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パナソニック(Panasonic)の年収や給料、新卒や中途採用の転職の就職難易度などをご紹介します。

 

パナソニックといえば松下幸之助さんが有名ですよね(^^)

1918年に創業して2018年には創立100周年を迎えました。

 

家電だけでなく、資材・建材、自動車関連、物流など幅広いビジネスを行っており、現在はグローバルに事業展開する世界的電機メーカーです。

 

この記事では、

  • パナソニックの年収や給料
  • 会社概要や強み
  • 新卒採用の就職難易度
  • 中途採用の就職難易度
  • パナソニック評判や口コミ

などをまとめています。

 

あなたの就職・転職活動の参考になれば嬉しいです(^^)

それではさっそく見ていきましょう!

目次

パナソニックの平均年収

札束

パナソニックの平均年収は754万円です。

参考:パナソニック「有価証券報告書 第111期

 

さらにくわしい年収情報を見ていきましょう(^^)

近年の平均年収の推移

パナソニックの近年の平均年収の推移をご紹介します。

2012年度 731万円
2013年度 691万円
2014年度 756万円
2015年度 789万円
2016年度 781万円
2017年度 768万円
2018年度 774万円
2019年度 754万円

参考:パナソニック「有価証券報告書

年齢別の平均年収・ボーナス・月給の推移

パナソニックの年齢別の平均年収・ボーナス・月給の推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 25万円 75万円 375万円
25~29歳 31万円 92万円 458万円
30~34歳 35万円 119万円 544万円
35~39歳 38万円 140万円 590万円
40~44歳 39万円 166万円 639万円
45~49歳 44万円 191万円 721万円
50~54歳 49万円 240万円 822万円
55~59歳 50万円 245万円 850万円
60~64歳 27万円 87万円 408万円
65~69歳 27万円 96万円 417万円

※本記事の給料データは厚生労働省の賃金構造基本統計調査とパナソニックの社員さんたちの給料データを参考にしています。実数値と異なる可能性があります。あくまでも参考値としてください。

 

パナソニックは基本的には年功序列ですが、近年は実力主義も導入されているようです。

年齢別の手取りの平均年収・月給・ボーナスの推移

上記の年齢別の平均年収・月給・ボーナスから所得税・住民税・社会保険料を引いた手取りの推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 19万円 57万円 287万円
25~29歳 23万円 69万円 346万円
30~34歳 28万円 94万円 430万円
35~39歳 29万円 109万円 458万円
40~44歳 30万円 127万円 489万円
45~49歳 33万円 144万円 541万円
50~54歳 36万円 180万円 617万円
55~59歳 36万円 173万円 600万円
60~64歳 21万円 67万円 316万円
65~69歳 21万円 74万円 323万円

※30代前半で結婚して子供が2人いる計算にしていますが、家族構成・住んでいる地域・各種税額控除などによって手取りは変わります。あくまでも参考値としてください。

修士了の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移

パナソニックの修士了の年齢別の平均年収・月給・ボーナス(額面)の推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 28万円 84万円 419万円
25~29歳 34万円 102万円 511万円
30~34歳 43万円 154万円 664万円
35~39歳 46万円 191万円 738万円
40~44歳 51万円 251万円 863万円
45~49歳 57万円 288万円 967万円
50~54歳 61万円 361万円 1094万円
55~59歳 67万円 372万円 1172万円
60~64歳 33万円 125万円 517万円

学部卒の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移

パナソニックの学部卒の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 25万円 75万円 377万円
25~29歳 31万円 92万円 459万円
30~34歳 38万円 138万円 598万円
35~39歳 41万円 172万円 664万円
40~44歳 46万円 226万円 776万円
45~49歳 51万円 259万円 870万円
50~54歳 55万円 324万円 984万円
55~59歳 60万円 335万円 1054万円
60~64歳 29万円 112万円 465万円

高専卒の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移

パナソニックの高専卒の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 22万円 66万円 332万円
25~29歳 25万円 100万円 402万円
30~34歳 29万円 95万円 448万円
35~39歳 30万円 95万円 453万円
40~44歳 33万円 144万円 544万円
45~49歳 39万円 161万円 629万円
50~54歳 47万円 231万円 793万円
55~59歳 43万円 196万円 712万円
60~64歳 25万円 59万円 466万円
65~69歳 28万円 130万円 466万円

男性社員の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移

パナソニックの男性社員の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 25万円 75万円 375万円
25~29歳 31万円 92万円 461万円
30~34歳 36万円 123万円 554万円
35~39歳 39万円 150万円 620万円
40~44歳 42万円 181万円 684万円
45~49歳 47万円 206万円 765万円
50~54歳 50万円 255万円 859万円
55~59歳 53万円 260万円 894万円
60~64歳 27万円 91万円 414万円
65~69歳 26万円 94万円 407万円

女性社員の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移

パナソニックの女性社員の年齢別の平均年収・月給・ボーナスの推移をご紹介します。

年齢 月給 年間ボーナス 年収
20~24歳 25万円 75万円 375万円
25~29歳 28万円 83万円 416万円
30~34歳 28万円 83万円 416万円
35~39歳 29万円 93万円 446万円
40~44歳 29万円 106万円 452万円
45~49歳 30万円 111万円 475万円
50~54歳 35万円 132万円 546万円
55~59歳 34万円 142万円 552万円
60~64歳 21万円 37万円 291万円

役職別の平均年収・月給・ボーナス

パナソニックの役職別の平均年収・月給・ボーナスをご紹介します。

役職 月給 年間ボーナス 年収
職長級 43万円 179万円 700万円
係長級 45万円 200万円 745万円
課長級 52万円 284万円 911万円
部長級 64万円 355万円 1122万円

※厚生労働省の賃金構造基本統計調査を参考にしているため、実際の役職名と異なる場合があります。

参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

 

パナソニックでは女性の管理職登用にも積極的です。

2018年の段階で女性の管理職は493人、7.2%です。

参考:パナソニック「アニュアルレポート(統合報告書)

パナソニックの生涯賃金

上記の給料データから計算したパナソニックの生涯賃金は約2億9000万円です。

 

電機メーカーではトップクラスの生涯賃金です。

 

パナソニックは旧松下電器時代に「終身雇用」を日本で初めて作った会社です。

長く安定して稼ぐことができます。

ライバル企業との年収比較

パナソニックとよく比較されるライバル企業との年収を比較してみました。

  • パナソニック:年収768万円
  • 日立製作所:年収872万円
  • 東芝:年収816万円
  • 三菱電機:年収792万円
  • NEC:年収789万円
  • シャープ:年収754万円

パナソニックの年収は業界でも高めといえますね。

 

パナソニックは安定しているので生涯賃金では大きな金額を稼ぐことができます。

 

参考:「日立 有価証券報告書 第149期」「東芝 有価証券報告書 第179期」「三菱電機 有価証券報告書 第147期」「NEC 有価証券報告書 第180期」「シャープ 有価証券報告書 第124期

パナソニックの年収事例

パナソニックの年収事例をご紹介します。

実際に働いている人たちの年収をまとめました。

 

就職・転職活動の参考にしてください(^^)

事務系職種の年収事例

  • 新卒女性1年目・マーケティング部・アドバイザー:年収300万円
  • 新卒男性1年目・経理:年収500万円
  • 新卒女性2年目・内勤:年収350万円
  • 新卒女性2年目・企画職:年収340万円
  • 新卒男性3年目・一般職:年収650万円
  • 新卒男性4年目・事業企画:年収550万円
  • 新卒女性4年目・執務職:年収360万円
  • 新卒男性5年目・経理職:年収490万円
  • 新卒女性5年目・経理職:年収530万円
  • 新卒男性6年目・企画職:年収920万円
  • 新卒男性7年目・企画職:年収860万円
  • 新卒男性8年目・マーケティング部:年収740万円
  • 新卒男性10年目・経営:年収650万円
  • 新卒男性13年目・管理部門:年収920万円
  • 新卒男性15年目・事業企画:年収960万円
  • 新卒男性15年目・法務職:年収1150万円
  • 新卒男性17年目・企画職:年収730万円
  • 新卒男性20年目・事務職:年収900万円
  • 新卒男性21年目・管理職:年収880万円
  • 新卒男性21年目・管理部門・課長:年収1200万円
  • 新卒男性22年目・マーケティング部:年収1150万円
  • 新卒男性23年目・人事部・課長:年収1100万円
  • 新卒男性23年目・一般事務・課長:年収1200万円
  • 新卒男性25年目・マーケティング部:年収1300万円
  • 中途採用男性1年目・管理系:年収800万円
  • 中途採用男性1年目・企画職:年収530万円
  • 中途採用男性3年目・管理部門:年収500万円
  • 中途採用男性4年目・企画職:年収850万円
  • 中途採用男性5年目・管理系:年収1300万円
  • 中途採用男性20年目・事業企画:年収950万円

技術系職種の年収事例

  • 新卒男性1年目・エンジニア:年収450万円
  • 新卒男性3年目・研究開発:年収600万円
  • 新卒男性3年目・設計開発:年収500万円
  • 新卒男性3年目・設計職:年収600万円
  • 新卒男性4年目・開発職:年収620万円
  • 新卒男性5年目・生産技術:年収660万円
  • 新卒男性5年目・技術職:年収650万円
  • 新卒男性5年目・研究開発職:年収480万円
  • 新卒男性5年目・設計開発・係長:年収740万円
  • 新卒男性6年目・開発職:年収790万円
  • 新卒男性6年目・情報システム:年収760万円
  • 新卒男性7年目・設計職:年収580万円
  • 新卒女性7年目・デバイス事業部:年収560万円
  • 新卒男性8年目・技術職・主務:年収650万円
  • 新卒男性9年目・研究職・主任:年収780万円
  • 新卒男性10年目・設計職:年収660万円
  • 新卒男性10年目・技術職:年収680万円
  • 新卒男性10年目・開発職:年収760万円
  • 新卒男性11年目・品質管理:年収730万円
  • 新卒男性11年目・技術職:年収870万円
  • 新卒男性11年目・技術開発職:年収850万円
  • 新卒男性12年目・開発職:年収850万円
  • 新卒男性13年目・技術職:年収900万円
  • 新卒男性13年目・技術職:年収990万円
  • 新卒男性15年目・電子部品部門:年収730万円
  • 新卒男性17年目・主任技師:年収900万円
  • 新卒男性18年目・開発職・係長:年収1000万円
  • 新卒女性20年目・技術職:年収630万円
  • 新卒男性20年目・資材部・主任:年収740万円
  • 新卒男性21年目・エンジニア:年収730万円
  • 新卒男性21年目・電子回路設計:年収770万円
  • 新卒男性22年目・デバイス部門・部長:年収960万円
  • 新卒男性24年目・品質管理:年収990万円
  • 新卒男性27年目・製品開発職:年収1200万円
  • 中途採用男性1年目・開発職:年収630万円
  • 中途採用男性2年目・製造:年収660万円
  • 中途採用男性2年目・設計開発職:年収720万円
  • 中途採用男性2年目・研究開発職:年収870万円
  • 中途採用男性3年目・開発職:年収600万円
  • 中途採用男性3年目・ソフトエンジニア:年収800万円
  • 中途採用男性4年目・サービスエンジニア:年収560万円
  • 中途採用男性4年目・生産技術:年収850万円
  • 中途採用男性5年目・研究開発職:年収700万円
  • 中途採用男性6年目・研究開発職・主任:年収770万円
  • 中途採用男性6年目・SE:年収850万円
  • 中途採用男性7年目・開発職:年収800万円
  • 中途採用男性7年目・研究開発職:年収990万円
  • 中途採用男性9年目・開発職・主任:年収830万円

営業職の年収事例

  • 新卒女性1年目:年収250万円
  • 新卒男性3年目:年収550万円
  • 新卒男性5年目:年収640万円
  • 新卒男性8年目:年収670万円
  • 新卒男性16年目・海外勤務マネージャー:年収1100万円
  • 新卒男性20年目・課長:年収880万円
  • 新卒男性22年目:年収1050万円
  • 新卒男性25年目:年収1250万円
  • 中途採用男性1年目:年収500万円
  • 中途採用女性2年目:年収340万円
  • 中途採用男性2年目・主任:年収730万円
  • 中途採用男性3年目:年収560万円
  • 中途採用男性6年目:年収540万円

勤続年数が長かったり、役職がついたりすると年収が高くなる傾向にあります。

パナソニックの給料(初任給・諸手当・昇給・ボーナス)について

パナソニックに就職した場合の給料(初任給)についてご紹介します。

  • 大学院卒:月給235,500円~
  • 大卒:月給211,500円~
  • 専攻科卒:月給211,500円~
  • 本科卒:月給186,500円~

キャリア採用の場合は、実務経験や能力によって給料が決まります。

 

諸手当は、

  • 超勤手当
  • 育英補助給付金
  • 通勤手当
  • 住宅補助
  • 世帯手当
  • 出張手当
  • 外勤手当

などがあります。

 

転居を伴う転勤の場合は、最大で家賃の半額を会社が負担してくれます。

 

昇給は4月に年1回ですが、昇格試験に合格しないと昇給は難しいです。

 

ボーナスは7月と12月の年2回です。

参考:パナソニック「募集要項

 

ちなみに、「転職して給料を上げたい!」という人は、

転職で給料が上がるケース8選【特に20代後半は上がりやすい】も読んでみてください(^^)

転職で給料が上がるケース8選【特に20代後半は上がりやすい】

パナソニックの会社概要

パナソニックの会社概要

パナソニックの会社概要をご紹介します。

パナソニックは1918年に「松下電気器具製作所」としてスタートしました。

 

創業者の松下幸之助氏が、街を走る路面電車を見て「これから電気の時代がくる!」と考えて創業。

自宅の借家でソケットを作り売って歩いたそうです。

 

最初に製品化した商品はアタッチメントプラグで、品質が良く値段も安かったためよく売れたことをきっかけに事業を大きくしていきました。

 

1929年の世界恐慌の際も「従業員を1人も解雇しない」と宣言し貫き通しました。

 

従業員を大切するパナソニックの社風は、創業者の松下幸之助氏の信念が受け継がれています。

 

日本の高度経済成長期の「三種の神器」と言われた家電、テレビ・洗濯機・冷蔵庫を日本の住宅に普及させたのも大きな功績でしょう。

 

平成21年には三洋電機を子会社にしています。

 

パナソニックの会社概要は、

  • 本社所在地:大阪府門真市大字門真1006番地
  • 資本金:2587億円
  • 設立:1935年
  • パナソニックグループ会社数:592社

で、グループ会社には三洋電機やパナソニックホームズ(旧パナホーム)などがあります。

 

パナソニックは家電や電子機器、車載カメラ、住宅設備など多様なジャンルの製品を取り扱っており、総合エレクトロニクスメーカーとして現在も様々なチャレンジを続けています。

 

ちなみに、白物家電では国内トップの企業です。

 

また、パナソニックはカンパニー体制をとっており、

  • アプライアンス社(家電事業など)
  • エコソリューションズ社(資材・建材)
  • コネクティッドソリューションズ社(流通・物流など)
  • オートモーティブ社(自動車関連)
  • インダストリアルソリューションズ社(電子部品など)
  • 中国・北東アジア社
  • US社

がありますが、すべて独立採算です。

 

独立採算ということは、基本的には親会社の助けを得ず各社でビジネスをしている状態です。

参考:パナソニック「会社概要」「社史

経営理念

パナソニックのブランドスローガンは「A Better Life, A Better World」ですが、これは創業者の松下幸之助氏の考えた経営理念(綱領)を現代風に表現しなおしたものです。

 

松下幸之助氏の経営理念(綱領)をご紹介します。

綱領

産業人たるの本分に徹し社会生活の改善と向上を図り

世界文化の進展に寄与せんことを期す

引用元:パナソニック「ブランドスローガン・経営理念

経営理念はパナソニックにおいてとても大切なものですし、採用面接で聞かれる可能性もあるので覚えておきましょう。

業績・売上

パナソニックの近年の業績・売上の推移をご紹介します。

年度 売上高 経常利益 純利益
平成25年 4兆846億600万円 1451億5800万円 -259億4100万円
平成26年 3兆8524億1900万円 1902億4000万円 82億8200万円
平成27年 3兆7822億7900万円 2137億6100万円 37億1400万円
平成28年 3兆6552億3300万円 2476億5100万円 4434億1600万円
平成29年 4兆560億8300万円 3210億2300万円 1740億1100万円
平成30年 4兆2552億1500万円 1652億1000万円 1390億9800万円
令和元年 4兆588億2200万円 1373億3200万円 1555億2800万円

参考:パナソニック「有価証券報告書

 

平成26年に純利益がマイナスになっていますが、平成25年に大型の設備投資をしたことが理由です。

 

売上が高いままですし、高い利益率を維持しているので、経営は安定しています。

 

各事業ごとの売上と売上比率も見てみましょう。

事業 売上 売上比率
アプライアンス 2兆5884億円 32%
エコソリューションズ 1兆6235億円 23%
コネクティッドソリューションズ 1兆1193億円 13%
オートモーティブ&インダストリアルソリューションズ 2兆8035億円 32%

家電事業に偏らず、バランスの良い経営をしている優良企業です。

 

パナソニックホームズ(旧パナホーム)の売上も伸びています。

住宅ローン減税や消費税増税の影響も大きいでしょう。

 

パナソニックは家電の技術開発レベルがとにかく高く、インターネットにつながる家電の開発で業界をリードしています。

 

また、パナソニックはグローバル展開もしています。

世界の各地域の売上と売上比率も見てみましょう。

地域 売上 売上比率
日本 3兆7241億円 47%
アメリカ 1兆3683億円 17%
ヨーロッパ 8210億円 10%
アジア 1兆871億円 14%
中国 9817億円 12%

パナソニックの売上は半分以上が海外のため、グローバル展開に成功しています。

参考:パナソニック「アニュアルレポート(統合報告書)

事業内容

パナソニックの事業内容は大きく分けて、

  • 家電事業
  • 住宅事業(パナソニックホームズ)
  • 車関連の事業
  • B2B

などです。

 

パナソニックの冷蔵庫や掃除機、美容機器など家電製品はイメージしやすいですよね(^^)

 

しかし、パナソニックは家電だけでなく幅広い分野に挑戦しています。

 

車関連の事業では完全自動運転の電気自動車を開発しており、早ければ2021年に実用化されるそうですよ!

車載用の電池ではトップシェアです。

パナソニックの強み

パナソニックの強みはなんと言っても技術力です。

パナソニックの電池は、世界一長持ちする単3形アルカリ乾電池としてギネス世界記録にも認定されました。

 

日本だけでなく、世界でもトップクラスの技術力を誇り、近年ではIoTなどを活用した製品が多く開発・販売されています。

 

たとえば、

  • 冷蔵庫の中にあるものからレシピの提案をしてくれる
  • 外出先でスマホから家のエアコンを操作できる
  • 離れた場所からスマホを使ってデジタルカメラの撮影操作ができる

などです。

 

また、大手コンビニチェーンのローソンと無人レジを共同開発しており、ファミリーマートとは協業で無人レジ店舗をオープンしました。

 

まだ実験段階ではありますが、今後もしかしたら全国展開していくかもしれませんね(^^)

従業員数・平均年齢・平均勤続年数の推移

パナソニックの近年の従業員数・平均年齢・平均勤続年数の推移をご紹介します。

年度 従業員数 平均年齢 平均勤続年数
2012年 57597人 44.5歳 22.6年
2013年 57761人 44.9歳 22.9年
2014年 51308人 45.3歳 23.3年
2015年 55937人 45.6歳 23.3年
2016年 57484人 45.3歳 22.8年
2017年 61311人 45.6歳 22.9年
2018年 62031人 45.6歳 22.8年
2019年 60455人 45.7歳 22.7年

従業員数・平均年齢・平均勤続年数ともに堅調に推移していますね。

 

また、前述のとおりパナソニックではカンパニー体制をとっています。

各カンパニー別の従業員数は下記のとおりです。

カンパニー 従業員数
アプライアンス 13178人
エコソリューションズ 12846人
コネクティッドソリューションズ 9711人
オートモーティブ&インダストリアルソリューションズ 21771人
その他 1396人
全社共通 2409人

参考:パナソニック「有価証券報告書

 

また、パナソニックはグローバル企業なので、世界各地の従業員比率もご紹介します。

日本 38%
アメリカ 11%
ヨーロッパ 8%
アジア 22%
中国 21%

参考:パナソニック「サスティナビリティデータブック

 

日本以外ではアジアや中国の従業員数が多いです。

グローバル企業なので、海外転勤の可能性もあるでしょう。

 

男女別の平均年齢と平均勤続年数もご紹介します。

性別 平均年齢 平均勤続年数
男性 45.8歳 23.3年
女性 43.2歳 20.1年

参考:就職四季報

 

終身雇用制度をつくったパナソニックだけあり、勤続年数の長さはさすがですね(^^)

 

ちなみに、「優良企業の見分け方を知りたい!」という人は、

優良企業の見分け方14選【採用されるコツも紹介】にまとめているので、読んでみてください(^^)

優良企業の見分け方14選【採用されるコツも紹介】

 

※また、本気で企業分析するなら、就職四季報は買っておきましょうね。

福利厚生

パナソニックの福利厚生制度をご紹介します。

  • 各種保険完備(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険)
  • 持株制度
  • 財形貯蓄制度
  • 企業年金制度
  • 独身寮・社宅
  • 労働組合
  • 保養施設
  • カフェテリアプラン

などがあります。

 

さすが大手企業だけあって、福利厚生や諸手当が充実していますね(^^)

 

そもそも日本の企業に「福利厚生」という仕組みを作ったのは松下幸之助氏と言われています。

 

本当に社員を大切にする企業ですね(^^)

パナソニックの新卒採用の就職難易度

パナソニックの新卒採用の就職難易度

パナソニックの新卒採用の就職難易度は高めです。

超大手企業でネームバリューもあり、安定しているため応募者が殺到します。

 

パナソニックでは採用倍率は公開していませんが、高倍率であることが予測されます。

採用大学からみる就職難易度

パナソニックの採用大学は、

  • 東京大学
  • 東京工業大学
  • 一橋大学
  • 早稲田大学
  • 慶応義塾大学
  • 明治大学
  • 上智大学
  • 中央大学
  • 立教大学
  • 青山学院大学
  • 名古屋大学
  • 京都大学
  • 同志社大学
  • 立命館大学
  • 大阪大学
  • 関西大学
  • 神戸大学
  • 北海道大学
  • 東北大学
  • 電通大学
  • 横浜国立大学
  • 京都工芸繊維大学
  • 関西学院大学
  • 広島大学
  • 九州大学

などです。

 

難関大学が多いため、採用大学からみる就職難易度は高めです。

 

採用人数は例年300~600名くらいなので募集枠は多いのですが、応募者が殺到するので採用倍率は高いです。

新卒採用の募集職種からみる就職難易度

パナソニックの新卒採用の募集職種は、

  1. 事務系職種
  2. 技術系職種

に分けられます。

 

①の事務系職種は、

  • 営業・マーケティング
  • 経理
  • 人事
  • 法務
  • 知的財産
  • 調達
  • 広報・宣伝
  • ロジスティクス
  • 生産管理
  • カスタマーサービス

などです。

 

②の技術系職種は、

  • 研究開発
  • 設計開発
  • 生産技術
  • SE・技術営業
  • 知財
  • 情報システム
  • 調達
  • 品質管理

などです。

参考:パナソニック「新卒採用 募集要項

 

事務系職種は文系中心、技術系職種は理系中心の採用です。

電機メーカーでは理系は採用倍率が低く、文系は採用倍率が高いです。

 

文系でパナソニックを目指す人は就職難易度が高いといえます。

インターンシップ

パナソニックのインターンシップ情報をご紹介します。

 

パナソニックのインターンは、

  1. OJTタイプ
  2. ワークショップタイプ

の2種類から選択することができます。

 

①のOJTタイプインターンは、

  1. オリエンテーション
  2. 職場実地研修
  3. 成果報告会

の流れでおこなわれます。

 

実際に職場体験ができるプログラムなので、社内の雰囲気や仕事内容を知ることができますね(^^)

 

募集人数は250名以上で、様々な職種から選択することができます。

 

②のワークショップタイプインターンは、

  1. オリエンテーション、社会人基礎力研修
  2. ワークショップ
  3. 成果報告会

といった内容で実施されます。

 

ワークショップタイプのインターンは募集人数が50名と少ないので、気になる人はこまめに情報をチェックしておきましょう!

参考:パナソニック「インターンシップ情報

新卒採用の選考フローからみる就職難易度

パナソニックの新卒採用の選考フローは、事務系職種と技術系職種で違います。

 

事務系職種の選考フローは、

  1. エントリーシート提出
  2. 適性検査(SPI)
  3. 書類選考
  4. 一次面接
  5. 二次面接
  6. 最終面接
  7. 内々定

となっています。

 

技術系職種の選考フローは、

  1. エントリーシート提出
  2. 適性検査(SPI)
  3. 書類選考
  4. 一次面接
  5. 技術面接
  6. 人事面接
  7. 内々定

となっています。

 

いずれも面接が多いのが特徴です。

パナソニックは人を大切にする会社ですので、人物重視の採用のようです。

 

応募者が多いため、面接でのミスは命とりです。

内定までの道のりが遠いため、選考フローからみる就職難易度は高いといえます。

 

やはりパナソニックは簡単に入社できる会社ではなく、それだけ優良企業ということです。

参考:パナソニック「選考プロセス

採用面接で聞かれること

パナソニックの採用面接で聞かれる可能性のある質問をまとめました。

  • 志望動機
  • 希望の部署
  • パナソニックのイメージ
  • どんな企業研究をしてきたか?
  • 学生時代に頑張ったこと
  • どんな研究をしているのかわかりやすく説明してください
  • パナソニックに入社したらどんなことをしたいか?
  • 将来どんな人になりたいか?
  • 他社の選考状況とパナソニックの志望順位

などです。

 

志望動機はもちろん、どれだけ企業研究をしているか?パナソニックという会社を理解しているかが見られます。

求める人材

パナソニックが求める人材は、

  • 大きな夢と志を持っている人
  • チャレンジ精神がある人
  • 独自の強みを持っている人
  • 変化をおそれない人
  • グローバル志向の人

です。

 

日本だけでなく、世界で活躍できる人材が求められています。

求められるレベルは高いです。

 

ちなみに、あなたがパナソニックに向いてるかも大切ですが、あなた自身がどんな仕事に向いてるかも知っておきましょう。

自己分析にもなるからです。

 

考える男性

自分に向いてる仕事って、なんだろう?

という人は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】を読んでみてください。

 

タイプ別に向いてる仕事を解説しています。

あなたの天職がわかるかもしれませんよ(^^)

自分に向いてる仕事がわからない人におすすめの適職診断|40タイプ別の転職先

パナソニックの中途採用の就職難易度

握手

パナソニックの中途採用の就職難易度も高いです。

 

パナソニックが求めている中途採用人材はレベルの高い即戦力人材です。

  • 高い業務スキル
  • 英語力
  • 学歴

が必要なだけでなく、中途採用で転職するには運も必要でしょう。

 

当然、転職回数は少ない方が良いです。

 

中途採用の応募者も多いので心してかかりましょう。

中途採用の募集職種からみる就職難易度

パナソニックの中途採用の募集職種は、

  1. エンジニア系職種
  2. スタッフ系・営業系職種

に分けられます。

 

①のエンジニア系職種は、

  • 研究開発
  • 回路設計
  • 制御設計
  • 生産技術・プロセス開発
  • 半導体設計
  • 機械・機構設計
  • 材料開発・材料プロセス開発
  • 組込みソフト設計
  • 社内SE・情報システム
  • システムエンジニア
  • 品質管理
  • 品質保証
  • 生産管理
  • セールスエンジニア
  • サービスエンジニア
  • FAE

などです。

 

②のスタッフ系・営業系職種は、

  • 海外営業・マーケティング
  • 国内営業・マーケティング
  • セールスエンジニア
  • サービスエンジニア
  • FAE
  • 経営企画・事業企画
  • 経理
  • 財務
  • 法務
  • 知財
  • 人事
  • 広報・宣伝
  • 企画・マーケティング
  • デザイン
  • 購買
  • 物流
  • 生産管理

などです。

参考:パナソニック「キャリア採用 募集職種

 

いずれの職種も前職まででかなりの実務経験が必要です。

海外営業は当然英語ができなければいけません。

 

きちんとスキルを積んできた人しか採用されない厳しい中途採用です。

中途採用の選考フローからみる就職難易度

パナソニックの中途採用の選考フローは、

  1. 書類選考
  2. 一次面接
  3. 二次面接
  4. 内定

となっています。

 

中途採用は面接1回の企業も多い中、2回の面接があります。

パナソニックが人物重視の採用をしていることがわかります。

 

中途採用ではありますが、きちんと面接対策していきましょう。

内定までの道のりが遠めなため、選考フローからみる就職難易度は高めといえます。

研修制度

研修

パナソニックでは研修制度も充実しています。

 

代表的な研修は、

  • 新人研修
  • 販売実習事前教育
  • キャリア採用導入教育
  • 機械設備安全基準講習会
  • 安全衛生担当者研修

などです。

 

創業者の松下幸之助氏の言葉「松下は人を作る会社です」を今でも実践しており、人材教育に熱心な会社です。

長期間で人材育成する考えです。

評価制度

チェック

前述のとおり、昇格試験に合格しないと昇格・昇給は難しいです。

 

昇格試験に合格できないと給料や役職が上がらないばかりか、後輩に追い抜かれることもあります。

 

また、年間の目標を上司と決めて、達成度合いで評価されます。

評価は5段階評価です。

休日・休暇

旅

パナソニックの休日は土日祝です。

 

休暇は、

  • 年末年始休暇
  • 夏季休暇
  • 有給休暇
  • 慶弔休暇
  • 節目休暇
  • 出産休暇
  • 家族の看護・介護休暇
  • 子供の行事参加の休暇
  • 不妊治療の休暇(年5日)

などがあります。

 

家族の検診に付き添う場合に休みの時間をもらうこともできます。

家庭をもっても安心して働けますね。

 

年間平均の有給休暇取得日数は15.7日です。

 

パナソニックの年間休日は126日で、国内の企業の中でもかなり休日は多い方です。

よほどのことがないと休日出勤もありません。

 

連休や長期休暇も取得しやすく、休みに関しては満足している社員さんが多いようですね(^^)

ワークライフバランス

パナソニックではワークライフバランス向上のために、

  • ノー残業デー
  • フレックスタイム制度
  • 時短勤務制度
  • 在宅勤務制度

などの制度があります。

 

基本的に20時以降の残業は禁止です。

 

働きやすい環境はきちんと整っています。

キャリアアップ

飛行機

パナソニックでは複数のキャリアアッププランを用意しています。

  • 社内公募制度
  • グループ内FA制度
  • 海外研修
  • 留学制度

などがあり、自分の理想のキャリアプランを描けるチャンスがあります。

 

年に数回上司と面談してキャリアの相談もできます。

パナソニックの評判や口コミ

パナソニックの評判や口コミ

パナソニックの評判や口コミをご紹介します。

実際に働いている人の声を参考にしました。

 

就職・転職の参考にしてください(^^)

※もっと細かい評判・口コミは転職会議でわかりますよ。

圧倒的な知名度

パナソニックは日本だけでなく世界的にも名前が知られている大企業です。

 

グローバル企業としても有名なのは素晴らしいですね(^^)

経営理念を大切にしている

パナソニックの社員さんは、創業者の松下幸之助さんがつくった経営理念を非常に大切にしています。

新人研修では経営理念の研修もあります。

 

社員さんたちが経営理念を共有しているためチームワークが良く、新しいチャレンジにも積極的です(^^)

技術力が高い

パナソニックには優秀なエンジニアが多く技術力が高いです!

人々の役に立つ製品をつくるために、研究開発に関して妥協はしません。

 

一緒に働いていて尊敬できる先輩・上司が多くて良いという声もありました!(^o^)!

明るい雰囲気の社風

大阪が本社の企業なので、関西出身の社員さんが多いです。

 

社内も明るい雰囲気で、人当たりの良い社員さんがたくさんいるみたいですよ(^^)

実力主義

学閥はなく若手でも仕事を任せてもらえます。

結果を出せばきちんと評価してもらえるのはやりがいがありますね(^^)

 

以前は年功序列でしたが実力主義が導入されているため、若手にもチャンスがあります。

学閥はなくフェアな評価

歴史ある企業で有名大学出身者が多いですが、学閥などはなくフェアな評価です。

 

大学名ではなく入社後の仕事ぶりで評価してくれます。

海外でも活躍できる

パナソニックは欧米、東南アジア、インド、中国、中東、アフリカなどの国と地域で事業展開しています。

 

そのためグローバル採用に積極的です。

海外で働きたい人にとってチャンスが多い環境といえるでしょう(*^^*)

女性も働きやすい

部署によって異なりますが、産休・育休や時短勤務制度などが整っているので、小さな子どもがいる女性でも働きやすいです。

 

仕事では男女関係なく評価してくれるため、上昇志向のある女性にとってもやりがいのある職場環境といえます(^^)

まじめな社員が多い

パナソニックは歴史ある企業で、まじめで優秀なエンジニアタイプが多い企業です。

 

後輩の面倒見が良い先輩が多いのも特徴です。

残業は以前より減った

これも配属先や部署によって異なりますが、以前より残業は少なくなったそうです。

現在の月の残業時間は30時間くらいです。

 

勤務体系も多様化しており、休日出勤や過度な残業は減りました。

もちろん勤怠管理はしっかりしており、サービス残業はありません。

ブラック企業ではない

パナソニックは給料の高さ、安定性、ワークライフバランスの良さ、休日の多さ、福利厚生の内容などから見て、明らかなホワイト企業です。

 

一生勤めあげるのにふさわしいでしょう。

 

ただし、その分応募者が殺到するため就職難易度が高くなっています。

 

ちなみに、ホワイト企業の見分け方を知りたい人は、

ホワイト企業の見分け方【35のチェックポイントを公開】を読んでみてください。

ホワイト企業の見分け方【35のチェックポイントを公開】

まとめ

電球

パナソニックの年収は電機メーカー業界トップクラスです。

終身雇用で長期で安定して稼げるため、人気の就職先です。

 

ただし、新卒も中途採用も応募者が殺到するため就職難易度は高いです。

 

エントリーシート、履歴書・職務経歴書などの書類対策と、面接練習をしっかりして臨みましょう。

 

福利厚生、休暇制度、研修制度、ワークライフバランスどれをとってもホワイト優良企業です。

 

創業者の松下幸之助氏の経営理念は、100年たった今でも生き続けています。

 

パナソニックは今後も成長し続けていくでしょう。

 

また、パナソニックに限らず、あなたに向いてる仕事への就職も検討しましょう。

向いてる仕事は、下記の好循環が起きるから。

  1. 仕事ができてしまう
  2. 上司にほめられる
  3. ほめられて嬉しいから、もっと頑張る
  4. もっと頑張るからもっと成果が出る
  5. 自信がついて、人生が楽しい

 

あなたに向いてる仕事は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】を読むと一発でわかります。

念のため、パナソニック以外の就職先も考えてみて、後悔のない就職をしましょう。

 

あなたの就職・転職の参考になればうれしいです(^^)