記事にまとめました。
結果がでた内容なので、ある程度の信ぴょう性はあると思います。
この記事を読むことで、あなたもやりがいをもって働ける人生になりますよ。
目次
優良な中小企業の見分け方8選【超優良な中小企業TOP5も紹介】
優良な中小企業を見分け方は、下記の8つです。
- 業績が伸びている
- 時代にあった事業をしている
- 離職率が低い
- 福利厚生に力を入れている
- 給与制度が明瞭
- 研修に力を入れている
- カンブリア宮殿やガイアの夜明けをみる
- 中小企業のランキングを見る
1つずつ解説しますね。
※超優良な中小企業TOP5も、実名で紹介します。
①業績が伸びている
優良企業は業績が伸びています。
儲かってるからこそ、次に投資してさらに大きくなれるんです。
儲かってない企業は、社員も働きにくいのでダメです。
例えば、
- サービス残業
- 給料が上がらない
とかになっちゃうので働けないです。
きちんと業績が伸びてるか調べましょう。
業績を調べる方法は、下記の4つです。
- ホームページ(業績を載せてない企業はNG)
就職四季報 優良・中堅企業版
- 帝国データバンク(有料)
- 東京商工リサーチ(有料)
見るべきポイントは、下記の4つ。
- 売上が伸びているか
- 従業員数が増えているか(減ってたら衰退企業)
- 利益が増えているか
- 内部留保(貯金)が増えているか
企業は数字でチェックしましょう。
②時代に合った事業をしている
時代に合った事業をしていることも大切です。
時代に合ってないと、今は良くても今後は衰退するからです。
時代に合った事業の例は、下記の感じ。
- IT企業
- Web系の事業
ITやWebは、誰が見てもこれから伸びていく業界です。
- AI
- 5G
- VR・AR
- 自動運転
などまだまだ伸びしろがあるので、迷ったらIT・Web業界が良いですよ。
ちなみにIT業界の将来性については、IT業界は将来性ありまくり【現役エンジニアのリアルな感想】にまとめてます。
時代に合ってない事業の例は、下記のとおり。
- 印刷業(ペーパーレスの時代だから)
- 出版業(ペーパーレスの時代だから)
- 自動車販売(自動運転で車が売れなくなるから)
- 物販(Amazonに勝てない)
- 店舗系ビジネス(通販に勝てない)
将来も見据えて、将来性のある事業をしている会社を選びましょう。
③離職率が低い
優良企業は離職率が低いです。
働きやすいので、誰もやめないから。
離職率を調べる方法は、下記の3つ。
- ホームページ→離職率はほとんど載ってませんが、公表している企業は超信頼できる
- 就職四季報(優良・中堅企業版)
- 前年の従業員数÷(前々年の従業員数+前々年の入社人数)
離職率が10%以上の会社は、ちょっと注意した方がいいですね。
ちなみに離職率が低い中小企業を探す方法は、離職率が低い中小企業の探し方11選【合う会社に転職する方法も解説】にまとめてます。
④福利厚生に力を入れている
優良企業は福利厚生に力を入れてます。
社員を大切にすることが、事業の発展になると知っているからです。
福利厚生を調べる方法は、下記の2つ。
- 企業のホームページの採用情報
- 求人情報
シンプルに福利厚生の種類の多さをみてください。
極端に種類が少ない会社は、あまり社員を大切にする気がないです。
ちなみに、福利厚生ってお金がかかるんです。
「福利厚生が充実=儲かっている」という証拠なので、福利厚生は重要です。
⑤給与制度が明瞭
優良企業は給与制度が明瞭です。
情報を開示する=後ろめたいことがないからです。
例えば、ホームページや求人情報で、下記を公開してる会社はかなり良いですね。
- 給料の明示
- 昇給制度の明示
- 残業代の明示
- ボーナスの明示
注意してほしいのは、下記の3つ。
- 固定残業代
- みなし残業代
- 裁量労働制
これらは残業代の上限が決められているという意味なので、働くほどサービス残業になります。
長時間労働するほど時給換算が低くなるので、おすすめしません。
⑥研修に力を入れている
優良企業は研修に力を入れています。
人材育成=企業の成長だと知っているからです。
研修制度は、ホームページを見ればわかります。
というか、研修制度をホームページに書いてない=研修に力を入れてない証拠です。
⑦カンブリア宮殿やガイアの夜明けをみる
テレビ番組の「カンブリア宮殿」や「ガイアの夜明け」は、けっこう中小企業を取り上げてます。
もちろんテレビなので実態と違う放送もあると思いますが、参考にはなるはず。

この会社、おもしろいことやってるなぁ
という興味から、調べてみるのは良いですね。
⑧中小企業のランキングを見る
中小企業のランキングがいくつかあるので、参考に見てみましょう。
下記は優良企業をまとめてくれてるので、わかりやすいです。
また、「J-Net21」というサイトは中小企業の情報サイトなので、参考になります。
おもしろい事業をしている中小企業が取り上げられてるので、見てみましょう。
超優良な中小企業TOP5を実名で紹介
ちなみに「グローバルニッチトップ企業100選」の中から、2年連続受賞している「超優良な中小企業」をピックアップすると、下記の5社になります。
会社名 | 都道府県 | 事業内容 |
株式会社フルヤ金属 | 東京都 | イリジウム化合物 |
ナミックス株式会社 | 新潟県 | フリップチップ実装用アンダーフィル剤 |
オプテックス株式会社 | 滋賀県 | 自動ドアセンサー |
株式会社アタゴ | 東京都 | ポケット計器 |
山八歯材工業株式会社 | 愛知県 | 人工歯 |
【本質論】優良な中小企業がわかってもあなたに合うとは限らない
上記の優良中小企業5社を見て思うのは、下記ではないでしょうか?

優良なのはわかったけど、自分に合うとは限らないよね?
仕事自体、興味あるものかわからないし…
そう、優良な中小企業を知ったところで、あまり就活の役には立たないんです。
あなたに合わないなら、幸せじゃないから。
てことで、次からは「あなたに合う優良な中小企業の探し方」を解説します。
あなたに合う優良な中小企業の探し方3選
では、あなたに合う優良な中小企業の見つけ方は、下記の3つです。
- 事業内容に興味をもてる会社を選ぶ
- 転職会議などで口コミを調べる
- 優良な中小企業だけを紹介してくれる転職エージェントに紹介してもらう
それぞれ解説しますね。
①事業内容に興味をもてる会社を選ぶ
事業内容自体に興味をもてる会社を選ぶのも大切です。
給料や休みなど条件だけで選ぶと、肝心の仕事が楽しくないからです。
例えば、

この会社のこの商品、おもしろいよなぁ

この会社のこの商品、売ってみたいなぁ

この会社のこの商品を、もっと世の中に普及させたいなぁ
こういう動機が重要です。
履歴書や面接の志望動機にもそのまま使えるので、事業内容に興味をもてる会社を選びましょう。
②転職会議などで口コミを調べる
転職会議などの口コミサイトは、社員さんのリアルな声を見れるから。
ネガティブな声もあるはずなので、念のためチェックしておきましょう。
あなたが「嫌だ」と感じる声があれば、やめといた方がいいかも。。。
③優良な中小企業だけを紹介してくれる転職エージェントに紹介してもらう
優良な中小企業だけを紹介してくれる転職エージェントに紹介してもらうと、ぶっちゃけ楽です。
最初から、優良な中小企業だけを絞ってくれるので。
具体的には、ウズウズとかでいいかなと。
なぜなら、ウズウズは「中小企業の紹介」が得意なエージェントだから。
就職後の定着率が95%なので、ミスマッチも少ないです。
無料なので、とりあえず相談しつつ、紹介される求人を見てから、ウズウズを利用するか決めてもOK。
メール1本ですぐ相談をやめられるので、情報収集の一環みたいに使えばいいかなと思います。
ウズウズの評判は、ウズキャリの評判や口コミをご紹介【悪い評判がある理由も解説】にまとめたのでどうぞ。
【注意】ハローワークはNG
転職活動といえばハローワークのイメージですが、ハローワークで中小企業を探すのはNGです。
嘘の求人票がけっこう混ざってるからです。
事実、厚生労働省は2015年、ハローワークで求人票と労働条件が異なる案件が3926件あったと発表しています。
参考:厚生労働省「平成27年度ハローワークにおける求人票の記載内容と実際の労働条件の相違に係る申出等の件数を公表します」
嘘の求人票を出されちゃうと、もう信じられないですよね(^^;
ちなみに、これはハローワークは一切悪くありません。
ハローワークは国の機関なので、希望するすべての企業の求人票を受ける必要があります。
ブラック企業ほど嘘をついて人を採用しようとするのですが、ハローワークも求人票の事実関係まで調べられないので、このような事態が発生します。
ハローワークは悪くないのですが、結論、ハローワークで転職活動するのはリスクが高いです。
優良な中小企業で働くメリット7選【デメリットも紹介する】
最後に、優良な中小企業で働くメリットを紹介しておきますね。
正直、大手企業よりもメリットがある部分は多いです。
- 出世が早い
- 手に職がつきやすい
- 成長が早い
- 転勤が少ない
- アイデアが通りやすい
- 優良な中小企業はいずれ大企業になる
- 社長との距離が近い
基本的に、大手企業と比較した中小企業のメリットを解説します。
①出世が早い
中小企業の方が出世が早いです。
大手企業に比べると人数が少ないからです。
出世が早い=昇給も早いということなので、成長を感じやすいですね。
ただし、一般的には給料は大手企業の方が上です。
②手に職がつきやすい
中小企業の方が手に職がつきやすいです。
仕事の範囲が広いので、スキルが伸びやすいからです。
中小企業は手に職がつくので、転職も有利。
大手企業だと細分化された業務を行うので、その企業でしか使えないスキルしか身につかず、転職は不利です。
終身雇用も崩壊したことですし、手に職がつきやすい中小企業の方がメリットありますね。
③成長が早い
中小企業の方が成長が早いです。
仕事の範囲が広いからです。
短期間でいろんなことができるようになるので、仕事の自信もつきますよ。
年功序列もないので、実力でのし上がれます。
④転勤が少ない
中小企業は転勤が少ないです。
事業所が少ないからです。
転勤自体がない会社もありますね。
定住して働きたい人には合ってます。
⑤アイデアが通りやすい
中小企業は個人のアイデアが通りやすいです。
人数が少ないからです。
自分のアイデアが採用されて、世の中に出ていくのは大きなやりがいです。
⑥優良な中小企業はいずれ大企業になる
優良な中小企業は、いずれ大企業になります。
業績が伸びてるからです。
大企業になれば、下記のメリットもあります。
- 給料が高くなる
- 周りからうらやましがられる
- 福利厚生も良くなる
- 将来も安泰
また、大企業になっちゃうと採用倍率が上がるので、中小企業のうちに入社しておきましょう。
⑦社長との距離が近い
中小企業は社長との距離が近いです。
規模が小さいので、社内を社長がウロウロしてるのが当たり前だからです。
伸びてる中小企業の社長には優秀な人が多く、その人の仕事をそばで見れるのは財産です。
大手企業ではできない体験ですね。
将来、起業を考えてる人は伸びてる中小企業で、社長から学びましょう。
中小企業に就職するデメリット5選
中小企業に就職するデメリットもあるので、慎重に検討してください。
デメリットは下記の5つ。
- 人間関係がなぁなぁになりがち
- プライベートも侵食されがち
- 仕事が忙しい
- 責任が重い
- 部署異動がない
一応、1つずつ解説しますね。
①人間関係がなぁなぁになりがち
社員数が少ないので、どうしても関係が密になるから。
- なぁなぁで飲み会
- なぁなぁで付き合い残業
- なぁなぁで休日出勤
とかもあり得るので、ここは注意が必要。
事前に調べておくことをおすすめします。※面接で聞くのもアリ。
②プライベートも侵食されがち
こちらも理由は、社員同士の距離感が近いから。
「なんか休日を同僚と過ごしてしまった」みたいな現象が起きがちでして、プライベートを分けたい人にはきついかも。
仲が良いのはいいんですが、プライベートとの線引きはきっちりしといた方がいいですよ。
③仕事が忙しい
1人あたりの業務量が多いからです。
例えば、大企業なら2人でやる仕事を、中小企業だと1人でやったりします。
激務になることもあるので、この辺も入社前に確認すべき。
面接で残業時間とかも聞いておきましょう。
④責任が重い
社員数が少ないので、1人あたりの責任が大きくなるから。
大企業ならチームで責任をとるところを、中小企業だと1人に責任がふりかかったりします。
やりがいはありますが、責任も大きくなりますよ。
⑤部署異動がない
なんせ、部署自体が少ないので。
困るのは、職場の人間関係が辛いときですね。
定期的な部署移動とか転勤があれば逃げられますが、中小企業はそれができません。
人間関係が苦手な人は、ちょっとリスクが高いかも。
ブラック中小企業、ホワイト中小企業の見分け方
ちなみに、中小企業のブラックorホワイトの見分け方は、ホワイトな中小企業の見つけ方22選【合う会社を見つける方法】にまとめてます。
ブラック企業に入社しちゃうと短期離職して、転職が不利になりますよ。
できるだけホワイトな中小企業に就職しましょう。
まとめ【優良な中小企業の探し方は8つ。行動あるのみです】
ということで、本気で優良な中小企業に就職したいなら、できることからやってみましょう。
就職=情報戦なので、情報収集で手を抜くと、ミスマッチが起きますよ。
「明日でいいや」だとたぶん明日も動かないし、就活が後手後手になって、満足のいく就活ができません。
結論、今日から行動を始めるのが正義です。
ソッコーで行動すれば、あなたはやりがいのある仕事ができる人生になりますよ。
優良な中小企業の見分け方は、下記の8つです。
- 業績が伸びている
- 時代にあった事業をしている
- 離職率が低い
- 福利厚生に力を入れている
- 給与制度が明瞭
- 研修に力を入れている
- カンブリア宮殿やガイアの夜明けをみる
- 中小企業のランキングを見る
そして、「あなたに合う優良な中小企業」の探し方は下記の3つです。
- 事業内容に興味をもてる会社を選ぶ
転職会議などで口コミを調べる
- 優良な中小企業だけを紹介してくれる転職エージェントに紹介してもらう
「優良な中小企業だけを紹介してくれる転職エージェント」は、ウズウズとかでいいかと。
無料なので、とりあえず相談してみて、紹介される求人を見てから利用するか決めてOKです。
※メール1本ですぐ相談をやめられます。
参考:ウズキャリの評判や口コミをご紹介【悪い評判がある理由も解説】
あとは行動あるのみ。
早く行動するほど、就活は成功しますよ。