
フリーターが公務員になる方法を知りたいな。
そろそろ安定した仕事に就職したい。
フリーターが公務員試験を受けるのは不利なのかな…?
そもそも不利なら、公務員を目指さないほうがいいかな?
あと、公務員になるデメリットも知っておきたい。
こういった疑問や不安に応える記事です。
本記事でわかることは下記のとおり。
- フリーターが公務員になる方法がわかる
- 公務員になるメリットとデメリットがわかる
- 安定した人生にするなら手に職をつけよう
僕、佐藤誠一は元公務員です。
結論、フリーターでも公務員になることは可能です。
事実、僕が通っていた公務員予備校にはフリーターの人が多く、ちゃんと採用されてたから。
公務員試験に合格した僕が、「フリーターが公務員になる方法」を解説します。
※ちなみに僕は、5つ受けて4つ受かりました。
ただし、公務員はきつい部分も多い仕事なので、試験勉強を始める前に「本当に公務員を目指すべきか」を慎重に検討してください。
なぜなら、僕はよく調べず公務員になって、ちょっと後悔したから。
安定して稼ぎたいだけなら、公務員以外にも方法はあります。
現在の僕は、在宅フリーランスのWebライターです。
- 家・カフェ・旅行先で仕事
- 休憩も休日も自由
- 起きる時間も寝る時間も自由
- 仕事が安定している
- 年収750万円くらい
って感じでして、簡単にいうと「手に職」をつけて安定しました。
個人的な意見ですが、公務員時代よりは楽です。
この記事を読むことで、あなたも安定して稼げる人生が見えると思うので、最後まで読んでみてください。
目次
フリーターが公務員になる方法【大卒も高卒もOK】
フリーターが公務員になる方法を解説します。
実際に公務員試験に合格したノウハウなので、参考になるかと思います。
フリーターが応募できる公務員の種類
まずは、フリーターで応募できる公務員の種類を確認しましょう。
具体的には下記のとおり。
種類 | 年齢制限 | 国家or地方 | 試験レベル |
高卒区分の一般職(事務) | 高校卒業後2年以内 | 国家 | 高卒程度 |
裁判所の一般職(高卒区分) | 高校卒業後2年未満 | 国家 | 高卒程度 |
自衛官 | 27歳まで | 国家 | 高卒程度 |
刑務官 | 29歳まで | 国家 | 高卒程度 |
皇居護衛官 | 高校卒業後5年未満 | 国家 | 高卒程度 |
入国警備官 | 高校卒業後5年未満 | 国家 | 高卒程度 |
税務職員 | 高校卒業後3年未満 | 国家 | 高卒程度 |
大卒区分の一般職 | 30歳まで | 国家 | 大卒程度 |
裁判所の一般職(大卒区分) | 30歳まで | 国家 | 大卒程度 |
航空管制官 | 30歳まで | 国家 | 大卒程度 |
労働基準監督官 | 30歳まで | 国家 | 大卒程度 |
保護観察官 | 30歳まで | 国家 | 大卒程度 |
法務教官 | 30歳まで | 国家 | 大卒程度 |
地方公務員の初級 | 30歳くらいまで(自治体による) | 地方 | 高卒も大卒もOK |
消防官 | 29歳まで | 地方 | 高卒も大卒もOK |
警察官 | 35歳未満 | 地方 | 高卒も大卒もOK |
警察事務 | 29歳まで | 地方 | 高卒も大卒もOK |
地方公務員については、各自治体から募集が出てるので確認してください。
ちなみに、上記とは別に「社会人経験者採用枠」もありますが、採用倍率がかなり高いです。
民間でバリバリに正社員経験を積んできた人向けの採用枠なので、フリーターだと難関すぎかなと。
上記の表の職種に応募するのが無難です。
公務員試験の内容
公務員になるには、公務員試験に合格しないといけません。
公務員試験の主な内容は下記のとおりです。
- 教養試験
- 論文
- 面接
※応募する公務員の種類によって違うことがあるので、詳しくは確認してください。
民間の就職と大きく違うのは、教養試験と論文があること。
教養試験の内容は下記のとおりです。
- 国語
- 数学
- 理科
- 社会
- 英語
問題のレベルは、公立高校の受験問題よりちょっと難しいくらいです。
教養試験、論文、面接のすべてで合格しないと、公務員にはなれません。
フリーターは公務員試験や面接で不利じゃない【合格できる】

でも、そもそもフリーターって公務員試験に不利じゃないの?
新卒とか正社員と比べられたら不利じゃない?
どんなに頑張っても不利なら、公務員はやめておこうかな…
結論、フリーターだからといって、公務員試験や面接は不利になりません。
フリーターになった理由をポジティブに伝えれば、問題ないから。
具体的なノウハウは下記のとおりです。
- ネガティブな理由もポジティブに変換する
- フリーターになった反省を伝える
1つずつ解説しますね。
ネガティブな理由もポジティブに変換する
ネガティブな理由でフリーターになった人は、ポジティブに変換して伝えましょう。
ポジティブに伝えれば、好印象で採用されやすいから。
例えばこんな感じです。
- やりたい仕事がなかった→アルバイトで様々な仕事を経験してみたかった
- 就活しなかった→やりたいことがあった
- 働きたくなかった→資格の勉強をしていたなど
ポジティブに変換するだけでも、かなり印象が変わります。
フリーターになった反省を伝える
フリーターになった反省を伝えるのも有効です。
反省から学べる人に見えて、好印象だから。
例えば、就活に失敗した人ならこんな感じ。

就活のときは有名企業にこだわり、大手ばかりに応募して就職できませんでした。
企業の知名度ではなく、仕事の内容に目を向けるべきだったと反省しています。
なので、今回は自分に向く仕事を徹底的に研究しました。
その結果、○○の点でこちらの仕事が良いと思い応募しました。
反省を伝えつつ、反省を活かして行動できていて印象が良いですよね。
仕方ない理由でフリーターになったなら問題なし
もし、仕方ない理由でフリーターになった場合は、あまり問題なしです。
あなたは悪くないから。
例えば、下記のような理由なら問題なし。
- セクハラに遭った
- 親の看病をしなければいけなかった
- 海外留学しており就活できなかった
正直に伝えても問題ありません。
最難関は教養試験の勉強【1日8時間は勉強すべし】
公務員試験の最難関は「教養試験」です。
1日8時間の勉強を1年続けないと合格は難しいから。
アルバイトをしながら1日8時間の勉強をするのは、けっこう大変です。
ぶっちゃけ、「勉強時間を確保できるか」が合否を分けます。
もし可能なら、実家に帰って勉強に集中するのもアリだと思います。
フリーターは公務員予備校に通った方がいい
結論、フリーターの人は公務員予備校に通って勉強した方がいいかと。
予備校は合格率が高いからです。
例えば、1日のスケジュールはこんな感じ。
- 昼間:バイト
- 夜:公務員予備校
- 深夜:自宅で勉強
かなりハードですが、こんな生活を1年続けると公務員になれる可能性大です。
公務員予備校は、面接のセリフも一緒に考えてくれるので、1人で挑むよりは合格率が高いです。
フリーターが公務員になるメリットとデメリット

フリーターが公務員になれるのはわかった。
でも、公務員になるメリットとデメリットを知りたい。
デメリットはないと思うけど、もしあれば知っておきたい。
結論、公務員になるメリットとデメリットは下記のとおりです。
メリット | デメリット |
収入が安定する
クビになることは少ない 終身雇用 ローンが通りやすい モテる |
試験勉強が大変
空白期間が長くなってしまう 公務員になれる保証がない 公務員は激務なところもある 公務員は潰しが効かない |
メリットはなんとなくわかると思うので、デメリットを1つずつ解説します。
①試験勉強が大変
前述のとおり、フリーターをしながら公務員試験の勉強をするのは地獄です。
ちなみに、公務員試験の勉強をしてた頃の僕は、20時~4時まで8時間の勉強をしてました。
慢性的な寝不足が続くので、かなり覚悟してください。
②空白期間が長くなってしまう
公務員試験の勉強期間は、最低でも1年は必要だからです。
もし公務員に落ちて民間に転職する場合、「1年勉強して公務員になれなかった人」は印象が悪いですよ…
結論、公務員を目指す=背水の陣で臨まないといけません。
③公務員になれる保証がない
どんなに頑張っても、公務員になれる保証はありません。
何年頑張っても合格できない人もいるから。
例えば、下記だと公務員にはなれないですよ。
- 1日8時間の勉強をサボる
- 勉強のやり方が違う
- 募集が少ない公務員にしか応募しない
仮に5年挑戦して公務員になれないと、5年もブランクが空いてしまいます。
公務員の年齢制限もきてしまうし、民間への就職も困難になります。
なんの後ろ盾もないので、かなり恐いですよ。
④公務員は激務なところもある
公務員の仕事の種類にもよりますが、激務なところもあります。
労働基準法が適用されないから。
僕も公務員時代は毎日3時間くらい残業してましたが、残業代をもらったことはないです。
- 8~20時まで勤務
- 手取り月収10万円
- 年収180万円
って感じでして、時給換算すると400円台でした(爆)
最低賃金を下回ってますが、労働基準法適用外なので違法じゃない感じ。
激務がイヤな人は、「どの公務員を選ぶか」を慎重に検討しましょう。
この辺は、公務員を辞めたい人は辞めて大丈夫【元公務員が語る11の理由】も参考にどうぞ。
⑤公務員は潰しが効かない
公務員は、潰しが効きません。
なぜなら、ビジネススキルが身につかないから。
例えば、40代くらいの公務員が職場の人間関係のトラブルで退職したら、かなり危険。
公務員は民間で通用するビジネススキルが身につかないので、再就職が困難です。
民間は営利目的なので、非営利の公務員スキルはあまり役に立ちません。
「公務員=安定」というのは、あくまで「定年まで勤めたら」の話。
人間関係や体調不良など、定年まで勤められる保証はないので、公務員はけっこう不安定な職業です。
この辺も、公務員を辞めたい人は辞めて大丈夫【元公務員が語る11の理由】を参考にどうぞ。
フリーターが安定を求めるなら手に職をつけよう

う~ん、公務員を目指すかちょっと迷うな…
どうしたら安定して生きていける?
結論、手に職をつけましょう。
手に職をつければ、安定して稼げるから。
手に職がある人は、下記のように有利な人生です。
- 会社が倒産してもすぐ転職できる
- 職場の人間関係が嫌になったら、すぐ転職できる
公務員じゃなくても、普通に安定します。
公務員以外で安定した仕事
結論、下記の仕事が安定してます。
- インフラエンジニア
- プログラマー
- CADオペレーター
- 宅地建物取引士
- 営業
この辺は、下記の記事にまとめたので参考にどうぞ。
【体験談】僕も手に職をつけたら安定した
冒頭でもお伝えしたとおり、現在の僕は在宅フリーランスのWebライターです。
「フリーランス」というと不安定に見えるかもですが、けっこう安定してますよ。
なぜなら、「Webライティング」という手に職があるから。
人が生きていく上で「文章」がなくなることはないので、仕事も収入も安定してます。
ありがたいことですが、仕事の依頼が多すぎて断ってるくらい。
公務員時代と比べたら、かなり幸せです。
※きちんと公務員と比較したので、かなり真実かと。
結論、安定した人生にしたいなら、手に職をつけるのもアリかと。
詳しくは、働きたくない人に向いてる仕事は在宅のフリーランス【本気なら投資家】も参考になると思います。
まとめ【フリーターは公務員になれるけど、デメリットもあるので慎重に】
結論、フリーターから公務員になることは可能です。
もし本気で公務員になりたいなら、さっそく勉強を始めましょう。
公務員試験は1点が合否をわけるので、勉強を始めるなら1日でも早いほうがいいですよ。
解説したとおり、1日8時間の勉強は死守してください。
ただし、公務員は下記のメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
収入が安定する
クビになることは少ない 終身雇用 ローンが通りやすい モテる |
試験勉強が大変
空白期間が長くなってしまう 公務員になれる保証がない 公務員は激務なところもある 公務員は潰しが効かない |
デメリットもあるので注意してください。
参考:公務員を辞めたい人は辞めて大丈夫【元公務員が語る11の理由】
安定した人生にしたいなら、公務員より手に職をつけた方がよかったですよ。
手に職をつけて安定したいなら、フリーターの就職におすすめの職種5選【あなたに向いてる職種も診断】も参考にどうぞ。
あなたの今後の人生の参考になればうれしいです。