
離職率が高い業界と低い業界を知りたいな。
そして、絶対に高い業界には就職したくない。
離職率が低い業界で安定して働きたい。
こういった疑問や要望に応える記事です。
本記事から得られる結果は下記のとおり。
- 離職率が高い業界がわかる
- 離職率が低い業界がわかる
- ブラック企業を見分ける方法がわかる
- 長く続けられる、あなたに向いてる仕事がわかる
僕、佐藤誠一はこのサイトや他の転職系サイトで、3000人以上の転職相談にのってきました。
※全国職業相談センターというサイトで、相談対応もしていました。

離職率が高い業界ってどこですか?
という質問はかなり多かったです。
この記事では、厚生労働省のデータをもとに、
- 離職率が高い業界
- 離職率が低い業界
を解説します。
また、うっかりブラック企業に就職しないコツもまとめてます。
就活の参考にしてみてください。
目次
離職率が高い業界TOP5【理由も解説】
離職率が高い業界TOP5は、下記の5つです。
- 1位:宿泊・飲食業【26.9%】
- 2位:サービス業・娯楽業【23.9%】
- 3位:その他サービス業【19.9%】
- 4位:教育業界【16.6%】
- 5位:医療・福祉【15.5%】
厚生労働省のデータを見れば明らかですね。
出典:厚生労働省「平成30年雇用動向調査結果の概要」
あなたが長く安定して働けるためにも、離職率が高い業界は避けましょう。
各業界が、なぜ離職率が高いのかを解説します。
1位:宿泊・飲食業【26.9%】
理由はかなり忙しい割に給料が低いから。
例えば、旅館の仕事は朝早くから夜遅くまで続きます。
IT業界と比較してみましょう。
平均年収 | 月の労働時間 | 時給換算 | |
宿泊業 | 361万円 | 179時間 | 1680円 |
飲食業 | 379万円 | 186時間 | 1700円 |
IT業界 | 659万円 | 158時間 | 3475円 |
参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
なかなかきついですよね。
離職率が高いのもうなづけるかと。
2位:サービス業・娯楽業【23.9%】
理由は、長時間労働の割に儲からないから。
サービス業と娯楽業の仕事内容は、下記のとおり。
- サービス業:美容師、エステ、家事代行など
- 娯楽業:パチンコ、テーマパークスタッフなど
またIT業界と比較してみましょう。
平均年収 | 月の労働時間 | 時給換算 | |
サービス業 | 323万円 | 177時間 | 1520円 |
娯楽業 | 430万円 | 167時間 | 2145円 |
IT業界 | 659万円 | 158時間 | 3475円 |
参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」
サービス業はクレーマーも多いので、辛いところです。
3位:その他サービス業【19.9%】
「その他サービス業」とは、2位のサービス業以外のサービス業です。
辞める理由や給料はほぼ一緒。
結論、サービス業はあまりおすすめしません。
4位:教育業界【16.6%】
理由は下記の3つ。
- 責任が重すぎる
- 長時間労働
- 給料が低い
具体的な職業は下記があります。
- 学校の先生
- 塾講師
例えば学校の先生は、
- 土日も部活で出勤
- 生徒の心のケア
- 保護者からのクレーム
などに挟まれて、月給20万円台とかが普通。
そもそも、子供が減ってる時代なので将来性も不安です。
5位:医療・福祉【15.5%】
理由は、給料の割に責任が重すぎるから。
人の命を預かる仕事なのに、並みの給料しかもらえません。
排泄物の処理とかもあるので、きつい人もいるかなと。
夜勤もあるので、体調を崩しやすいのもリスクです。
離職率が低い業界TOP5【理由も解説】
反対に、離職率が低い業界TOP5は下記の5つ。
- 1位:建設業【9.2%】
- 2位:複合サービス業【9.3%】
- 3位:製造業【9.4%】
- 4位:研究職【10.1%】
- 5位:運輸業【10.5%】
理由も合わせて解説します。
1位:建設業【9.2%】
最初にいっておきますが、建設業界はけっこう忙しいです。
下記のような現場・会社が多いので。
- 朝7時出勤
- 週休1日
2位:複合サービス業【9.3%】
複合サービス業とは、協同組合とかのことです。
例えば、下記のようなやつです。
- 生活協同組合(coop)
- 農業協同組合(JA)
- 信用金庫
離職率が低い理由は、安定してるからです。
3位:製造業【9.4%】
理由は安定してるから。
なんだかんだいっても、日本の製造業は強いですね。
特に、下記のようなメーカーは今でも安定してます。
- トヨタ
- ホンダ
- デンソー
- パナソニック
- カゴメ
日本を代表する人気の製造業は、下記の記事にもまとめてます。
4位:研究職【10.1%】
研究職も離職率が低いですね。
もともと、研究が好きな人しか就職しないので。
理系のエリートをイメージすればわかるかと。
ただし、就職すること自体が難しいです。
5位:運輸業【10.5%】
運輸業の離職率が低いのは、安定してるから。
インフラ系は安定するんですよね。
例えば、下記のような会社のことです。
- JR
- JAL
- ANA
給料も良いので、あんまり辞める人はいないです。
運輸業で代表的な企業は、下記にまとめてます。
離職率が高い業界はブラックが多い【避けましょう】
離職率が高い理由の1つは、ブラックだからです。
なので、ブラック企業を避けることができれば、離職率は低いです。
ブラック企業を見分ける方法は、ホワイト企業の見分け方【35のチェックポイントを公開】にまとめたのでどうぞ。
ホワイト企業を見分ける方法を解説してますが、同時にブラック企業を避けられます。
あなたの身を守るためにも、知っておくべきかと。
【悲報】大手でも離職率が高い会社はある
大手でも離職率が高い会社はたくさんあります。
大手=ホワイトではないので、安易に就職しないように。
ちなみに、中小企業でも離職率が低い優良企業はありますよ。
会社の大きさにこだわりがなく、心地よく仕事をしたいなら優良な中小企業も悪くないです。
詳しくは、離職率が低い中小企業の探し方11選【合う会社に転職する方法も解説】にまとめたのでどうぞ。
【盲点】離職率が低い会社でも人間関係でトラブったら終わり
離職率が低い会社に就職しても、社内の人間関係が悪かったらヤバいです。
人間関係が理由で辞めることになるから。

でも、人間関係って相性だから、入社してみないとわからないでしょ?
と思うかもですが、ある程度なら事前にわかります。
入社前に人間関係を調べる方法は、人間関係良い職場の特徴5選【次こそ良い会社を見つける方法】にまとめたのでどうぞ。
特に、人間関係に自信がない人は読んどいて損はないかと。
離職率が高い業界を避けつつ、安定して長く働く方法【向いてる仕事】

とにかく離職率が低い会社に就職して、安定して長く働きたい
という人は、向いてる仕事を選びましょう。
向いてる仕事は楽しくなるので、長続きするから。
ようは、天職ってやつです。
天職に就職する3つのメリット
- 人から頼られる
- 自信がつく
- 昇給しやすい
結論、仕事が楽しくなります。
人生の8割は仕事なので、人生を楽しみたいなら天職がおすすめ。
あなたに向いてる仕事を知る方法

でも、自分に向いてる仕事なんてわかんないなぁ
という人は、向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】を読んでみてください。
タイプ別に向いてる仕事を明記してるので、あなたに向いてる仕事がすぐわかります。
仕事選びの参考にどうぞ。
まとめ【離職率の高い業界を避けて、天職に就職しよう】
最後に、離職率が高い業界をまとめておきます。
- 1位:宿泊・飲食業【26.9%】
- 2位:サービス業・娯楽業【23.9%】
- 3位:その他サービス業【19.9%】
- 4位:教育業界【16.6%】
- 5位:医療・福祉【15.5%】
また、離職率が低い業界は下記のとおりです。
- 1位:建設業【9.2%】
- 2位:複合サービス業【9.3%】
- 3位:製造業【9.4%】
- 4位:研究職【10.1%】
- 5位:運輸業【10.5%】
また、ブラック企業を避ける方法は、
ホワイト企業の見分け方【35のチェックポイントを公開】にまとめてます。
そして、あなたの天職を知りたいなら、
向いてる仕事がわからない人へ【19タイプ別の向いてる仕事一覧】をどうぞ。
また、離職率が高い業界がわかりやすいYoutubeがあるので、参考にどうぞ。
あなたの就活の参考になればうれしいです!