
柔道整復師の仕事のきついところを知りたいな。
体に関わる仕事がしたいから、柔道整復師に興味があるんだよね。
専門学校のパンフ見たら、なんかスポーツにも関われそうだし。
でも、あまりにきつい仕事だったらやめてこうかな…
あと、僕が柔道整復師に向いてるかも知っておきたい。
こういった疑問や不安に応える記事です。
本記事でわかることは下記のとおり。
- 柔道整復師の仕事のきついところがわかる
- あなたが柔道整復師に向いてるかわかる
- 柔道整復師以外に体に関わる仕事がわかる
僕、佐藤誠一はこのブログや他の転職系サイトで、3000人以上の転職相談を受けてきました。
※全国職業相談センターというサイトで、相談対応もやってました。
柔道整復師の人からの相談も多く、

柔道整復師がキツすぎてやめたい…
という相談もかなりありました。
結論、柔道整復師はかなりきつい仕事なので、覚悟してください。
この記事は、実際の柔道整復師の悲痛の声をまとめたので、かなり信ぴょう性があるかと。
本当に柔道整復師を目指すべきか、判断材料にしてみてください。
柔道整復師の仕事のきついところ5選
結論、柔道整復師の仕事のきついところは下記の5つです。
- ブラックが多い
- 自分の体を壊す
- 給料が安い
- 変な人が多い
- 実質、休みがない
1つずつ解説しますね。
①ブラックが多い
柔道整復師が勤める接骨院や整骨院は、ブラックが多いです。
いわゆる「修行の世界」で、なんかブラックが許される風潮が残ってるから。
具体的には、下記のような接骨院・整骨院があるので要注意。
- 社保未加入
- 残業代なし
- 休日出勤あり
ブラックを避けたいなら、できるだけ下記のような大手に就職しましょう。
大手グループはきちんとしてるので、ブラック化してないです。
②自分の体を壊す
柔道整復師は体を壊す人が多いです。
なぜなら、超肉体労働だから。
人の体を治療する=自分の体を酷使するということです。
特に、忙しい院だと休憩時間もないくらい。
長時間の肉体労働を続けると、どこかで体を壊してしまいます。
仕事を続けたくても、体を壊して働けない人もいますよ。
他の仕事に転職しようにも、30代を超えたら未経験転職は厳しいです。
手に職はつきますが、体を壊したら終わりです。
③給料が安い
ぶっちゃけ、柔道整復師は給料が安いです。
そもそも儲かる仕事じゃないから。
柔道整復師の平均年収は300万円くらい。
国家資格の割に、そこまで稼げません。

お金は稼げなくてもいい!
柔道整復師であれば幸せなんだ!
という人じゃないと、ちょっと難しいと思います。
④変な人が多い
柔道整復師って性格が変な人もいます。
なぜなら、職人の世界だから。
職人=こだわりが強いので、ちょっと性格に難ありの人もいますね。
※まぁ、どこの業界にも変な人はいますが…
職人の世界は上下関係が明確なので、変な人が先輩だと苦労しますよ。
- 理不尽な要求
- いじめ
- パワハラ・セクハラ
なども普通にあるので、一応覚悟しておきましょう。
※実際、院内の人間関係の相談は多かったです。
⑤実質、休みがない
ゆっくり休める日は少ないですね。
なぜなら「修行の世界」だから。
- 出勤日は施術が終わったら練習会
- 休日は勉強会
とかが普通なので、自由時間はかなり少ないです。
この辺は他の職人の仕事も一緒でして、「一人前になるまでは休むな」ということですね。
プライベートの時間を確保したい人には、向いてないと思います。
柔道整復師に関するツイート
Twitterで柔道整復師について検索すると、こんなツイートが出てきます。
参考までに。
@ikachu_ko 俺も作業療法士、理学療法士、柔道整復師とか目指そうと思ってた時期あった。
でもあれって将来の事考えるとかなりきつい仕事だからやめたんだよねぇ
歳とったらかなり身体に負担かかるから。
— Fu_to✈️@🍵💜手紙 (@ganbarunonkyaha) October 7, 2015
(続き)多くの若い方が介護や柔道整復師などの資格をお金をかけてとり大変きつい条件で働くも収入は少ない、儲かっているのは教育や登録等を行う機関やグループ施設や施術所を抱えている法人でそれらには役所OBや関係者が楽な仕事でがっぽり稼いでいます。
— 井戸正利(すずめおやじ、写真は足を大けがしたチュン) (@idomasa) June 16, 2016
柔道整復師の良いところ

ちなみに、柔道整復師の良いところってどこなの?
良いところは下記の3つかなと。
- 患者さんに喜んでもらえるところ
- 就職しやすい
- 将来性はある
やはり一番うれしいのは、患者さんに喜んでもらえることですね。
「ありがとう」と言われると、疲れもふっとぶものです。
就職はめちゃくちゃしやすいですね。
なぜなら、柔道整復師が不足しているから。
大手の整骨院・接骨院グループでも人材不足なので、就職に関しては問題なしです。
そして、将来性はありまくりだと思います。
なぜなら、高齢化が進んでいるから。
お年寄りほど柔道整復師を必要としてるので、需要は問題なしです。
柔道整復師になる方法
柔道整復師になる方法は、下記のとおり。
- 大学や専門学校で3年勉強
- 国家試験を受けて合格
試験の合格率は60~70%くらいです。
もし落ちると、また1年後までチャンスはありません。
柔道整復師の資格がないと就職も難しいので、就職浪人みたいになります。
専門学校や大学では試験対策もやってくれるので、まじめに勉強すれば合格できる試験です。
柔道整復師の就職先
柔道整復師の主な就職先は下記のとおり。
- 整骨院
- 接骨院
- 整形外科
- 介護施設
- リハビリセンター
給料については、就職先の会社の大きさでほぼ決まります。
前述のとおり、大手グループに就職しましょう。
【注意】スポーツに関わる仕事は少ない

柔道整復師って、スポーツトレーナーもできるの?
と思われがちですが、現実は違います。
柔道整復師はあくまで柔道整復師なので、スポーツトレーナーとは違うので注意してください。
実はこれ、専門学校や大学の経営戦略。
「柔道整復師」だとダサいイメージがあって若者が入ってこないので、「スポーツトレーナー学科」みたいに打ち出しているだけです。

将来はスポーツトレーナーになる!
と思って専門学校や大学に入学しても、「スポーツトレーナーの募集はほぼない」という現実を知ることになります。
というか、専門学校や大学は「スポーツトレーナー学科」で集客しつつ、3年間かけて「スポーツの仕事はムリだよ」と洗脳していくそうです。
※実際に専門学校の人が言ってたので、間違いないです。
たしかに日本はスポーツに関わる仕事が少ないので、学校側も悩みの種みたいですよ。
結論、専門学校や大学の謳い文句に騙されないようにしましょう。
独立できるけどライバルが多い
柔道整復師は独立も可能です。
事実、多くの人が自分の院を開業してます。
ただし、経営はけっこう厳しいのが現実。
なぜなら、下記がすべてライバルになるからです。
- 整体院
- 整形外科
- 鍼灸院
- リラクゼーションサロン
- カイロプラクティック

整体院と整骨院は違うでしょ?
と思われがちですが、一般人からしたら大差なし。
結局は、プロモーションがうまいところが儲かる仕組みです。
整骨院のライバルは整骨院だけじゃないので、独立は要注意。
失敗して、サラリーマン柔道整復師に戻る人も多いですよ。
柔道整復師に向いてる人の9つの特徴【適職診断】

ちなみに、僕は柔道整復師に向いてるのかなぁ?
結論、柔道整復師に向いてる人の特徴は下記の9つ。
5つ以上あてはまるなら、柔道整復師に向いてると思います。
- 体力がある
- 体が丈夫
- 勉強が好き
- 体や健康に興味がある
- 理不尽に耐えられる
- 休まなくても大丈夫な人
- コミュニケーション能力が高い
- お年寄りにモテる
- 職場の人間関係が得意
あなたはいくつ当てはまりましたか?
柔道整復師に向いてる人は進学しましょう
柔道整復師に向いてると診断結果がでた人は、柔道整復学科がある専門学校や大学に進学しましょう。
学校を卒業して試験に合格しないと、柔道整復師になれないので。
スタディサプリとかで検索できるので、さっそく調べてみてください。
柔道整復師に向いてないなら他の仕事にしとこう
柔道整復師に向いてないと診断結果が出たなら、悪いことは言わないので他の仕事にしておきましょう。
きつい仕事なので、向いてないと地獄ですよ。
世の中には17000以上の職種があるので、あなたに向いてる仕事は他にきっとあります。

でも、自分に向いてる仕事なんてわからないよ…
という人は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】をどうぞ。
タイプ別に向いてる仕事を明記してるので、あなたに向いてる仕事がすぐわかります。

向いてる仕事がわかっても、合ってる会社に就職しないと続かないんじゃない…?
と不安な人は、転職エージェントに相談すればOK。
無料であなたと相性が良い会社を紹介してくれて、就職できます。
参考:20代におすすめの転職エージェント3選【転職に失敗しない利用方法】
柔道整復師以外に体に関わる仕事3選

ちなみに、柔道整復師以外に体に関わる仕事ってあるの?
結論、下記の3つかなと。
- 理学療法士
- 作業療法士
- スポーツトレーナー
他の仕事も知った上で柔道整復師を選んだ方がいいと思うので、一応読んでみてください。
①理学療法士
簡単にいうと「リハビリのプロ」ですね。
柔道整復師とカブる部分もありますが、リハビリに特化してるのが理学療法士のイメージ。
- 立つ
- 歩く
- 寝転ぶ
など日常生活の動作のリハビリを行います。
理学療法士の学科のある専門学校や大学を卒業して、試験に合格するとなれますよ。
②作業療法士
作業療法士もリハビリのプロです。
ただし理学療法士とちょっとジャンルが違って、下記のリハビリを担当します。
- 指を動かす
- 食事をする
- 入浴する
より生活に必要な動作のリハビリといった感じですね。
こちらも作業療法士の学科のある専門学校や大学を卒業して、試験に合格するとなれます。
③スポーツトレーナー
スポーツトレーナーになるのに、特に資格は必要ないです。
結論、スポーツジムとかライザップの求人に応募すればOK。
未経験からでも就職できるので、柔道整復師じゃなくてスポーツトレーナーになりたいなら迷わず就職しましょう。
ただし、スポーツトレーナーは下記のデメリットがあるので、慎重に検討してください。
- アルバイトが多い
- 給料が安い
- 若いうちしかできない
イメージするようなスポーツトレーナーで長く活躍できるのは、ほんの一部のエリートだけ。
ほとんどの人が途中で辞めざるを得ない仕事なので、将来設計まで考えて選んでくださいね。
【番外編】Youtuber
体を動かすYoutuberも大ありだと思います。
近年は「筋トレ動画」が流行っているので、視聴数が伸びれば稼げますよ。
有名なのは「のがちゃんねる」ですね。
チャンネル登録者数や視聴数がエグいので、かなり稼がれてると思います。
Youtubeはすぐできるので、今日からやってみるのもアリかなと。
【ちなみに】手に職をつけたいだけなら他の仕事でもOK

柔道整復師になりたいっていうか、手に職をつけたいだけなんだよね。
という人は、柔道整復師にこだわる必要なし。
なぜなら、柔道整復師より安定してて、稼げる手に職が多いから。
具体的には下記の職種がおすすめです。
- プログラマー
- インフラエンジニア
- 営業
- 施工管理
- CADオペレーター
- 宅地建物取引士
- 電気工事士
詳しくは、手に職がつくおすすめの仕事7選【サラリーマン辞められます】にまとめたので、興味あればどうぞ。
ちなみに、プログラマーとインフラエンジニアについては、下記の記事にまとめてます。
まとめ【柔道整復師の仕事はきつい。本気の人しか目指しちゃダメ】
最後にもう一度、柔道整復師のきついところをまとめておきます。
- ブラックが多い
- 自分の体を壊す
- 給料が安い
- 変な人が多い
- 実質、休みがない
柔道整復師に向いてる人の特徴は、下記の9つです。
5つ以上あてはまるなら、あなたは柔道整復師に向いてるかと。
- 体力がある
- 体が丈夫
- 勉強が好き
- 体や健康に興味がある
- 理不尽に耐えられる
- 休まなくても大丈夫な人
- コミュニケーション能力が高い
- お年寄りにモテる
- 職場の人間関係が得意
柔道整復師に向いてる人は、専門学校や大学に進学しましょう。
スタディサプリとかで学校を検索できますよ。
柔道整復師に向いてないと診断結果が出たら、他の仕事に就職すればOK。
あなたに向いてる仕事は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】でわかります。
あなたに合う会社は、転職エージェントに紹介してもらえばOK。
無料であなたと相性が良い会社を紹介してくれて、就職できます。
参考:20代におすすめの転職エージェント3選【転職に失敗しない利用方法】
あとは行動あるのみです。
大事な人生の選択なので、本当に柔道整復師になるべきか慎重に検討してください。
あなたの進路の参考になればうれしいです。