
行政書士の仕事のきついところを知りたいな。
士業になりたくて行政書士を考えてるけど、きつい仕事ならやめておこうかな…?
良いところとか、やりがいも知りたいな。
あと、僕は行政書士に向いてるのかな?
こういった疑問や不安に応える記事です。
本記事でわかることは下記のとおり。
- 行政書士の仕事のきついところがわかる
- あなたが行政書士に向いてるかわかる
- 行政書士で食っていく方法がわかる
僕、佐藤誠一は元保険営業マンです。
士業と組んで仕事をすることが多く、行政書士さんとも仲良くしてました。
その行政書士さんから聞いた「行政書士の本音」を解説します。
結論、行政書士はかなりきつい仕事なので、よほどの覚悟がない限りやめといた方がいいかと。
簡単にいうと、行政書士は食えないです。
あなたが行政書士に向いてるかや、行政書士で稼ぐ方法もまとめたので、仕事選びの参考にどうぞ。
目次
行政書士の仕事のきついところ5選
結論、行政書士の仕事のきついところは下記の5つです。
- 就職できない
- 稼げない
- 仕事の9割は営業活動
- 稼げなくても勉強が必要
- 士業の最下層
1つずつ解説しますね。
①就職できない
そもそも、行政書士は就職できません。
求人が少ないからです。
儲かってない行政書士事務所が多いので、人を雇う余裕がないんですよね。
大手の税理士法人や弁護士法人だとたまに行政書士の募集がありますが、応募が殺到するので即戦力のベテランじゃないと就職できません。
結論、行政書士の9割は資格取得後に独立します。
※経験もないのに。
- 平日はサラリーマン
- 土日に行政書士
という「副業の行政書士」も多いです。
残念ながら「行政書士で就職する」は、かなり難しいですよ。
独立してきついのは国民年金と健康保険料。月5万円以上消えるので、本気で行政書士を仕事としたいなら、厚生年金と健康保険が入れるぐらいの収入が稼げるバイトに転職するのも手。以前書きましたが、アルバイトは恥ずかしくないです。私の周りも結構います。
— 瀬川 博 (@segawagyosei) November 3, 2020
②稼げない
行政書士は稼げません。
理由は下記の3つ。
- 仕事の単価が安い
- 安定収入がない
- ライバルが多い
行政書士の仕事って単発で単価も安いので、儲からないんです。
日本行政書士連合会が発表した報酬相場は下記のとおり。
- 新規の自動車登録申請:37501円
- 建設業許認可申請(個人・新規):118204円
- 特殊車両通行許可申請:49995円
- レンタカーの許可申請:68752円
- 電気工事業開始届:33359円
参考:日本行政書士会連合会「報酬額統計調査」
しかもこれ1回きりの収入だし、仕事が終わったらまた新規の案件の営業をしないといけません。
参考に、税理士の顧問料は月額3~5万円くらいです。
税理士は顧問料が毎月安定して入ってくるので、10社くらいが顧問先になってくれれば新規営業しなくても食っていけます。
そう考えると、行政書士は「稼ぎにくい商売」と言えますね。
行政書士の将来性は薄い【年収も低い】
行政書士の年収は200万~300万円台です。
普通にサラリーマンした方がいいくらいですね。
事実、行政書士の3年以内の廃業率は90%以上です。
しかもこれからは、AIが書類を作ってくれる時代。
行政書士自体が必要なくなる時代なので、今から目指すのはナンセンスすぎると思います。
③仕事の9割は営業活動
行政書士の仕事の9割は、営業活動です。
なぜなら、仕事が少ないから。
行政書士の代表的な仕事は、下記のとおり。
- 飲食店を始めたい人の許認可書類の作成
- 遺言書のアドバイス
- 自動車の登録書類の作成
- 土地や建物の契約書の作成
- 内容証明や公正証書の作成
- 法人登記の書類作成
- 外国人登録や永住権の書類作成
こんなの、しょっちゅう発生する事案じゃないですよね。
少ない案件を多数の行政書士が狙うので、仕事は取り合いです。
結論、行政書士で食っていけるのは営業力がある人です。
営業に自信がない人は、悪いことは言わないのでやめといた方がいいですよ。
④稼げなくても勉強が必要
どんなに仕事がなくても、勉強しておかないといけません。
知識がないと、いざ仕事を受けても業務ができないから。
手続きを間違えば二度と依頼されないだけでなく、悪いウワサも広がってしまいます。
稼げなくても勉強し続けないといけないのは、けっこうきついですよ。
行政書士の仕事は10000種類はあるので、常に勉強が必要です。
勉強が嫌いな人は、あまりおすすめできません。
⑤士業の最下層
はっきり言いますが、行政書士は士業の中でも最下層です。
悲しい現実ですが、他の士業に勝てる部分が少ないんですよね。
- 法律は弁護士の専門領域
- 相続は弁護士・税理士・司法書士でもできる
って感じでして、行政書士は立場が弱いです。
性格の悪い弁護士や税理士だと見下してくることがあるので、きついところですね。
行政書士の良いところ・やりがい

なんか行政書士ってキツそうだけど、良いところは何?
あと、やりがいは?
行政書士の良いところをしいてあげれば、下記の3つかなと。
- 試験の難易度が低い
- 一応「士業」の肩書きは手に入る
- 自分の書類作成ができる
ぶっちゃけ、あまり魅力ないですよね。
やりがいは下記の2つかと。
- お客様に感謝されること
- 自分の力で稼いでる実感をもてること
いずれも「仕事がうまくいけば」という前提ですが…
すみません、行政書士のことをボロクソ言ってすみませんが、割と現実です。
※真実を伝えたいのでお許しください。
行政書士になる方法
行政書士になる方法は、下記の2ステップです。
- 行政書士の資格試験に合格する
- 日本行政書士会連合会に登録する
まずは資格試験に合格しないことには始まりません。
合格率は10%くらいです。
行政書士の仕事内容
行政書士の主な仕事内容は下記のとおり。
- 官公署に提出する書類の作成代行
- 権利義務や事実証明の書類作成代行
- 許認可の書類作成の代行
- 契約書の作成代行
- 相続のコンサルティング
先ほども触れましたが、具体例はこんな感じです。
- 飲食店を始めたい人の許認可書類の作成
- 遺言書のアドバイス
- 自動車の登録書類の作成
- 土地や建物の契約書の作成
- 内容証明や公正証書の作成
- 法人登記の書類作成
- 外国人登録や永住権の書類作成
あなたが行政書士に向いてるか診断

そもそも、僕は行政書士に向いてるのかな?
結論、下記の9つ中、5つ以上あてはまるなら、あなたは行政書士に向いてると思います。
- 営業力がある
- 人脈が多い
- 初対面の人が得意
- コミュニケーション能力が高い
- 勉強が得意
- 貧乏でも生きていける
- Webに詳しい
- 年上に好かれる
- 起業経験がある
あなたはいくつ当てはまりましたか?
割と現実的な項目なので、信ぴょう性は高いと思います。
行政書士に向いてるなら、さっそく勉強を始めましょう
行政書士に向いてると診断結果が出たなら、さっそく資格試験の勉強を始めましょう。
資格を取得しないことには始まらないので。
資格スクエアとかはオンラインで学べるので、空き時間を活用しやすいですよ。
無料の会員登録をすると一部の講義がみれるので、まずは無料の会員登録をして講義を見てみればOK。
行政書士に向いてないなら他の仕事に転職しよう
行政書士に向いてないと診断結果が出たなら、悪いことは言わないので他の仕事にしておきましょう。
世の中には他にもたくさん仕事があるし、あなたに向いてる仕事がきっとあります。

でも、自分に向いてる仕事がわからない…
という人は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】をどうぞ。
タイプ別に向いてる仕事を明記してるので、あなたに向いてる仕事がすぐわかりますよ。
また、失敗しない転職活動の進め方は、【失敗しない】転職活動の進め方5ステップ【平和な人生にする方法】を参考にどうぞ。
行政書士で稼ぐ方法【まずマーケティングを勉強すべき】

ちなみに、行政書士で稼ぐにはどうしたらいいの?
結論、マーケティングを勉強しましょう。
マーケティングとは、「お客さんから来てもらう仕組み」のことだから。
行政書士がマーケティングを勉強したら、ちゃんと仕事をもらえるのが稼げますよ。
※というか、行政書士じゃなくても稼げますが。
マーケティングは本で勉強できます
マーケティングは本で勉強すれば実践できます。
僕もマーケティングの本は読んでる方ですが、下記の3冊が特におすすめ。
興味あれば、自己投資だと思って読んでみてください。
特にWebマーケティングが重要
マーケティングの中でも特に有効なのは、Webマーケティングだと思います。
なぜなら、広告コストが安いから。
行政書士を開業するときはお金がないことが多いので、コストをかけずに集客できるWebマーケティングは特に有益です。
具体的なWebマーケティングは下記がおすすめ。
- Google広告
- SNS
- Facebook広告
- Youtube
この辺は自分でブログ・SNS・Youtubeをやっても学べます。
【最適解】Webマーケティングの会社に就職して行政書士の勉強をしよう
もし本気で行政書士で食っていきたいなら、まずWebマーケティングの会社に就職して経験を積むのが良いですよ。
お給料をもらいながら、Webマーケティングが身につくから。
3年くらい働けば、Webマーケティングの基礎は身につきます。
Webマーケティングの仕事をしながら、行政書士の試験勉強を進めておけばOK。
行政書士資格を取得するころにはWebマーケティングもできるので、行政書士の仕事が軌道に乗りやすいです。
転職エージェントに登録すれば、未経験OKのWebマーケティングの会社を紹介してくれますよ。
無料なので、詳しくは20代におすすめの転職エージェント3選【転職に失敗しない利用方法】をどうぞ。
まとめ【行政書士の仕事はマジできついので、計画的に目指しましょう】
最後にもう一度、行政書士の仕事のきついところをまとめておきます。
- 就職できない
- 稼げない
- 仕事の9割は営業活動
- 稼げなくても勉強が必要
- 士業の最下層
行政書士に向いてる人の特徴は下記の9つでして、5つ以上あてはまるならあなたは向いてると思います。
- 営業力がある
- 人脈が多い
- 初対面の人が得意
- コミュニケーション能力が高い
- 勉強が得意
- 貧乏でも生きていける
- Webに詳しい
- 年上に好かれる
- 起業経験がある
向いてるなら、さっそく試験勉強を始めましょう。
資格スクエアとかは、オンラインで学べるので効率的です。
※無料の会員登録をすると一部の講義を見れるので、まずは講義を見てみればOK。
将来、本気で行政書士を目指すなら、先にWebマーケティングを勉強しておきましょう。
Webマーケティングの会社で給料をもらいながら知識を身につけ、空き時間に行政書士の勉強をすればOK。
未経験で就職できるWebマーケティングの会社は、転職エージェントが無料で紹介してくれます。
参考:20代におすすめの転職エージェント3選【転職に失敗しない利用方法】
行政書士に向いてないなら、他にあなたに向いてる仕事が良いかなと。
あなたに向いてる仕事は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】でわかります。
また、失敗しない転職活動の進め方は、【失敗しない】転職活動の進め方5ステップ【平和な人生にする方法】にまとめてます。
あとは行動あるのみ。
行動しないと何も始まらないですからね。
あなたの仕事選びの参考になればうれしいです( ̄^ ̄)ゞ