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KDDIの年収や、新卒や中途採用の転職の就職難易度などをご紹介します。

KDDIといえば携帯電話のauで有名ですが、プロバイダ事業やコンテンツ事業など幅広い事業展開をしています。

 

NTTdocomo、ソフトバンクと並ぶ大手通信業者で、人気の就職先です。

 

この記事では、

  • KDDIの平均年収や給料
  • 会社概要や事業内容
  • 新卒の就職難易度
  • 中途採用の就職難易度
  • 福利厚生
  • KDDIの研修やキャリアアップ
  • 評判や口コミ

などをご紹介します。

 

あなたの就職・転職の参考になればうれしいです(^^)

それでは、さっそく見ていきましょう!

目次

KDDIの平均年収

お金

KDDIの平均年収は930万円です。

参考:KDDI「有価証券報告書」

 

高い平均年収なのもKDDIが人気の理由です。

 

それでは、さらにくわしいKDDIの年収情報を見ていきましょう。

近年の平均年収の推移

KDDIの近年の平均年収の推移をご紹介します。

2000年 769万円
2001年 771万円
2002年 794万円
2003年 823万円
2004年 836万円
2005年 840万円
2006年 870万円
2007年 890万円
2008年 904万円
2009年 898万円
2010年 883万円
2011年 898万円
2012年 906万円
2013年 939万円
2014年 976万円
2015年 951万円
2016年 953万円
2017年 936万円
2018年 952万円
2019年 930万円

参考:KDDI「有価証券報告書/内部統制報告書

 

年収は右肩上がりで上昇しています。

年齢別の平均年収・ボーナス・月給の推移

KDDIの年齢別の平均年収・ボーナス・月給の推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 25万円 46万円 346万円
25~29歳 29万円 100万円 448万円
30~34歳 37万円 125万円 571万円
35~39歳 42万円 165万円 673万円
40~44歳 50万円 200万円 805万円
45~49歳 53万円 214万円 848万円
50~54歳 62万円 258万円 1006万円
55~59歳 47万円 193万円 762万円
60~64歳 29万円 113万円 460万円
65~69歳 20万円 30万円 266万円

※本記事の給料データは厚生労働省の賃金構造基本統計調査を参考にしているため実数値と異なる可能性があります。あくまでも参考値としてください。

 

職種によっても給料が違います。

 

KDDIの給料は3段階評価で決まります。

上司の評価も年収に関係しますので、実務スキルや実績はもちろん、社内の人間関係も大切です。

年齢別の手取りの平均年収・月給・ボーナスの推移

上記の年齢別の平均年収・月給・ボーナスから所得税・住民税・社会保険料を引いた手取りの推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 19万円 35万円 269万円
25~29歳 22万円 76万円 338万円
30~34歳 29万円 98万円 447万円
35~39歳 33万円 127万円 517万円
40~44歳 37万円 147万円 592万円
45~49歳 39万円 156万円 621万円
50~54歳 46万円 189万円 740万円
55~59歳 34万円 137万円 542万円
60~64歳 22万円 86万円 352万円
65~69歳 16万円 24万円 211万円

※30代前半で結婚して子供が2人いる計算にしています。

総合職の大卒・高専(専攻科)卒の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移

KDDIの総合職の大卒・高専(専攻科)卒の年齢別の平均年収・月給・ボーナス(額面)の推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 22万円 40万円 305万円
25~29歳 26万円 88万円 395万円
30~34歳 33万円 111万円 504万円
35~39歳 37万円 146万円 594万円
40~44歳 44万円 177万円 710万円
45~49歳 46万円 188万円 748万円
50~54歳 55万円 227万円 888万円
55~59歳 42万円 171万円 673万円
60~64歳 26万円 99万円 406万円
65~69歳 17万円 27万円 235万円

総合職の修士了の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移

KDDIの総合職の修士了の年齢別の平均年収・月給・ボーナス(額面)の推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 24万円 44万円 332万円
25~29歳 28万円 96万円 431万円
30~34歳 36万円 121万円 549万円
35~39歳 41万円 159万円 648万円
40~44歳 48万円 193万円 774万円
45~49歳 51万円 205万円 816万円
50~54歳 60万円 248万円 968万円
55~59歳 46万円 186万円 734万円
60~64歳 28万円 109万円 442万円
65~69歳 19万円 29万円 256万円

総合職の博士了の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移

KDDIの総合職の博士了の年齢別の平均年収・月給・ボーナス(額面)の推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 29万円 52万円 398万円
25~29歳 33万円 115万円 516万円
30~34歳 43万円 144万円 657万円
35~39歳 49万円 191万円 775万円
40~44歳 58万円 231万円 923万円
45~49歳 61万円 246万円 977万円
50~54歳 72万円 297万円 1159万円
55~59歳 55万円 223万円 878万円
60~64歳 33万円 130万円 530万円
65~69歳 23万円 35万円 306万円

男性社員の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移

KDDIの男性社員の年齢別の平均年収・月給・ボーナス(額面)の推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 25万円 47万円 347万円
25~29歳 30万円 107万円 470万円
30~34歳 39万円 139万円 608万円
35~39歳 45万円 179万円 718万円
40~44歳 53万円 211万円 852万円
45~49歳 56万円 225万円 891万円
50~54歳 64万円 262万円 1028万円
55~59歳 48万円 198万円 773万円
60~64歳 29万円 114万円 465万円
65~69歳 20万円 30万円 269万円

女性社員の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移

KDDIの女性社員の年齢別の平均年収・月給・ボーナス(額面)の推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 25万円 45万円 345万円
25~29歳 27万円 89万円 416万円
30~34歳 30万円 60万円 417万円
35~39歳 29万円 88万円 430万円
40~44歳 41万円 170万円 666万円
45~49歳 43万円 173万円 694万円
50~54歳 59万円 260万円 969万円
55~59歳 48万円 185万円 766万円
60~64歳 17万円 96万円 219万円

役職別の平均年収・月給・ボーナス

KDDIの役職別の平均年収・月給・ボーナスをご紹介します。

役職 月給 年間ボーナス 年収
係長級 45万円 205万円 747万円
課長級 52万円 251万円 880万円
部長級 66万円 286万円 1075万円

※厚生労働省の賃金構造基本統計調査を参考にしているため、実際の役職名と異なる場合があります。

参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

 

役職は、早ければ30代前半で課長補佐、35歳くらいで部長になります。

 

ただし、課長以上の役職には裁量労働制があります。

裁量労働制は約50%の管理職に適用されていて、裁量労働制の管理職には残業代がつきません。

 

2017年の役職者の数は、

  • 課長:3999名
  • 部長以上:498名

です。

 

ちなみに、KDDIの全従業員数は11037名です。

全従業員に占める役職者の割合は、

  • 課長:36%
  • 部長以上:4.5%

となっており、課長になれる人は多いですが、部長になれるのは一握りだとわかります。

 

厳しい出世競争を勝ち抜かないと部長以上にはなれません。

 

ちなみに、1年間で課長以上に昇格するのは約200名です。

1年間でKDDIに入社する人は約300名ですので、3分の2は課長以上になれます。

 

また、役職者の男女比を見てみると、

性別 課長 部長以上
男性 3714名 481名
女性 285名 17名

となっており、男性役職者の方が多いことがわかります。

 

KDDIは女性の管理職登用を進めているので、今後は女性管理職が増えるでしょう。

参考:KDDI「サステナビリティレポート

 

KDDIの役職者には「ミッショングレード制度」があります。

過去の実績の積み重ねによる評価ではなく、現在の仕事の貢献度で評価されます。

 

簡単にいうと、管理職になったからといってふんぞり返っている人は評価されないということです。

KDDIの生涯賃金

上記の給料データから計算すると、KDDIの生涯賃金は約3億1000万円です。

 

生涯賃金が3億円を超える企業は珍しく、長期に渡って稼げる企業といえるでしょう。

 

給料の高さもKDDIが人気の理由です。

KDDIのライバル企業との年収比較

KDDIとよく比較される企業との年収比較をご紹介します。

  • KDDI:936万円
  • Docomo:873万円
  • ソフトバンク757万円
  • NTTグループ:905万円
  • NTTデータ:820万円

となっています。

 

KDDIの年収の高さがわかりますね。

 

固定電話は減少していますが、KDDIは携帯電話で大きなシェアをもっています。

 

KDDIは携帯電話事業以外のジャンルも強いため、年収も高いです。

KDDIの役員報酬

KDDIの役員報酬をご紹介します。

報酬総額
取締役 6億5000万円
社外取締役 7500万円
監査役 5200万円
社外監査役 5000万円

参考:KDDI「有価証券報告書

 

役員になれるのは1%未満の超一握りだけです。

夢のある話ですね。

KDDIの年収事例

KDDIの年収事例をご紹介します。

実際にKDDIで働いている人たちの年収事例をまとめましたので、就職・転職の参考にしてください(^^)

営業・コンシューマの年収事例

  • 新卒女性3年目:年収350万円
  • 新卒男性4年目:年収500万円
  • 新卒女性5年目:年収470万円
  • 新卒男性8年目・主任:年収570万円
  • 新卒男性8年目:年収700万円
  • 中途採用女性2年目:年収300万円
  • 中途採用男性4年目:年収620万円
  • 中途採用10年目:年収950万円

技術系の年収事例

  • 新卒男性2年目・エンジニア:年収400万円
  • 新卒男性4年目・保守運用:年収650万円
  • 新卒男性9年目:年収900万円
  • 新卒男性14年目:年収1000万円
  • 新卒男性22年目・部長:年収1300万円
  • 中途採用男性3年目:年収500万円
  • 中途採用男性4年目・保守運用:年収800万円

企画開発の年収事例

  • 新卒男性17年目:年収900万円
  • 中途採用男性3年目:年収700万円
  • 中途採用男性2年目:年収900万円

販売職の年収事例

  • 中途採用男性2年目・チーフセールスアドバイザー:年収380万円
  • 中途採用男性3年目・セールスアドバイザー:年収370万円
  • 中途採用女性3年目:年収300万円
  • 中途採用女性4年目:年収360万円

その他総合職の年収事例

  • 新卒男性4年目:年収550万円
  • 新卒男性5年目・主任・グローバル部門:年収700万円
  • 新卒男性7年目・コーポレート:年収500万円
  • 新卒男性10年目・課長補佐:年収850万円
  • 中途採用男性3年目:年収850万円
  • 中途採用男性6年目・マネージャー:年収1250万円

となっています。

 

ちなみに、「転職して給料を上げたい!」という人は、

転職で給料が上がるケース8選【特に20代後半は上がりやすい】も読んでみてください(^^)

転職で給料が上がるケース8選【特に20代後半は上がりやすい】

KDDIの諸手当・昇給・ボーナス

KDDIの諸手当は、

  • 時間外勤務手当(残業手当)
  • 住宅手当(実家暮らし月15000円、独身一人暮らし月3万円、既婚は月5万円)
  • 通勤手当

などがあります。

 

平均の残業手当は65879円/月です。

 

昇給は4月に年1回です。

昇給は人事評価にもよりますが、社内資格を取得することでも昇給します。

 

ボーナスは6月と12月の年2回です。

KDDIのボーナスは個人の業績と会社の業績によって決まります。

 

個人の業績と会社の業績の評価割合は半々くらいです。

個人の業績は6ヶ月ごとの査定で決まります。

 

個人の賞与は前年度の個人の実績と比較して決定されます。

KDDIの会社概要や強み

KDDIの会社概要や強み

KDDIは1984年に設立された通信会社です。

携帯電話のauのイメージが強いですよね(^^)

 

携帯電話キャリアではNTTdocomoに次ぐ第2位のシェアを誇っています。

 

KDDIの会社概要は、

  • 社名:KDDI株式会社
  • 本社所在地:東京都千代田区飯田橋3-10-10ガーデンエアタワー
  • 本店所在地:東京都新宿区西新宿2-3-2
  • 資本金:1418億5200万円

となっています。

事業内容

KDDIの事業内容は大きく分けて、

  1. 個人向けサービス
  2. 企業向けサービス
  3. 海外事業

の3つがあります。

 

ちなみに、売上の7割は個人向けサービスです。

auなど携帯電話の個人向けサービス

KDDIの個人向けサービスの代表格は、携帯電話のauでしょう。

3大携帯キャリアのシェア率は、

  1. NTTdocomo:約40%、約7675万回線
  2. au:約27%、約5289万回線
  3. ソフトバンク約22%、約3991万回線

となっています。

 

auの契約回線数は700万件を超えています。

 

auの現行プランである、

  • auピタットプラン:データ利用量に応じて定額料が変動
  • auフラットプラン:大容量のデータ通信が可能

の登場で新規顧客を獲得しています。

 

auピタットプランは、月々のデータ使用量に応じて5段階の定額料金が自動的に適用されます。

 

auフラットプランは2017年~2018年で2倍近く普及しました。

大容量のデータ通信を利用する人が増えている時代背景に合わせた料金プランで成功しています。

 

また、スマホとauひかりをセットで契約すると家族で携帯の利用料金が割引になる「auスマートバリュー」でも成功し、新規顧客を獲得しています。

 

曜日ごとに映画やカラオケの割引、フライドポテトなどのプレゼントがもらえる「auスマートパスプレミアム」も好評です。

 

また、会員制プログラムである「au STAR」は、

  • auショップでの優先予約
  • WALLET ポイントのプレゼント
  • au STARギフト

などの特典があり人気です。

 

auのプリペイドカードである「au WALLET」も好評です。

日々の買い物でもWALLETポイントが貯まります。

 

また、auは学割に強いのも特徴です。

「auゼロ学割」は最初の3ヶ月の利用料金が無料になるサービスです。

 

スマホを使う学生の顧客を多く持つのもauの強みです。

参考:KDDI「個人向けサービス

携帯電話以外の個人向けサービス(バリュー事業)

auの携帯電話以外の個人向けサービス(バリュー事業)には、

  • auひかり:インターネットプロバイダ
  • auでんき
  • UQコミュニケーションズ
  • じぶん銀行
  • 英会話のイーオン
  • キッザニア
  • Wowma!(ワウマ):ネット通販
  • au損保

などがあります。

 

TVCMなどで有名な企業もありますが、実は親会社はKDDIなのです。

KDDIの巨大さがわかりますよね。

 

2018年8月に菅官房長官が「大手の携帯電話料金は、今よりも4割程度下げる余地があると思っています」と発言したことで、au携帯電話の通信料収入が減る可能性がでてきました。

 

ですが、KDDIではすで携帯電話事業以外の事業を多く持っているため、大きな打撃は受けない可能性もあります。

 

auひかりは速度調査で速度No.1を記録しています。

 

auでんきは電力自由化により誕生したサービスです。

auひかりやauケータイと併用で料金が安くなります。

 

通信事業だけでなく電気事業も好調です。

 

UQコミュニケーションズは携帯電話(UQ mobile)とWi-Fiサービス(UQ WiMAX)を展開しています。

 

じぶん銀行もKDDIが展開しています。

振込などはもちろん、投資信託や住宅ローンなどの利用もできます。

 

英会話のイーオン、キッザニアもKDDIが親会社です。

※意外ですよね(^^)

 

KDDIは「au損保」で損害保険事業へ進出したり、ライフネット生命の大株主として生命保険事業にも関わっています。

 

KDDIはグループ会社も合わせると36社もの事業体です。

もはやKDDIは「携帯電話の会社」には収まらず、多角的に事業展開する超大手企業です。

 

ちなみに、「優良企業の見分け方を知りたい!」という人は、

優良企業の見分け方14選【採用されるコツも紹介】にまとめているので、読んでみてください(^^)

優良企業の見分け方14選【採用されるコツも紹介】

楽天との業務提携

2018年11月にKDDIと楽天が業務提携しました。

KDDIは楽天の物流インフラを活用できるようになり、楽天は2019年から楽天モバイルでKDDIの通信設備を活用できます。

 

楽天モバイルはNTTdocomo、au、ソフトバンクに続く「第4の携帯電話キャリア」として注目されています。

本来はライバル関係にある楽天モバイルとauが手を組んだことで、docomoに立ち向かうのは楽しみですね(^^)

企業向けサービス

KDDIの企業向けサービスは、

  • KDDIデジタルデザイン:野村総合研究所と共同でクラウドやIoT技術の開発
  • KDDIデジタルセキュリティ:セキュリティ部門
  • IoT世界基盤:トヨタ自動車と共同で車載通信機をグローバルで共通化するグローバル通信プラットフォーム開発
  • 中小企業向けにPC・複合機の導入、オフィス移転・リニューアル、災害対策などのサービス

などがあります。

参考:KDDI「企業向けサービス

海外事業

KDDIでは海外事業も積極的に展開しています。

ミャンマーやモンゴルの通信事業では4G LTEサービスを開始しています。

 

12の国と地域、23都市、47拠点でグローバルネットワークの構築、IT環境の運用・保守なども行っています。

 

KDDIは海外600社以上の通信事業者との提携があるため、国際電話サービスも強いです。

KDDIの中には旧国際電信電話のKDD社があるため、国際電話には強いのです。

 

auの電話をそのまま海外でも使えるのは、KDDIの海外ネットワークのおかげです。

参考:KDDI「海外事業の展開

KDDIの成長戦略

KDDIの成長戦略は、

  • マルチユース (Multi-Use)
  • マルチネットワーク (Multi-Network)
  • マルチデバイス(Multi-Device)

の「3M戦略」をかかげています。

 

「様々なコンテンツやサービスを、いつでもどこでも最適なネットワークで、好きな機器で利用できる」という意味です。

KDDIの沿革

KDDIは1985年の電電公社(現NTT)の民営化と、通信事業の自由化にともない発足した通信事業者です。

 

国鉄が民営化されてJRになったり、郵便局が民営化されたのと同じですね。

また、近年では電力自由化が話題ですが、1985年には通信事業が自由化されたということです。

 

京セラの創業者である稲森和夫氏が中心となり「第二電電」が設立されます。

 

稲森和夫さんといえば京セラの創業者というだけではなく、2010年のJALの経営破綻からの再生を手掛けた「経営の神様」です。

 

第二電電設立時は、京セラにあった1500億円の資金のうち、1000億円が第二電電設立に投資されました。

 

2000年に第二電電(DDI)、国際電信電話株式会社(DDI)、日本移動通信(IDO)が合併して、現在のKDDIが誕生しました。

 

DDIは元郵政省管轄の特殊会社、IDOはトヨタ自動車の関係会社で自動車の携帯電話会社です。

※もともと携帯電話は、自動車に搭載する電話でした。

 

KDDIは、

  • 沖縄セルラーを除くセルラーグループ(株式会社エーユー)
  • ツーカー
  • パワードコム

など携帯電話事業者と吸収合併をして現在に至っています。

※「au」は株式会社エーユーからとっています。

業績・売上

KDDIの近年の業績・売上の推移を見てみましょう。

年度 売上高 当期利益
2014年 4兆2700億9400万円 6628億6700万円
2015年 4兆4661億3500万円 8184億1000万円
2016年 4兆7482億5900万円 8958億9700万円
2017年 5兆419億7800万円 9551億4700万円
2018年 5兆803億5300万円 1兆102億7500万円
2019年 5兆2372億2100万円 1兆206億9900万円

KDDIは売上5兆円を超える大企業です。

 

ちなみに、NTTdocomoとソフトバンクと業績を比較してみると、

社名 売上高 当期利益 利益率
KDDI 5兆419億7800万円 9551億4700万円 18.9%
NTTdocomo 4兆7694億900万円 1兆966億2500万円 23%
ソフトバンク 9兆1587億6500万円 1兆3038億100万円 14.2%

となります。※2017年の比較

参考:KDDI「有価証券報告書」、NTTドコモ「有価証券報告書」、ソフトバンク「有価証券報告書

 

KDDIは売上と利益率ともに第2位となっています。

 

ちなみに事業ごとの売上比率は、

事業 売上高 比率
個人向け(au) 3兆8996億500万円 70.5%
バリュー 5217億3600万円 9.4%
企業向け 7499億7100万円 13.5%
海外事業 2487億200万円 4.5%
その他 1052億7300万円 1.9%

となっており、auなど個人向けーサービスの割合が圧倒的です。

参考:KDDI「有価証券報告書

企業理念

KDDIの企業理念をご紹介します。

KDDIグループは、全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、お客さまの期待を超える感動をお届けすることにより、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献します。

引用元:KDDI「企業理念

企業理念は採用面接のときに必要です。

企業理念は必ず覚えておきましょう。

社員数・平均年齢・平均勤続年数

KDDIの近年の社員数(従業員数)・平均年齢・平均勤続年数の推移をご紹介します。

年度 従業員数 平均年齢 平均勤続年数
2000年 6812名 35.4歳 10.3年
2001年 8798名 34.9歳 10.4年
2002年 8957名 35.9歳 11.6年
2003年 8985名 36.8歳 12.3年
2004年 8384名 37.6歳 13.5年
2005年 10201名 37.8歳 13年
2006年 10299名 38.3歳 13.4年
2007年 11764名 38.8歳 14年
2008年 11722名 39.4歳 14.7年
2009年 11374名 40.1歳 15.7年
2010年 11041名 40.6歳 16.3年
2011年 11194名 40.7歳 16.1年
2012年 11231名 41.1歳 16.5年
2013年 10739名 41.4歳 16.8年
2014年 10671名 41.8歳 17年
2015年 10775名 42歳 17.3年
2016年 10916名 42.2歳 17.4年
2017年 11037名 42.4歳 17.6年
2018年 10968名 42.5歳 17.7年
2019年 10892名 42.8歳 17.8年

参考:KDDI「有価証券報告書/内部統制報告書

従業員数・平均年齢・平均勤続年数ともに伸びていますね。

 

事業部ごとの従業員の割合は、

事業 従業員数 比率
個人向け(au) 6859名 62.1%
バリュー 614名 5.5%
企業向け 3024名 27.3%
海外事業 528名 4.7%
その他 12名 0.1%

となっており、個人向けサービスの社員数がもっとも多くなっています。

参考:KDDI「有価証券報告書

 

世代別の社員数は、

世代 男性 女性 男女合計
30歳未満 926名 436名 1362名
30~39歳 1888名 616名 2504名
40~49歳 3425名 980名 4405名
50~59歳 2480名 282名 2762名
60歳以上 4名 0名 4名

となっており、40~49歳の社員が一番多いことがわかります。

参考:KDDI「サステナビリティレポート 2018

KDDIの離職率

KDDIの近年の離職率の推移をご紹介します。

年度 男性 女性 男女全体
2013年 0.72% 1.92% 0.94%
2014年 0.68% 1.78% 0.89%
2015年 0.68% 1.99% 0.92%
2016年 0.95% 1.79% 1.11%
2017年 1.01% 1.39% 1.08%

また、3年後離職率は、

離職率
男性 5.4%
女性 7.2%
男女全体 5.9%

となっています。

 

ちなみに、2017年の離職者の退職理由は、

男性 女性 男女全体
早期退職 0名 0名 0名
自己都合 108名 36名 144名
会社都合 9名 2名 11名
転籍 5名 0名 5名
その他 8名 2名 10名
合計 130名 40名 170名

となっています。

 

KDDIの離職率はとても低いです。

長く働ける会社ですね(^^)

参考:KDDI「サステナビリティレポート 2018

KDDIの新卒の採用情報や就職難易度

考える女性

KDDIは新卒の総合職を募集しており、募集職種は、

  • コンシューマ営業
  • ソリューション営業
  • システムエンジニア
  • カスタマーサービス
  • 基礎研究
  • 商品・サービス企画
  • 商品・サービス開発
  • 技術開発
  • 設備建設
  • システム保守・運用
  • 情報システム
  • 経営サポート

があります。

 

応募資格は、

  • 大学か高専(専攻科)を卒業か卒業見込みの人
  • 大学院修士、博士課程を修了か修了見込みの人

です。

 

また、卒業から3年以内であれば既卒採用もしています。

既卒の就活のコツ

既卒の就活では「なぜ新卒で就職しなかったのですか?」と100%聞かれます。

 

既卒になった理由が、

  • なんとなく就活しなかった
  • 自分が社会人として働くイメージができなかった
  • 就活したが内定をもらえなかった
  • 部活に熱中しすぎて就活しなかった
  • アルバイトに熱中しすぎて就活しなかった

という人は既卒就活は注意してください。

 

既卒になった理由をありのままに伝えると、ネガティブな印象をあたえ、不採用になる確率が高いです。

 

既卒で就活に成功するために役立つ記事があったので紹介しておきます。

参考記事:第二の就活『既卒の就活は新卒枠ではなく【既卒枠】!18卒も必見、失敗しない就活ポイント

既卒で優良企業に就職するコツが書かれているので、参考にしてください(^^)

新卒の初任給

KDDIの新卒の初任給は、

  • 大学卒・高専(専攻科)卒:月給220,500円
  • 修士了:月給240,500円
  • 博士了:月給287,900円

となっています。

 

他社と比較してもKDDIの初任給は高めです。

参考:KDDI「KDDIの採用情報

採用人数から見る就職難易度

KDDIの新卒の採用人数は例年300名くらいです。

募集人数としては多い方なので、採用人数から見る就職難易度はそこまで高くありません。

 

新卒採用には積極的な企業なのでチャンスです。

採用大学から見る就職難易度

KDDIの採用大学は、

  • 東京大学
  • 早稲田大学
  • 慶応義塾大学
  • 明治大学
  • 立教大学
  • 東京理科大学
  • 横浜国立大学

などを含む70~80校です。

 

有名大学の採用もありますが、そこまで有名でない大学からも採用されています。

 

採用大学から見る就職難易度もそこまで高くありません。

KDDIのインターンシップ

KDDIのインターンシップの内容は、

  1. 通信技術コース:8月下旬(1週間くらい)
  2. サービス企画・開発コース:9月上旬(1週間くらい)

となっています。

新卒の選考フローから見る就職難易度

KDDIの新卒の選考フローは、

  1. エントリーシート提出・書類選考
  2. 適性検査
  3. 面接
  4. 内々定

となっています。

 

毎年300名ほどを採用する企業だけあって、選考フローはシンプルです。

面接回数も少ないため、選考フローから見る就職難易度もそこまで高くありません。

エントリーシートの内容

KDDIのエントリーシートの内容は、

  • KDDIで実現したいこと
  • 今まで経験した失敗談と自分の弱み

です。

 

「今まで経験した失敗談と自分の弱み」はもちろん、自分の失敗や弱みだけを書くのはNGです。

失敗や弱みをどう克服したかを書くようにしましょう。

 

KDDIで求める人材は、失敗や弱みを克服できる人です。

採用面接で聞かれること

KDDIの採用面接で聞かれる可能性のあることは、

  • 志望動機
  • 自己PR
  • 学生時代に力を入れたこと
  • 他社の選考状況

などです。

 

比較的シンプルな質問が多いですが、その分他の人とかぶりやすいので注意しましょう。

 

自己分析と企業分析で、自分とKDDIの合致点をしっかり探しましょう。

 

また、KDDIフィロソフィは勉強しておきましょう。

参考:KDDI「企業理念

KDDIの求める人材

KDDIが求める人材は、

  • 失敗や弱みを克服できる人
  • コミュニケーション能力が高い人
  • 考える力のある人
  • 具体的な目標を立ててやり遂げる人
  • 周囲の人と協力して目標達成できる人
  • 挑戦し続ける人
  • 柔軟な発想力をもっている人
  • 時代の変化に対応できる人
  • 英語力の高い人
  • 変化を喜べる人
  • 失敗しても前に進める人

です。

 

エントリーシートや面接では、あなたが上記の「求める人材」であることをアピールしてください。

 

ちなみに、あなたがKDDIに向いてる人材かも大事ですが、素のあなたがどんな仕事に向いてるかも大事ですよね。

 

もし、本当はKDDIに合ってないのに、「大手だから」という理由だけで就職すると、仕事で苦労しますよ。

 

考える男性

でも、自分に向いてる仕事って何だかわからないな…

という人は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】を読んでみてください。

 

タイプ別に向いてる仕事をまとめているので、あなたに向いてる仕事がすぐにわかります。

もしかすると、あなたの天職がわかるかもしれませんよ(^^)

自分に向いてる仕事がわからない人におすすめの適職診断|40タイプ別の転職先

総合職の転勤

KDDIの総合職は日本全国に限らず海外への転勤の可能性もあります。

人によりますが3~5年に一度異動があると思ってください。

 

特に営業系の職種は転勤が多いです。

※auショップ含む。

 

事務系職種は営業職種に比べて転勤は少ないです。

また、技術系職種から営業系職種に異動する人もいます。

KDDIの中途採用の募集職種や転職難易度

女性

KDDIの中途採用(キャリア採用)では総合職を募集しており、募集職種は、

  • コーポレート
  • 新規事業・ビジネスモデル開発
  • グローバル事業
  • 企画・推進
  • 事業推進・渉外
  • 次世代テクノロジー開発
  • システム企画・ITアーキテクト
  • アプリケーション開発エンジニア
  • ファシリティ設計・構築

があります。

 

いずれも即戦力人材で豊富な実務経験が必要ですので、KDDIの中途採用の転職難易度は高いです。

 

中途採用の給料は月給220,500円以上です。

実務経験やスキルを考慮して給料が決まります。

参考:KDDI「キャリア採用

採用人数から見る中途採用の転職難易度

KDDIの2017年の中途採用(キャリア採用)の採用人数をご紹介します。

男性 女性
最終学歴大卒 74名 7名
最終学歴が大卒以外 2名 0名
合計 76名 7名

参考:KDDI「サステナビリティレポート 2018

 

中途採用で転職できるのは、ほとんどが大卒の男性です。

最終学歴が大卒以外や女性は転職難易度が高いといえます。

中途採用の選考フローから見る転職難易度

KDDIの中途採用の選考フローは、

  1. エントリー
  2. 書類選考
  3. 適性検査
  4. 一次面接
  5. 二次面接
  6. 三次面接(職種によっては)
  7. 内定

となっています。

 

KDDIは人気企業なので転職希望者が殺到します。

面接回数が多いため、落とすための採用試験の可能性が高いです。

 

応募者が多いのに募集人数が少なめであるため転職難易度は高いです。

 

ちなみに、採用の場合は応募から1ヶ月~1ヶ月半くらいで内定がでます。

参考:KDDI「キャリア採用 選考の流れ

 

書類選考では、

  • KDDIの求める人物像と自分が近いこと
  • 応募資格を満たしていること
  • 突っ込んでほしいこと

をアピールしましょう。

 

適性検査はSPIを対策しておけば良いでしょう。

などがおすすめです。

 

ちなみに、「忙しくてなかなか転職活動できない…」という人は、

転職活動は大変ですよね【大変じゃなくなる方法を解説します】に効率的な転職活動の方法をまとめているので、読んでみてください(^^)

転職活動は大変ですよね【大変じゃなくなる方法を解説します】

中途採用の面接で聞かれること

KDDIの中途採用の面接で聞かれる可能性があるのは、

  • 前職の実務経験やスキル
  • 志望動機
  • 保有資格
  • 前職の退職理由
  • 自己PR
  • 転職したらやりたいことは?

などです。

 

一般的な質問が多いですが、他の人と回答が被らないように注意しましょう。

 

KDDIが求めている人物像に寄せることや、前職までの実務経験は数字で語りましょう。

 

また、KDDIフィロソフィは勉強しておきましょう。

参考:KDDI「企業理念

auのセールスアドバイザーの中途採用

アイフォン

auのセールスアドバイザーは、auショップや家電量販店でauケータイの販売や顧客対応をする仕事です。

 

セールスアドバイザーは正社員ではなく契約社員です。

 

新規の契約件数が多く会社からの評価が高いと、正社員登用される人もいます。

ただし、かなりの新規契約獲得が必要です。

 

セールスアドバイザーの選考フローは、

  1. エントリー
  2. 書類選考
  3. 一次面接
  4. Web面接
  5. 二次面接
  6. 内定

となっています。

参考:KDDI「セールスアドバイザー

 

ちなみに、セールスアドバイザーは土日祝は基本的に出勤です。

KDDIの福利厚生

ガッツポーズ

KDDIの福利厚生は、

  • 各種保険(健康保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険)
  • 財形貯蓄制度
  • 社員持株会
  • 団体保険
  • 団体生命保険
  • 生活支援制度
  • 相互援助給付
  • スポーツクラブ、ゴルフ場、テーマパーク、リゾート施設利用の割引
  • 提携住宅ローン
  • 全国約75カ所の契約保養所の利用
  • 退職金制度:確定給付型企業年金、退職一時金制度、確定拠出年金制度
  • 労働組合
  • 社員食堂(本社のみ)

などがあります。

 

KDDIの労働組合は強く、契約社員も加入できます。

組合員数は10715名、加入率は98.6%です。

 

また、退職金制度も充実しており、定年まで勤めて退職金は約1000万円くらいと想定されます。

参考:KDDI「KDDIの採用情報」「サステナビリティレポート 2018

研修・キャリアアップ

研修

KDDIの研修制度は充実しています。

  • 1年目:社会人の基礎やビジネスマナー
  • 2年目:論理的思考
  • 3年目:実務スキル

の研修を受けます。

 

また、英語研修にも力を入れています。

2015~2016年には選ばれたメンバーが通常業務を行わず半年間英語の勉強に集中しました。

 

他にも優れた研修が多く、

  • 役員「補佐」職位:取締役の補佐役になり経営者の考え方を間近で学ぶ
  • ジョブローテーション制度:複数の業務や部門を経験するチャレンジローテーション、専門性を深掘りするプロフェッショナルローテーション
  • セルフキャリアプロデュース(SCAP):評価の高い社員が希望部署に異動できる
  • 公募制度:新規事業立ち上げなどに手を挙げて異動できる
  • 自己申告制度:自分の評価をして上司に今後のキャリアプランを相談できる
  • 階層別研修:役職に応じた業務研修を受けられる
  • 共通スキル研修:全事業に必要なビジネススキルを学ぶ
  • 資格取得支援:業務に必要な指定資格を取得すると受験料などが支給される
  • 経営幹部グローバルトレーニング(GIP):海外事業に必要なスキルの研修
  • 生涯学習休職制度:資格やスキルの習得のために最長3年間の休職ができる
  • 海外ビジネス留学:海外の大学やNPOでビジネスのグローバルスタンダードを習得
  • 海外専門留学:海外の大学・専門機関などで高度な専門知識習得と人脈の形成
  • 海外トレーニー制度:海外の多様な価値観や日本とは違う文化や習慣でも目標を達成できる力をつける
  • グローバル人財交流プログラム:海外の人材が日本で学べる
  • 英語サークル支援:英語を学ぶサークル活動に講師の派遣や活動費支援
  • 女性ライン長プログラム(JLP):女性リーダー育成のプログラム(eラーニングなど)

などがあります。

 

ビジネスマンとして、グローバル人材として成長できる研修が多いですね。

Web講座も多いため、勉強もしやすいです。

 

ちなみに、2017年の従業員1人あたりの研修費用は約14万円、1人あたりの研修時間は4.3時間でした。

人材育成に投資している企業です。

参考:KDDI「サステナビリティレポート 2018

 

KDDIはダイバーシティを基本としており、女性が活躍できる会社としても有名です。

  • 経済産業省・東京証券取引所の「なでしこ銘柄」
  • 経済産業省主催の「新・ダイバーシティ経営企業100選」
  • 総務省の「テレワーク先駆者百選」

にも選ばれています。

人事評価

KDDIの人事評価制度をご紹介します。

 

管理職未満の人材には「目標管理制度」があります。

会社の目標と個人の目標を合わせて、社員ごとに「個人目標」を上司と設定します。

 

個人目標の達成度合いが人事評価と連動しています。

 

個人目標の達成度合いのほかに、個人目標達成までのプロセスも評価の対象になります。

 

評価が不満な場合は、申請書を提出して人事部に苦情の申し立てを出せます。

 

また、2017年からは部下が上司を評価する360度評価も導入されました。

 

KDDIの人事評価はかなり透明性が高いです。

参考:KDDI「サステナビリティレポート 2018

残業・ワークライフバランス

KDDIの近年の残業時間や残業代の推移をご紹介します。

年度 平均残業時間 平均残業代
2014年 29.2時間 101,218円
2015年 29.9時間 100,197円
2016年 27.5時間 96,395円
2017年 19.6時間 65,879円

残業時間は減少傾向にあるようです。

 

また、ワークライフバランスを良くするための制度として、

  • 20時以降の残業は原則禁止
  • ノー残業デー
  • テレワーク勤務制度(在宅勤務)
  • 変形労働時間制
  • 勤務間インターバル制度:仕事終了から次の仕事開始までは最低でも8時間の休息時間をとる
  • フレックスタイム制度
  • 育児短時間勤務制度:勤務時間を5〜7時間で選択できる。子供が小3まで利用可能
  • 介護短時間勤務制度:勤務時間を5〜7時間で選択できる
  • 配偶者同⾏休職制度:配偶者が海外勤務になり一緒に海外で⽣活する場合は最⻑3年間の休職ができる(配偶者がKDDI社員以外でも可)
  • 勤務地域エリア限定総合職(Lコース):家庭の事情で転勤できなくなった総合職は地域限定で総合職を続けられる

があります。

 

KDDIのワークライフバランスはかなり良さそうですね(^^)

参考:KDDI「サステナビリティレポート 2018

休日・休暇

リゾート

KDDIの休日は週休二日制と祝日休みです。

 

休暇制度は、

  • 年次有給休暇
  • 年末年始休暇
  • 有給休暇取得促進日
  • フリーバケーション制度:連続5日有給休暇
  • リフレッシュ休暇
  • 産前産後休暇
  • 出産休暇
  • 育児休職
  • 介護休職
  • 生理休暇
  • 私傷病休暇
  • 慶弔休暇
  • 結婚休暇
  • 子の看護休暇

などがあります。

 

年間休日は121日です。

参考:KDDI「キャリア採用 福利厚生・休暇制度

 

2017年の休暇制度の利用状況も見てみましょう。

休暇 利用状況
有休休暇 13.5日
産前・産後休暇(女性) 164名
出産休暇(男性) 282名
育児休職(男性) 25名
育児休職(女性) 270名
育児休職復職率(男性) 100%
育児休職復職率(女性) 94.4%
育児短時間勤務(男性) 3名
育児短時間勤務(男性) 458名
子の看護休暇(男性) 429名
子の看護休暇(女性) 496名
介護休職(男性) 8名
介護休職(女性) 4名
介護休暇(男性) 133名
介護休暇(女性) 117名
介護短時間勤務(男性) 1名
介護短時間勤務(女性) 2名

参考:KDDI「サステナビリティレポート 2018

 

男性も育児に参加できているのは素晴らしいですね。

育児休暇後の復職率もかなり高いです。

 

休暇制度も優れている企業です。

KDDIの評判や口コミ

口コミを調べる

KDDIの評判や口コミをご紹介します。

実際にKDDIで働いている人たちの声をまとめました。

 

就職・転職の参考にしてください(^^)

※もっと細かい評判・口コミは転職会議でわかります。

若いうちから海外研修を受けられる

KDDIはグローバル人材を育てるために海外研修が充実しています。

将来、海外で働くことを望んでいる人には最高の環境です。

中途採用はキャリアチェンジが難しい

KDDIは新卒採用のキャリアチェンジできる制度もありますが、中途採用のキャリアチェンジは難しいです。

 

中途採用の人はどの職種を選ぶかを慎重に検討しましょう。

合併企業なので部署ごとに文化が違う

KDDIは合併企業のため、もともとは違う会社だった人たちが働いています。

 

合併前の文化はなかなか消えないもので、部署間で文化が違うことがあります。

とにかく安定企業

通信業は安定しているビジネスですが、KDDIのような大手は超安定企業です。

 

長期のキャリアプランを描くこともでき、終身雇用も可能でしょう。

 

手堅く慎重なイメージの会社です。

組織体制も巨大でしっかりしています。

労働組合が強い

KDDIの労働組合加入率は98%を超えており、強い力を持っています。

 

勤務時間と給料のバランスが良く、もちろんサービス残業はありません。

 

労働基準法の順守が徹底されており、健康的に働けます。

「健康経営優良法人2018~ホワイト500~」の認定を受けています。

良い人が多い

基本的には良い人が多い会社です。

上司もフレンドリーで優しい人が多いです。

※もちろん人によりますが。

やりたい仕事にチャレンジできる

手を挙げれば、基本的にはやりたい仕事をさせてくれる文化です。

 

やる気のある若者は様々な仕事にチャレンジできますし、キャリアチェンジも可能です。

 

自分らしいキャリアプランを描くのにも良いでしょう。

年功序列はまだ残っている

実力評価の制度を次々と導入していますが、まだ年功序列の風土は残っています。

 

年功序列は「長く働くほど給料が上がる」というメリットがあるため、長期で稼げます。

課長補佐以降は手を挙げないと昇進できない

課長補佐以降は自ら手を挙げないと昇進できないようになっています。

 

昇進したい人はきちんと仕事で結果を残して、昇進したいアピールをしましょう。

強制的な飲み会は少ない

部署や上司にもよりますが、強制的な飲み会は少ないようです。

KDDIは社員の働きやすさを重視しているため、古い飲み会のしきたりはあまりないようですね。

コンシューマ営業は土日勤務だが平日に振替休日をとれる

コンシューマ営業は仕事柄どうしても土日勤務がありますが、平日に振替休日をとれます。

 

ワークライフバランスが崩れないような制度が整っていますね。

ブラックではない

KDDIは押しも押されぬ超ホワイト企業です。

  • 離職率の低さ(1.08%)
  • サービス残業皆無
  • ワークライフバランスの良さ
  • 給料の高さ
  • 人事評価の公平さ
  • 休暇制度の充実度

どれをとっても優良企業です。

 

ちなみに、ホワイト企業の見分け方を知りたい人は、

ホワイト企業の見分け方【35のチェックポイントを公開】

を読んでみてください。

ホワイト企業の見分け方【35のチェックポイントを公開】

まとめ

高層ビル

KDDIの給料は安定しており、年収は高めです。

携帯電話以外の事業も伸びているため、今後も安定経営をしていくでしょう。

 

福利厚生や休暇制度もかなり充実しています。

 

ただし、安定した人気企業のため就職難易度は高いです。

 

特に中途採用は募集人数が少なく、豊富な実務経験が必要なため転職難易度が高いです。

 

採用試験ではKDDIが求める人材に寄せていくことがコツです。

最低でもKDDIフィロソフィーは覚えてくださいね。

 

また、KDDIに限らず、あなたに向いてる仕事への就職も検討しましょう。

向いてる仕事は、下記の好循環が起きるから。

  1. 仕事ができてしまう
  2. 上司にほめられる
  3. ほめられて嬉しいから、もっと頑張る
  4. もっと頑張るからもっと成果が出る
  5. 自信がついて、人生が楽しい

 

あなたに向いてる仕事は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】を読むと一発でわかります。

念のため、KDDI以外の就職先も考えてみて、後悔のない就職をしましょう。

 

あなたの就職・転職の参考になればうれしいです!